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Vol.197 『タイタンの戦い』

タイタンの戦い観賞映画振り返りコラムの69回目は1981年に観た『タイタンの戦い』。1981年年末に一人で観ました。旧・丸の内ピカデリーだったと記憶しています。
ギリシャ神話をベースにしたペルセウスの物語。ゼウスの血を引くペルセウスが、婚約者であるアンドロメダ姫をクラーケンから救うため、神々の力を借りて様々な冒険を繰り広げます。


この作品のことを書くのに外せないのはやはりレイ・ハリーハウゼンの話ですね。ストップモーションアニメの第一人者として知られるハリーハウゼンはダイナメーションという手法を確立し、役者と人形の動きを合わせた映像は1950年代からの特撮を牽引してきました。この作品と同じくギリシャ神話をもとにしたアルゴ探検隊の話や、シンドバッドの冒険物語などが有名ですね。
そのあたりの作品を映画館で観たことがなかったので、新作が公開されると聞いてぜひ観ておこうと思ったんですよね。まさかその作品が最後の作品となるとは思っていませんでした。今年亡くなられましたが、『パシフィック・リム』のエンドロールで「レイ・ハリーハウゼンに捧ぐ」と記載されていましたね。
この当時はすでに『スター・ウォーズ』の2作目を公開されており、AT-ATスノーウォーカーなどもストップモーションアニメで撮影されていましたが、ハリーハウゼンの影響でその道に入ったフィル・ティペットが担当していました。1970年代後半から始まったSFXブームも、ハリーハウゼンがいたからこそとも言えると思います。
実際の映像についてですが、この作品に登場するペガサス、メデューサ、クラーケンなどの架空の生物たちは非常に生き生きと動いていたと思います。ただ、ぱっと見でストップモーションアニメとわかってしまうので、モーションコントロールカメラによる無機質の物体の動きなどに比べてやはり古くさい感は否めず、特撮技術が発達しても、生物はやはり難しいと感じたのも事実です。この当時はマペットのほうがリアリティがあるななどとも思っていました。
物語自体は、ギリシャ神話のおもしろい部分をうまく組み立ててまとめている感じですかね。ヒーローの冒険物語として無理のない展開で、うまいシナリオだなぁと思いました。また、ローレンス・オリビエがゼウスを演じていたりして、大人が観ても楽しめる作品です。
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