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真のヒーラーはどっちだ!『ヒーラー・ガール』『このヒーラー、めんどくさい』コラボ実現

4月4日から放送開始予定のTVアニメ『ヒーラー・ガール』と、4月10日から放送開始予定のTVアニメ『このヒーラー、めんどくさい』。
両作のエイプリルフールコラボビジュアルと主演対談記事が公開!

このヒーラー、めんどくさい×ヒーラー・ガール

『ヒーラー・ガール』と『このヒーラー、めんどくさい』のコラボは、タイトルに“ヒーラー”の共通点があることと、同じ4月放送の番組であることから実現したコラボ企画で、テイストのまったく違う両作品のスペシャルコラボとなります。

●コラボを記念して礒部花凜さん×大西亜玖璃さんの主演対談記事が公開
――この度、4月から放送となるTVアニメ『このヒーラー、めんどくさい』と『ヒーラー・ガール』が“ヒーラー”繋がりということで、エイプリルフールである4月1日にコラボビジュアルが公開されました。

今回は、そのコラボ記念としまして、両作品でそれぞれ主演を務めておられる、『このヒーラー、めんどくさい』カーラ役の大西亜玖璃さんと、『ヒーラー・ガール』藤井かな役の礒部花凜さんによる対談取材を行わせていただきたいと思います。よろしくお願いします!

礒部さん&大西さん:よろしくお願いします(笑)

――ではまずはじめに、今回のエイプリルフールコラボイラストをご覧になった感想をお聞かせください。

礒部さん:かなが、随分と『このヒーラー、めんどくさい』方に乗せられてしまっているなって(笑)。

大西さん:そうですよね(笑)。

礒部さん:でもかなは、おっちょこちょいというか、ノリよくこういうポーズをやってくれそうな気がします。

――大西さんはいかがですか?

大西さん:本当の意味での癒し対決だったら、カーラは圧倒的に負けると思います。
でもイラストにあるような武術や物理的な対決だったら勝ってしまいそうだなって(笑)。
カーラは主人公のアルヴィン以外とは、仲良くできる子なので、最初はかなちゃんをライバル視して、敵対心をむき出しにしますが、最後には意気投合しそうな気がします。

このヒーラー、めんどくさい

――“ヒーラー対決”というコンセプトのビジュアルですが、意外にもキャラクター性はそこまで外していないんですね(笑)
それではつづいて、それぞれの作品内容を改めて簡単に紹介していただけますでしょうか。

大西さん:『このヒーラー、めんどくさい』は、一言で言うと、ギャグアニメです。
私の演じるカーラと、佐藤拓也さんの演じるアルヴィンの二人が繰り広げる、ポンコツな冒険物語です。

――RPG風というよりは、コメディ作品なんですね。

大西さん:そうですね熱い冒険物語を期待して観られてしまうと、おそらくびっくりされてしまうかもしれません(笑)。
カーラも見た目はすごく可愛らしいのですが、中身はちょっとへんてこりんなところがあり、ヒーラーといっても全然癒しませんし、むしろ心にダメージを与えてしまうような子です。

――『ヒーラー・ガール』はいかがでしょうか。

礒部さん:私たちの方は、正統派のヒーラーですね。

全員:(笑)。

礒部さん:でもRPG的な魔法を使うヒーラーではなくて、“ヒーリング”と呼ばれている、歌で患者を癒す音声医学というものがありまして、それを扱う“ヒーラー”になるために頑張っていく女の子たちを描いています。一言で表すと、歌を通して癒しをお届けする作品です。

ヒーラー・ガール

――礒部さんが参加されている『ヒーラー・ガール』というユニットが「ヒーラー・ガール」のメインキャストなんですよね

礒部さん:はい、約一年前くらいから『ヒーラー・ガール』として主に有名なアニソンのコーラスカバーをしていまして、その4人のメンバー(礒部花凜、熊田茜音、堀内まり菜、吉武千颯)で、アニメもメインキャストを務めさせていただいています。

