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前田敦子登壇『さよなら歌舞伎町』釜山国際映画祭舞台挨拶レポート

染谷将太×前田敦子×監督:廣木隆一×脚本:荒井晴彦
『さよなら歌舞伎町』
前田敦子、イ・ウンウ、廣木隆一監督参加
第19回釜山国際映画祭舞台挨拶・Q&Aイベントレポート

さよなら歌舞伎町


9月14日(日)に終了した第39回トロント国際映画祭のワールドプレミアでも高い評価を得ました話題の映画『さよなら歌舞伎町』(東京テアトル配給:2015年1月24日(土)公開)。
本作はトロント国際映画祭に続きアジア最大級の国際映画祭、第19回釜山国際映画祭(会期:10月2日(木)~10月11日(土))の「アジア映画の窓」部門に出品しました。華々しく映画祭の幕開けを飾った開幕式の司会を俳優の渡辺謙が務めたことでも話題となり10月5日(日)16:30(現地時間:日本同時刻)より行われました舞台挨拶・Q&Aに、主演の染谷将太の相手役で有名ミュージシャンになることを夢見る沙耶を演じた前田敦子とキム・ギドク監督最新作『メビウス』も話題のイ・ウンウ、そして廣木隆一監督が参加しました。
●『さよなら歌舞伎町』第19回釜山国際映画祭舞台挨拶、Q&Aイベントレポート
日時:10月5日(日)
場所:Lotte Cinema Centum 3
出席者:前田敦子、イ・ウンウ、廣木隆一監督
・舞台挨拶コメント
前田敦子:アニョハセヨ。前田敦子です。去年参加した釜山国際映画祭に、今年も来られて嬉しいです。去年上映した映画と全く違う内容なのでそこを是非味わっていって欲しいです。楽しんでいってください。
廣木隆一監督:この映画を釜山映画祭で上映できて嬉しいです。最後まで楽しんでいってください。
この映画はエンドロールクレジットが終わったあとまで観て、はじめて楽しめます。エンドロールが終わっても席を立たないでください。

さよなら歌舞伎町

・Q&Aレポート
アジアプレミアとなる公式上映後にQ&Aを行いました。作品を観て泣いた観客が質問するなど作品への反応は濃く、熱い質問が続きました。Q&Aの後は前田敦子が地元の観客・メディアに囲まれ、サイン責めにあうなど現地の映画ファンから高い評価と人気を得ていることがわかる、大盛り上がりの舞台挨拶・Q&Aとなりました。
Q:前田さん、今回この作品のオファーをもらっていかがでしたか?
前田敦子:廣木監督とはずっと前から一緒に仕事をしたいと思っていました。内容云々の前に、「廣木さんとお仕事をしたい!」という私の強い願望でやらせていただきました。
Q:とても楽しく拝見しました。結婚したけどなかなかうまくいかないというエリート刑事がでてきますが、エリートだけどコミカルな要素交えてキャラクターを描いた理由を教えてください。
廣木監督:つきあっている人がエリート警察で、下から試験を受けどんどん出世しようと野望を持っている彼女が浮気をしているというのが面白いのではないかと思ってこの設定にしました。
さよなら歌舞伎町Q:前田さんは昨年に続いて2回目の釜山国際映画祭参加ですが、去年から1年を経て、どのような変化がありましたか?また、今後どのような女優になっていきたいですか。
前田さん:(昨年参加した)『もらとりあむタマ子』はグループ卒業後一作目で駆け出しの状態でしたが、そこからぺースをつかめたんじゃないかなという想いがすごくありました。そして『Seventh Code セブンス・コード』で黒沢監督、『さよなら歌舞伎町』で廣木監督と仕事をさせていただいて、自分のやりたい道をそういう監督さんたちと出会って、歩けている感じがするので感謝しています。今、満足しております。
Q:映画を拝見していま涙が止まらないのですが、登場するカップルや人物たちが、一般的にはうまくいってない人たちですが愛おしく感じました。そんなふうに描かれたのは理由があったのでしょうか。
監督:僕は人生がうまくいっている人、そういう主人公を描くのはあまり好きではないんです。自分に似てどこかだめなひとたちが僕は好きなんですね。
Q:改めて釜山でのアジアプレミア上映についていかがでしたか。
監督:エンドクレジットが終わったあとも最後まで観てくれてありがとう。
前田さん:こうやって二年連続参加させていただいて嬉しいです。可能ならまた来年も来たいと思います。
『さよなら歌舞伎町』
2015年1月24日(土)、テアトル新宿ほか全国順次公開!
©2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会1