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『サラの鍵』公開&監督来日決定

第23回東京国際映画祭 最優秀監督賞/観客賞W受賞!
少女は弟を納戸に隠して鍵をかけた。すぐに戻れると信じてー。
この度、ギャガ配給より、パリでユダヤ人が“ヴェルディヴ(屋内競輪場)”に収容された悲劇を描いた衝撃のベストセラーを映画化した『サラの鍵』が、12月に公開することが決定しました。
第23回東京国際映画祭で監督賞、観客賞をW受賞した本作、本国フランスでは100万人突破目前の大ヒットとなっており、オランダではフランス映画の記録更新、北米リミテッド公開では大作を抑えて、1館あたりの成績でNo.1!という各国で好成績をあげております。
また、本作の監督を務めるジル・パケ=ブレネールが10月11、12日に来日予定となっております。


●10月11日、12日 ジル・パケ=ブレネール監督来日決定!!
ジル・パケ=ブレネールGilles Paquet-Brenner –監督/脚本
フランス人監督、脚本家。1974年、パリ生まれ。
処女作は01年に公開され、批評家からも観客からも注目を浴びたマリオン・コティヤール主演『美しい妹』(未)。
スタジオ・マガジン誌は“生まれついての作家”と称し、プレミア誌は“独創的な映像処理を施した、自己発見を描く重厚な脚本”と述べ、多くの賞を獲得した。
その2年後、大衆を惹きつけた『マルセイユ・ヴァイス』(2003)を発表。10代のころに好きだった映画やTV番組に賛辞を贈ったこのアクションコメディは大ヒットを記録し、5年後に続編が製作された。
3本目の映画『UV-プールサイド-』(2007・未)は、60年代初期のフランス・イタリア映画に影響を受けた息詰まるほどの心理サスペンス。レクスプレス誌やエル誌から称賛を受け、多くの観客を魅了した。
自らドイツ系のユダヤ人祖父が収容所で亡くなったという記憶を持つ、37歳の若手新鋭監督。本作への思い入れは強い。「1995年、フランス国家がユダヤ人迫害に加担していたという事実をシラク大統領が演説で明らかにし、国民は衝撃を受けたんだ。それは一体どのように行われたのか、そのことを深く考えて欲しい。これは現代にも通じる問題なんだ」と語る。
●ストーリー
60年前、パリのユダヤ人迫害事件で連れ去られた少女サラが、私の運命を変えていく…。
今、迷える時代に生きるあなたに手渡したい、過去の悲しみと痛みを、未来の光に変える感動作。
1942年、ナチス占領下のパリで行われたユダヤ人迫害事件。それから60年後、ジャーナリストのジュリアは、アウシュビッツに送られた家族について取材するうちに、収容所から逃亡した少女サラについての秘密を知る。サラが自分の弟を守ろうと、納戸に鍵をかけて弟を隠したこと。そして、そのアパートは現在のジュリアのアパートだったこと。時を越え、明らかになった悲しい真実が、ジュリアの運命を変えていくことになる―――。
原作は、ノーベル平和賞を受賞した中国人作家・ 劉暁波(リュウギョウハ)氏も獄中で読んだ本として話題となった、全世界300万部突破のベストセラー小説。自らもドイツ系ユダヤ人の祖父が収容所で亡くなったという若手新鋭監督ジル・パケ=ブレネール。綿密なリサーチに基づいた緊迫の映像でユダヤ人迫害の真実に迫りながらも、今を生きる私たちの物語として描き切り、誰も観たことのない唯一無二の作品を作り上げた。
監督:ジル・パケ=ブレネール
出演:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、エイダン・クイン
原作:タチアナ・ド・ロネ「サラの鍵」(新潮クレスト・ブックス刊)
原題:Sara’s Key
2010年/フランス映画/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル、ドルビーSR/111分
後援:フランス大使館
協力:ユニフランス・フィルムズ/東京日仏学院
配給:ギャガ
©2010 – Hugo Productions – Studio 37 -TF1 Droits Audiovisuel – France2 Cinema
『サラの鍵』
12月 銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館他全国ロードショー
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