――そして、今回の取材に際して、事前にお互いの作品をご覧頂きました。
ぜひそちらの感想をお伺いできればと思います。
まずは大西さん、『ヒーラー・ガール』をご覧になってみていかがでしたでしょうか。

大西さん:『ヒーラー・ガール』は、冒頭から男の子のケガを治していて、すごく王道だなって(笑)。
『このヒーラー、めんどくさい』に慣れてしまっていましたけど、これこそがヒーラーだと思いました。
それにセリフを歌うようにミュージカル調に演じていたのが、すごく印象に残りました。
あの歌はどのように収録されたんですか?

礒部さん:セリフっぽい部分はアフレコ現場で歌って録っていました。“ヒーラー”として歌う場面は、別に時間を取って、収録したものですね。

大西さん:わー、そうなんですね。私はそういった歌うようなアフレコ経験がまだなくて、ミュージカルも見に行ったことがないので、とても新鮮でした。
また、女の子たちがみんな可愛くて、私も可愛い女の子が出るアニメが好きなので、本当に癒されたい人は、『ヒーラー・ガール』を観るべきだと思いました!

礒部さん:癒し対決なのに、いいんですか(笑)。

大西さん:はい、こちらの癒しは物理攻撃だと思っていますので(笑)。

ヒーラー・ガール

――作中で気になったキャラクターはいましたか?

大西さん:(矢薙)ソニアちゃんが気になりました。カーラと同じ白髪キャラなんです。
それにちょっとツンデレっぽいところとか似ていて。

礒部さん:白髪キャラって、ツンデレキャラになりやすいんですかね?

大西さん:でもカーラは、ツンはあってもデレはほぼないんです(笑)。
ソニアちゃんはちゃんと可愛いツンデレで、とてもよかったです。

――礒部さんの演じる、かなの印象はいかがでしたか?

大西さん:「可愛い」です! 天真爛漫で、本当に元気で、才能はありつつもちゃんと努力をしていく王道の主人公感がありますよね。完璧な誰もが憧れるヒロインって感じではなく、足りないところは玲美ちゃんや響ちゃんが支えてくれながらも、自分もしっかりと努力して“ヒーラー”になろうとがんばるところがよかったです。
視聴者のみなさんも、かなちゃんの目線に立って感情移入しやすいし、夢を持って頑張っている人は、とても勇気づけられる子だと思います。

――患者を癒す、“ヒーリング”のシーンについてはいかがでしたか?

大西さん:映像と歌が壮大で、視聴者の方も本当に癒されるんじゃないかと思いました。
歌もリアルタイムで歌っているように演出されていたのが印象的で、“ヒーラー”が歌で作り出すイメージ空間もすごかったです。

礒部さん:ありがとうございます! まだ放送前で、感想を直に頂くのが初めてだったので、今とても嬉しいです。

――つづいて礒部さん、『このヒーラー、めんどくさい』のご感想をお聞かせください。

礒部さん:アニメって集中して観たり、気軽なBGM感覚で流したりと、色々な楽しみ方があると思っているんです。
この作品はそんな色々な楽しみ方がある中で、カジュアルな気持ちで、好きなタイミングで観られるタイプの作品だと思いました。内容がすごくわかりやすくて、さっと観ても面白いし、ギャグがおもしろくてずっと飽きずに観られる感じが、とても自分好みでした。

大西さん:ありがとうございます。

礒部さん:実は今回の企画をいただいたときに、こんな同クールに「ヒーラー」被りをして大丈夫かなって心配だったんです。でも観てみたら想像していたものとは全然違ったので、「こういうヒーラーもいるんだ」って、すごく新鮮な気持ちで観られました。

このヒーラー、めんどくさい

――気になった登場人物やおもしろかったギャグはありますか?

