「お帰り!」に迎えられて感慨もひとしお 『アギト―超能力戦争―』初日舞台挨拶「G6になりたくて骨折隠してました」
25年の時を経てスクリーンに帰ってきた『アギト』。その初日舞台挨拶は満席の観客に迎えられ、熱気がピークに達する。「お帰り!」と迎える来場者と、チームワークを感じさせるキャスト陣のハーモニー。映画『アギト―超能力戦争―』初日舞台挨拶を開催。

日時:4月29日(水・祝)18:05~ ※上映後イベント
会場:新宿バルト9 シアター9
登壇者:要 潤、賀集利樹、ゆうちゃみ、藤田瞳子、山崎 潤、柴田明良、樋口隆則、 田﨑竜太監督
仮面ライダー生誕55周年を記念して制作された映画『アギト―超能力戦争―』が4月29日、ついに公開日を迎え、キャストと田﨑竜太監督が登壇した初日舞台挨拶が新宿バルト9にて実施されました。公開初日は各地で満席となっており、この舞台挨拶もファンで埋め尽くされた中、登壇者が入場します。
登壇後の挨拶ではオリジナルキャストが「ただいま!」と呼びかけると、観客席からは「お帰り!」という温かいレスポンスが返り、公開初日から本作を観ようと駆けつけたファンの熱量、25周年を迎えた『仮面ライダーアギト』への想いが伝わってきます。

●「ただいま!」に応えるファンの「お帰り!」
舞台挨拶は要さんからスタート。「25年振りに氷川誠として帰ってまいりました。映画はいかがだったでしょうか?」と問いかけると大きな拍手が贈られます。要さんは「オリジナルキャストと素敵なゲストを加えて、本作を一生懸命作りました」と言い、本作についてはキャスト側からの逆オファーだったことを明かします。「本当は焼肉屋で2時間カメラ回しますかというような思いだったのに、こうして作品になり、それを待ってくださる皆さんがいて、たくさんの方に支えられました」と語りました。

賀集さんは「沢木哲也、もとい津上翔一として帰ってきました」と軽くボケた後、「皆さんがアギトを好きで、その居場所を守ってくれたおかげで『アギト―超能力戦争―』を作ることができ、初日を迎えられ感謝でいっぱいです」とファンにお礼します。本作はいろいろなものが重なって奇跡的に作ることができたという賀集さんは、仮面ライダー生誕55周年記念作品という冠について「重い責任を背負わされた」と言いつつ「『仮面ライダーアギト』が仮面ライダー30周年記念作としてTVシリーズが始まったので、そういう定めなのだと思っています」と語ります。

仮面ライダーG6・葵るり子役として新たにキャストとして加わったゆうちゃみさんは「このように愛されている作品に新キャラとして携われて光栄です」と挨拶。いつものギャルキャラとは雰囲気の違う白いロングドレス姿が、映画初出演の舞台挨拶への意気込みを感じさせます。

小澤澄子役の藤田さんは「年を取ると涙もろくなってしまう」と語り、「朝からSNSなどを見聞きするたびに涙腺がやばくて、これ以上しゃべると泣いてしまいそう」と言いながら初日を迎えた感激にひたっている様子でした。

「真アギト展 前夜祭」で、作品中ガードチェイサーをガードチーサーと言ってしまい、そのまま放送されたことを告白した尾室隆弘役の柴田さんはこの舞台挨拶でもそういう役回りのようで「『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』のときにここに立たせてもらったことがある」と言うと、すかさず田﨑監督から「ここじゃないよ」とつっこまれます。その『PROJECT G4』の舞台挨拶で田﨑監督が言った「感慨もひとしおです」という言葉を痛感しながら「皆さんに本当に感謝です」と来場者に挨拶しました。

「井上敏樹にいじり倒されております」と切り出した北條透役の山崎さんはこの舞台挨拶でもムードメーカー。「TVシリーズ撮影当時、25年後にこうした作品を作れるとは想像していませんでした。皆さまに満足いただける作品ができあがったと思っています」と自信を覗かせます。

TVシリーズで死んだと思われていた木野薫役の樋口さんは「皆さんの知らない未知の世界からこの世に舞い戻りました」と、いままさに映画でその真相を観た来場者から拍手が起こりました。

TVシリーズのメイン監督を務め、『PROJECT G4』で映画監督としてデビューした田﨑監督は「25年前の30代だった自分に『こんな幸せな未来があるぞ』と言ってやりたい」と語り、「皆さんのこの温かい笑顔、拍手、そして声に包まれて幸せです」と公開初日を迎えた心境を語りました。

●笑いと涙のクランクアップ裏話
クランクイン・クランクアップのときの気持ちを聞かれたオリジナルキャストたち。藤田さんが「私のクランクアップは北條巻きのシーンで……」というと山崎さんがすぐ「そういう名前が付いてるの!?」と突っ込みます。藤田さんはそのシーンで楽しい気分でいたのにクランクアップになってしまって、その落差に涙をこらえていたところ、田﨑監督がうるうるしていたと言い、「それを見て私も感情的になってしまいました」と現場の様子を報告。
「そのときの様子は僕の携帯に入っているので、いつかSNSで公開します」という山崎さんが振ると、藤田さんは「やめて~、消去、消去」と拒む中、柴田さんが「鬼の目にも涙」と発言し、周りから一斉に制止されます。この舞台上のやり取りに、キャスト陣の仲の良さが会場に伝わり、和やかな雰囲気に包まれました。

