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『この世界の片隅に』再上映、終戦記念日にのん、片渕監督が舞台挨拶

12月に新バージョン『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開されることが決定した映画『この世界の片隅に』。本作のテアトル新宿での再上映に際して舞台挨拶を行われ、次作でも引き続き主人公・すずを演じるのんと、片渕須直監督が登壇しました。

この世界の片隅に

●映画『この世界の片隅に』夏の再上映 舞台挨拶
日付:8月15日(水)
場所:テアトル新宿
登壇:のん(主演声優)、片渕須直(監督)

この世界の片隅に鳴り止まない拍手の中、壇上に登壇した登場した、のんは「久しぶりにテアトルに来られて嬉しいです、今日は宜しくお願いします」と挨拶し、監督も「642日を超えて1日も欠かさず全国で上映を続けていただいて。初めて舞台挨拶をさせていただいたこの会場で、このコンビで舞台挨拶ができて嬉しいです」と、思い入れのあるテアトル新宿という劇場への思いを語りました。

公開時より、いまなおロングランが続いていることに関して監督は、「映画を作っているときは、クラウドファンディングでたくさんの方々に支援をお願いして、出来上がった後も沢山の人が作品を応援してくれて今日に至っていると思っています。お客さんも、マスコミの皆さんも、劇場も、私たちのため上映の場所を与えてくださっているのです。」と語り、のんも「この作品に参加して、これほどまでに長く作品と付き合うことが初めてなのでとても貴重な体験をさせてもらっています。こんなにみなさんに愛されている作品は、世界中どこを見てもこの作品だけなのではないか。と思ってしまうくらいです!」と喜びの表情で語りました。

舞台挨拶が行われた本日8月15日は終戦記念日。
劇中のすずさんが、終戦を知り悔し泣きをするシーンで、のんは「すずさんのリアルな気持ちを表現できるように、スタジオの照明を消して頂いて、真っ暗の中で集中してアフレコをしました。」と、作品の肝になるシーンについての収録秘話を語ります。

終戦記念日である15日に舞台挨拶をしたことに関して、「この映画を作っている最中に、この映画を公開するならやはり8月だよね。というお話をたくさん頂きましたが、すずさんの人生は8月だけでなくその他にも長い日を生きてきています。そのことを皆さんにも伝えたくて、11月の公開になりました。でも8月は終戦記念日や、原爆投下の日があるので、この映画を観てもらって、皆さんのおじいさんやおばあさん、親戚の方たちが、すずさんが生きて来た時代をどのように過ごしていたのかを、重ねて思い浮かべてもらえる機会になったらありがたい。」と、本作に込めた思いを語りました。

「8月15日はポツダム宣言受諾の日で、実際に戦争が終わったのは8月22日の午前0時なんですよ。その間に色々なことがあって、例えばラジオは、もし玉音放送が入らなかったら「民謡の旅」という番組をやっているはずだったんです。戦争中だけど、そういう日常が流れていたのが終戦によって途切れて、ラジオはその後時報とニュースだけになりました。そのあと、一番最初に復活したのが天気予報で、その次がラジオ体操。このように、ラジオの放送をとっても、戦時中に“普通の暮らし”があったことがわかりますよね。」と、ラジオを通して、今と変わらぬ当時の暮らしについて語りました。

のんは、12月に上映する本作の長尺版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の本編アフレコに向けてへの意気込みを聞かれると、「これから付け足していくすずさんのシーンは、大人っぽいすずさんなので、その部分の解釈を自分なりに掘り下げて、監督と密に相談しながら、演じていきたいです!」と次回作への意欲を見せ、終始和やかなムードで舞台挨拶は終了しました。

この世界の片隅に

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
テアトル新宿・ユーロスペースほかにて12月全国公開

(C)2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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