礒部さん:モンスターのサイクロプスがお気に入りです。大きいのに優しいところがとてもよくて、可愛いかったです。
ギャグシーンだと、第2話のゴブリンとのやりとりが好きです。
そのシーンでのカーラとゴブリンのやりとりがとてもおもしろくて(笑)。
ぜひ実際に観て笑って欲しいシーンです。そのほかのギャグもおもしろかったんですけど、ずっとボケとツッコミを繰り返していくので、あの独特のテンポをおもしろく演じるのはすごいなって、思いながら観ていました。

大西さん:アフレコは、かなり絵が出来上がった状態で演技できたので、間のとり方はイメージしやすかったところはありますね。

――ギャグアニメだと、アフレコで笑うのを我慢するのは大変なのでしょうか?

大西さん:そうですね。本番前のテストで、アルヴィン役の佐藤拓也さんが、台本にないツッコミをされた時に、思わず笑ってしまって、セリフが言えないなんてことはありました(笑)。

――そんな大西さんが演じる、カーラの印象はいかがでしたか?

礒部さん:可愛いけど、掴みどころのない感じですよね。忖度なく、思ったことを口にするキャラで。
私は「わがままな妹と、それに振り回されつつも優しく面倒を見てくれる兄」という関係がすごく好きで、カーラとアルヴィンは兄弟ではないですけど、それに近い関係値があったので、すごく自分の趣味に刺さりました。

――大西さんはカーラをどのように演じられたのでしょうか。

大西さん:確かに演じる前は、どこか掴みどころがないというか、無表情で毒を吐いているので、どういう気持で演じればいいのかわかりませんでした。
でも、本当に素直に自由に生きているんだと理解できた後は、素直な気持ちで演じるようになりましたね。
それにカーラは見た目がすごく可愛いし、動きがギャグっぽいところも一周まわって愛おしくなってきていて、今ではとても好きなキャラクターです。

――本当に、カーラは動きもおもしろいですよね。エイプリルフールイラストも、まさにこんなポーズ取りそうです。

大西さん:本人はすごくイケてると思ってやっていると思います。そんな自分に自信があるところも好きですね。
エンディングテーマを聞いて頂ければわかるんですが、すごく自己評価が高くて。
そこは自分も見習ったほうがいいかなと思うこともあります。

――続けて、今回の癒し対決ということに絡めて、お二人が癒される瞬間というのを伺えればと思います。

礒部さん:私は、頭のスイッチをオフにすることですね。どんなに忙しいときでも何も考えない時間を作って、自分の好きなことだけをするんです。お風呂にゆっくり入ったり、好きなものを食べたりとか。
その時間がとても癒される瞬間です。

大西さん:すごくわかります。私もよくぼーっとすることがあるので。
欲望のままにポテチやチョコを食べながらアニメを観ています。
それでいうと私は、『ヒーラー・ガール』を観たことが、最近の癒しでしたね。

礒部さん:わー、嬉しいです。私もアニメを観るのが癒しのひとつになっています。

大西さん:さきほども話しましたけど、可愛い女の子が出るアニメが大好きなので、そういう作品を観るとすごく癒されます。
それに『このヒーラー、めんどくさい』を観て、笑うことも、大事な癒しだなって思います。

――笑うことは、体にもいいと聞きますよね。次はオープニング・エンディング主題歌についてです。
2作品とも、おふたりがそれぞれアーティストやキャラクターとして歌われているということで、取材にあたって事前に互いの楽曲を聞いて頂きましたので、そちらの感想を伺えればと思います。
まずは礒部さんからお願いします。

礒部さん:『このヒーラー、めんどくさい』オープニングの「ジェリーフィッシュな君へ」は、「これからアニメが始まるぞ」って、ワクワクする感じがすごいですよね。エンディングの「HERO in Healer」は、想像していたよりも明るい感じで、
「次の話もすぐに観たいな」って気持ちにさせてくれる曲でした。

