平成30年度富士総合火力演習、本日開催。東富士演習場に轟く爆音と衝撃

毎年この時期に開催される陸上自衛隊による公開演習「富士総合火力演習」（富士総火演）。一度、実際の自衛隊の演習を見てみたいと思っていたのですが、抽選倍率30倍はそう簡単に当たりません。

ところが、今年、縁あって、富士総火演の前週に開催される「富士教導団総合予行」を観覧できることになり、秋の気配漂う御殿場・東富士演習場へ赴きました。

この総合予行は、富士総火演とほぼ同じ内容で開催される演習で、陸上自衛隊の主要装備を紹介する前段と、島嶼部における統合作戦の後段の2段階で行われます。演習後は、登場した装備の展示なども行われ、装甲車や戦車などを間近に見ることができます。

後段演習では自走砲や装甲戦闘車、戦車、対戦車ヘリ、哨戒機などを使用し、情報収集、艦艇からの砲撃、上陸、偵察、障害処理、攻撃といった、島嶼部の奪還に対し、実際に即した形のシナリオを展開。その機動力や緻密な作戦展開に驚かされました。

実弾を使った演習ということで、約3km離れた場所への砲撃や、戦車などが走行しながらの砲撃が目の前で行われ、撃った瞬間伝わってくる空気の振動や衝撃は、低空で破裂する花火大会のそれを上回る、これまで体験したことのないものでした。

さて、ここからは当日撮影した写真をお届けします。連写機能を使った撮影はしない主義なので、タイミングが外れてしまっている写真もありますがご容赦ください。

作戦開始時に行われる通信確保のための電子戦や、ピンポイントにターゲットを捉える射撃、想像以上の速度で走り回る戦車など、映画やアニメなどから想像していたものをはるかに上回る迫力でした。『ひそねとまそたん』で星野が乗っていたF-2は、本日の富士総火演に登場予定ですが、この日は登場せず見ることができませんでした。

富士総合火力演習：http://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/index.html