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『キラー・インサイド・ミー』原作者、アメリカン・ノワールの帝王:ジム・トンプスンに注目!

この度、映画『キラー・インサイド・ミー』が4月16日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開される運びとなりました。
本作はアメリカを代表するノワール小説の帝王、ジム・トンプスンの「おれの中の殺し屋」を、『マイティ・ハート/愛と絆』のマイケル・ウィンターボトム監督が映像化した衝撃作です。
原作者のジム・トンプスン(1906-1977)は、監獄内で生まれ、職業を転々としながら作家活動をつづけ、42年に初長編を出版。49年に犯罪小説に転じ、その後、ペイパーバック・オリジナルを数々発表。50年代なかば、S・キューブリック監督は「おれの中の殺し屋」を読み、自身の映画製作スタッフとしてトンプスンを招致。著作がすべて絶版の状態で、トンプスンは1977年に死去。死後、ようやく作品の再評価がはじまった稀有な作家です。


映画、『ゲッタウェイ』(1973)、『グリフターズ/詐欺師たち』(1990)等の原作者でもあり、「おれの中の殺し屋」の解説には現代を代表する作家スティーヴン・キングが寄稿しています。
●ストーリー
田舎町の保安官助手ルー・フォードは、物腰が柔らかくて愛想がいいと評判の青年だ。
長年連れ添っている町一番の美人教師エイミーとの恋愛も順調である。しかしある日、取締りの一環で出会った娼婦ジョイスとの激しいセックスが引き金となり、20年間眠っていた悪魔のような衝動が目をさました。
過去の復讐も絡まり、ルーが次々と引き起こす怪事件。思いもよらぬ切り札を用意オた捜査チームに追い詰められるルーの歪曲した自己破壊が今、始まる。
監督:マイケル・ウィンターボトム『マイティ・ハート/愛と絆』、『イン・ディス・ワールド』
キャスト:ケイシー・アフレック『オーシャンズ13』『ジェシー・ジェームズの暗殺』、ケイト・ハドソン『NINE』『あの頃ペニー・レインと』、ジェシカ・アルバ『バレンタインデー』『ファンタスティックフォー』
原作:「おれの中の殺し屋」ジム・トンプスン著 三川基好訳 (扶桑社海外文庫刊)
2010/アメリカ、スウェーデン、イギリス、カナダ/シネマスコープ/ドルビーSRD、DTS/R-15+
(c)Copyright 2010 KIM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
『キラー・インサイド・ミー』
2010年4月16日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開
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