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伝説はこの日に始まった。『ゴジラ』デジタルリマスター版公開

ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版1954年11月3日。伝説はこの日に始まった。『ゴジラ』公開。
観客は映画館に押し寄せ、渋谷・道玄坂の上映館(渋谷東宝)では次回上映を待つ列は駅前の交差点を越え、ハチ公像にまで及んだという。観客動員は961万人。縦横無尽に暴れまわるゴジラの凶暴性。見るもの全ての度肝を抜いた特撮技術。切なさに満ちたラブストーリー。そして痛烈に込められた原水爆反対のメッセージ。
60年の時を経た今年、ハリウッド版『GODZILLA』が製作されるなど、今なお、世界中に影響を与え続けている「ゴジラ」。「色あせないメッセージ」、「時代を超えるストーリー」……。そしてデジタルリマスターによって蘇る映像、音声によって「ゴジラ」は新たな伝説となる。


●ストーリー
ゴジラが翻弄するひとりの女とふたりの男、そして全人類。
1954年、第二次世界大戦終結から復興途上の日本。太平洋沖で謎の船舶遭難事故が相次いだ。古生物学者の山根博士の説によれば、太古の昔から海底深くに生息していた生物が度重なる水爆実験で目覚め、暴れているのだという。その凶暴な怪獣は近海の伝説になぞらえて「ゴジラ」と名付けられた。
やがて、ゴジラは本州に上陸。破壊の限りをつくし、東京を火の海にする。高圧電流攻撃、最新鋭兵器による陸海空からの攻撃にも全くひるまないゴジラ。人類に打つ手はないのか?

ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版

一方、山根博士の可憐な娘・恵美子は父の教え子で天才科学者と評判の芹沢博士と許嫁(いいなずけ)同然といわれる関係であった。しかし、二人の間には次第に距離が生まれ、恵美子は最近では若くてハンサムな尾形とデートを重ねている。
地下室でたった一人、秘密の研究を重ねていた芹沢は、最後の愛の告白のように、自らが行ってきた恐るべき実験の成果を恵美子だけに披露する。彼の思いを受け止める恵美子。
しかし、再び襲撃してきたゴジラの猛威を目の当たりにした恵美子は、苦悩の末、ゴジラ打倒の切り札となりうる芹沢の研究を尾形に打ち明けてしまう。恵美子と尾形からの必死の説得に心を打たれた芹沢は自らの研究成果(オキシジェンデストロイヤー=酸素破壊装置)を手に、人類の存亡と恵美子との関係を賭けた悲しすぎる決断を下す。

ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版

●キャスト・スタッフ
宝田 明 河内桃子 平田昭彦 志村 喬
原作:香山 滋
監督:本多猪四郎
脚本:村田武雄 本多猪四郎
『ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版』
6月7日、全国東宝系ロードショー
TM&©TOHO CO., LTD.
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