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11/20(木) 映画『悲夢』 キム・ギドク監督、オダギリ ジョー記者会見

映画『悲夢』記者会見
11/20(木)に映画『悲夢』(監督:キム・ギドク、主演:オダギリ ジョー)の記者会見を行いました。以下、出演者のコメントとなります。
映画『悲夢』 記者会見
日時:11/20(木)15:00~16:00
会場:セルリアンタワー東急ホテル 朝霧の間
登壇者:キム・ギドク監督、オダギリ ジョー


オダギリ ジョー(ジン役)
韓国は、一番近い隣の国ではありますが、文化も違い、色々と楽しい経験が勉強になりました。何よりも監督がとてもいい方で、「撮影している時間よりお酒を飲んでいる時間の方が長いんじゃないか!?」というくらい一緒にいました(笑)。親友みたいな監督だと思えるほど、仲良くなりました。人間のドロドロした、惨めさや、残忍さ、人に見せたくない部分をさらけだし、美しく見せる監督はなかなかいないと思います。昔から監督のファンでしたし、作品のテーマが、以前から興味のあった「夢」ということで、「すぐにでも!」という感じで撮影に行きました。恋愛だけではなく、色々な側面もある映画です、ぜひご覧ください。
キム・ギドク監督
オダギリさんはどの作品でも常にエネルギーに溢れる俳優だと思います。非常に関心をもって見守っていた俳優でした。本当に繊細で、きちんとシナリオを把握していて、私が見落としている所まできちんと読んでくれている。セリフのほとんどがオダギリさんの頭に入っていたので、一緒に息を合わせながら撮影を進めて行きました。今作では、愛の限界を描きました。愛は人生よりも優先されるべきものなのか。それとも、ただ美しいだけのものなのか。そして、愛の結末は悲劇しかないのか。そういうことを問いかけたかった。そして、愛を描いていると同時に、人の意識の限界を描きたました。あるシーンに要素が凝縮されていたり、二重構造になっていますが、複雑に考えずに気楽に観て欲しいです。出来れば2回観ていただけると、色々な見方ができると思います。
狂おしいほど切ない、愛しい人に出会う夢
別れた恋人を忘れられない男。
別れた恋人が憎くてたまらない女。
男は夜ごと、夢の中でかつての恋人と再会する。
男の夢に呼応するように、女はかつての恋人と現実のときを過ごす。
そして、男と女は出会った。
襲いくる夢の数々に、必死であらがうふたり。
彼らは悲しい運命を変えるため、静かに、激しい恋に落ちていく。
それがたとえ叶わぬ恋であっても……
主演のオダギリ ジョーにとって海外の監督との初タッグ作品となる『悲夢』は、オダギリが初めて挑んだ本格的な愛の物語。
別れた恋人の夢を見続ける男をオダギリ ジョーが、その男の夢の通りに行動する夢遊病の女を、韓国の実力派女優、イ・ナヨンが熱演。狂おしいほど切ない恋に落ち、運命に翻弄される男女を描いた悲恋劇となっている。
出演:オダギリ ジョー、イ・ナヨン、パク・チア、キム・テヒョン、チャン・ミヒ(特別出演)
脚本・監督:キム・ギドク
プロデューサー:ソン・ミョンチョル
撮影:キム・ギテ
照明:カン・ヨンチャン
録音:イム・デジ
美術:イ・ヒョンジュ
音楽:ジバク
衣装:マ・ヨンヒ
ヘアメイク:ジャンジン
製作:キム・ギドクフィルム
共同製作:スポンジ、スタイルジャム、鈍牛倶楽部
配給:スタイルジャム
宣伝:ミラクルヴォイス
2008/韓国/35mm/93min/アメリカンヴィスタ/ドルビーSRD/カラー/PG-12
©2008 KIM KI DUK FILM All Rights Reserved
『悲夢』
新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷(アミューズCQN改め) ほか
2009年2月初旬 全国ロードショー