樋口さんは熊谷でクランクアップを迎えたと語り、「全国一暑い熊谷で、衣裳が真っ黒だったので汗びっしょりだったのですが、下を見たらスーツアクターの人が戦ってて、これは文句言えないと思ったのが思い出です」と厳しい撮影現場について紹介しました。
クランクインがラストシーンだったという柴田さんはここでまたやらかし。「ネタバレしやがった」と山崎さんが突っ込みましたが、上映後ということで来場者には影響はなく、そのシーンで藤田さんにカメラがかぶって隠していたことを暴露。柴田さんは「感極まりすぎるとダメですね」と反省した様子でした。
山崎さんのクランクインは要さん、賀集さん、藤田さん、柴田さんが揃っているシーンだったと言い、「要と賀集が僕のことを見てゲラゲラ腹抱えて笑い始めた」と振り返ります。要さんは「私立探偵と聞いていたのに喫茶店のマスターのようだった。違う台本配られてるのかなと思った」と、その笑った理由を伝えます。

●骨折を隠しても演じたかった仮面ライダーG6
撮影でいちばんたいへんだったことを聞かれると「衣裳合わせの3日前に大きな骨折をして、それを隠しながら撮影に挑んだこと」と答えるゆうちゃみさんは、「骨折してたら映画に出られなくなるかも知れないと不安で、それを隠してでもG6になりたいという気持ちが強かったです」と本作へのオファーに応えた心情を口にします。
重めの捻挫と伝えられた田﨑監督は「G6へのオファーについてゆうちゃみさんはドッキリじゃないかと思ったと言ってるけど、衣裳合わせに松葉杖ついて入ってきたときに、これドッキリじゃないかと思った」と会場の笑いを誘います。ゆうちゃみさんが「骨折したままの撮影で、いろいろな方に支えていただいてがんばりました。今ではいい思い出です」と振り返ると田﨑監督が「撮影に当たっては負担のないよう、吹替の方も使いながらケアしました」とフォローしました。

今回の映画は「仮面ライダークロニクル」の第1作として、タイトルから「仮面ライダー」を外したことについて要さんは「自分が決めたわけではないですが、仮面ライダーという枠にとらわれずに観ていただける作品にしようという意図」と説明しました。
「どうでもいい話をしていいですか?」と問う要さんが、各劇場で「G-7」が人気だったというと田﨑監督が「バルト9はG-7がない。G-3、G-6もない」と該当する席がないことを明かします。すると山崎さんが「V-1は?」と問いかけ、Vの列自体がないと周囲からつっこまれます。

●本作のキーワード「進化」 25年の時間はどんな進化をもたらした?
本作ではキャッチコピーにある通り「進化」が一つのキーワードとして描かれているということで、最近、自身の中で進化したと感じたことを聞かれたキャストたち。要さんは「TVシリーズを撮っていた20歳のころは、朝早く現場に行くのに起きるのがたいへんでしたが、いまは朝早く起きるのも苦ではなく、ぱっと起きてすっと、なんなら余裕を持って現場に行くという、そういうことができるようになりました」といい、「ある意味退化とも言うのですが、そんなに長く寝られないということがあります」と自虐を込めて回答しました。
賀集さんは「TVシリーズのころ携帯電話はあったけどスマホはなく、文字を打つ時にキーボードのタイプでないと打てない。それがフリック入力できるようになりました」と答え、ゆうちゃみさんが「めっちゃ進化です」とスマホネイティブ世代らしく賀集さんをほめます。

そのゆうちゃみさんは「アギトという作品にとても進化させてもらいました。野良ギャルがG6をできると思っていなかったのに、東映やキャストのみなさんに支えられて、野良ギャルでもがんばれば仮面ライダーになれるぞ、やればできると夢とモチベーションを上げてもらいました」と回答し、「進化」をテーマにしたトークをうまくまとめました。

●25年を経て再び盛り上がる『アギト』
初日舞台挨拶の最後は、本作の主役、賀集さんと要さんの挨拶。賀集さんは「この日を迎えるのは本当に皆さんの想いがあったというのがいちばん大きな要素です。そしてこの舞台挨拶で皆さんの前に立ったことで、作品を愛してくれていることをうれしく感じました。ぜひ周囲の方に勧めて、一人でも多くの人に本作を観ていただきたいです。アギト25周年ということで「真アギト展」も開始中です。ぜひ25周年を盛り上げてください」と訴えました。
要さんは「前回の舞台挨拶で100歳まで仮面ライダーをやると言ったので、次回は僕が100歳になる55年後仮面ライダー110周年で(笑) 25年間待っていただいてありがとうございます。我々もがんばりますのでぜひ一緒にがんばっていきましょう」と呼びかけ、舞台挨拶は終了。アギト25周年の熱量は、この日集まった観客の拍手が何より物語っていました。

『アギト―超能力戦争―』
大ヒット公開中
公式X:@agito_movie
©2026「劇場版アギト」製作委員会 ©石森プロ・東映
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