このヒーラー、めんどくさい

大西さん:確かに両方ハチャメチャな感じの楽曲なんです。オープニングは私名義の曲なんですけど、曲調はとても元気な感じで、歌詞は普通の女の子が恋愛に悩んでいる様子が書かれています。
なのですごく『このヒーラー、めんどくさい』に結びついてる曲というわけではないんですが、歌詞に作品とリンクするような単語も入っているのが、個人的にお気に入りです。
カーラは、ウインクが下手なんですけど、歌詞にも「ウインク」が入っていたりするので、そういったカーラの表情や性格と歌詞がリンクしているところは、聴いていて楽しんでもらえるんじゃないかと思います。エンディングは、カーラとして歌っているので、彼女の気持ちになって、楽しくのびのびと歌わせてもらいました。
内容もカーラが自画自賛する内容を歌っているので、作中よりかはテンション高めに、周りのアルヴィンとキノコのツッコミは全く聞こえていない体で歌っています。

――続けて『ヒーラー・ガール』の楽曲のご感想を伺えればと思います。

大西さん:やっぱり、私たちの作品とは大違いだなって(笑)。第1話のオープニングの流れるタイミングがすごく良くて、そこでぐっと引き込まれる方は多いと思います。

礒部さん:『ヒーラー・ガール』の世界の扉が開いたって感じがしますよね。

大西さん:そうなんです。それに映像も優美で壮大で、空を飛んでいるシーンで服がたなびく感じがすごく綺麗で、とても惹かれました。カーラもオープニングで空を飛んでいるけれど、こんな爽やかな感じではないので(笑)。
エンディングも落ち着いた感じでしっとりしていて、本編の癒し空間と繋がっている印象を受けて、作品の一部として歌が馴染んでいるなって思いました。

礒部さん:オープニングの「Feel You, Heal You」は、先に2nd Albumで「~sêrênité~」というコーラスバージョンで歌わせて頂いていて、ユニットにとって初めてのオリジナル楽曲ということもあって、大切に歌ってきたものなんです。それがアニメバージョンで、オーケストラが入り、アレンジも変わったりと、すごく豪華になっていて、音楽の力をより感じるサウンドになっていると思いました。
収録したときは、大草原の中に立って、風の流れとか、運んでくる匂いをイメージしながら歌ったんですが、それがオープニング映像とすごくリンクしていて、ヒーラーのイメージ空間に入ったような印象を受けました。

ヒーラー・ガール

――ここまで癒し対決ということで、対談頂きましたが、最後にファンのみなさまにメッセージをお願いします。

礒部さん:癒しという言葉には、怪我を治すということだけではなくて、大きなくくりで元気を貰う、前向きな気持ちになる、背中を押してもらうなど、いろんな意味も含まれていると思っています。『ヒーラー・ガール』には、そんな癒しをみなさんに寄り添いながら届けられる作品だと思っています。
なので、「一緒にゆっくり歩こう」くらいの気持ちで、ゆったり暖かく観てもらえれば嬉しいです。

大西さん:今回の企画で『このヒーラー、めんどくさい』を知ってくださった方がいましたら、ありがとうございます。
でも『ヒーラー・ガール』ファンの方が観たらびっくりしてしまうかもしれませんね(笑)。
でもそこは新境地を開いたと思って、カーラたちのギャグを楽しんでもらえればと思います。
本当にいつでもどの話数から観ても気楽に楽しめる作品になっていますので。
笑って癒されたいときや、ちょっとした時間でも楽しんで観てもらえれば嬉しいです。

『ヒーラー・ガール』公式サイト:https://healer-girl.jp/
公式Twitter:@HealerGirlAnime

『このヒーラー、めんどくさい』公式サイト:https://kono-healer-anime.com/
公式Twitter:@kono_healer

©丹念に発酵/KADOKAWA/このヒーラー、めんどくさい製作委員会 ©Healer Girl Project

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