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『利休にたずねよ』市川海老蔵、市川團十郎との競演を語る

市川海老蔵、映画完成と市川團十郎[特別出演]との競演を語る!
中谷美紀が、人間千利休に寄り添い、利休への熱き思いを語る!
『利休にたずねよ』完成報告会見
『利休にたずねよ』(12月7日公開/配給:東映)で稀代の茶人・千利休を演じる市川海老蔵、利休を見守り、寄り添う妻・宗恩を演じる中谷美紀、そして監督の田中光敏が登壇し、完成報告会見を行いました。
マスコミ向けに先行して行われた特別試写会直後の興奮冷めやらぬ中、3人が登場。会見の場で市川團十郎の【特別出演】が発表となりました。海老蔵さんは團十郎さんとの競演を、中谷さんはこの作品への熱い思いを語りました。

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日時:7月10日(月)13:40~
場所:新宿バルト9
登壇者:市川海老蔵、中谷美紀、田中光敏
・本作の話がきた時の感想
市川海老蔵(以下、海老蔵):監督と脚本家がお手紙をくれたんです。「どうしてもこれを海老蔵君にやってもらいたい」と。今まで数々の名優が演じていましたので、僕じゃないだろうと思って丁重にお断りをしたんですけれど、「どうしてもキミがいい」とさらに手紙がきたんですね。それからわざわざ会いにきてくださいまして、そこで「なんで僕なんですか?」と聞いたら「パッションです」とわけのわからないことを言われて(笑)
そこからもう1度会うことになった時に、前向きにいろいろ作品のことを聞いて、お受けすることになりました。
中谷美紀(以下、中谷):10代の頃から「お~いお茶」という商品の広告をやらせて頂いていましたので、女優人生はお茶と共にあったといいますか、お茶と共に歩んできましたので、茶道というものにも興味を持ったんです。それもありこの作品が映画化される前から、何か関わりたいと思っていました。
利休の役が平成の狼藉者の海老蔵さんということで(笑)いろいろな意見があったんですが、私としてはどんな困難なことがあっても、利休の妻を演じてみせる。この作品を良い物にしてみせると思っていました。

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・映画の感想
海老蔵:僕は自分の作品では泣かないし、自分が出ているからって贔屓目で見ないんですが、終った後に泣いたな、涙がでたな。というところは新しいことでした。本を読んだ方、利休や歴史に興味のある方はもちろんなのですが、若い方にも見てもらったら、芸術は普通の人から始まったんだなと、わかってもらえるんじゃないかなと思った部分で、良い映画だと思いました。
・市川團十郎(特別出演)との共演について、
海老蔵:父が武野紹鴎の役を引き受けた時に、家に呼ばれて「出させて頂きます。」と言われたんですね。倅ながら私達は普段から敬語ですし、距離もあり師弟関係でもあるんですが、「今回はあなたが主役です」ということで、そんな言い方をされたんです。
父はシーンとしては3、4シーンなのに、武野紹鴎の資料を山のように積んで、かなりこだわって役作りをして、監督にもこのシーンは利休にこうさせた方がいいというようなことを随分前から言っていました。ただ僕はそうしたくなくて。
今日ご覧いただいた形にしたかった。普段はそういうことを言うと「いいえ、違います」と、父が主張したやり方にしたかったと言うんですけど、今回は体調が悪かったんでしょうね。監督がシーンについて父に言いに行くと言った時に「抵抗すると思いますよ」と言ったんです。
なのに父は二つ返事で「うん」と言った、それを聞いた時にドキッとしました。でも現場にきたら「違う」と言うんじゃないかと思ったんですが、何事もなく務めていた。
武野紹鴎と与四郎(利休)、もしくは團十郎と海老蔵、師匠であり倅であるという関係性は父じゃなかったら駄目だっただろうし。父はこの映画が公開する時に、もしかしたら自分の命はないのかも知れないと認識していたんじゃないかなというような節も感じてしまったので、なんか父の姿を映画で見ると、改めてこの作品に出演してくださって、弟子という形で出演して、言葉で言い表せないものがありました。

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・海老蔵さんとの共演について
中谷:原作も本当に緻密に作られた物で、監督の美意識の高さは利休に匹敵するぐらい素晴らしく、また、海老蔵さんの演じている利休を見て3ヵ所ほど涙するシーンあったんですが、そんな作品をご一緒することができて、監督、海老蔵さんには感謝しています。
●『利休にたずねよ』作品紹介
原作は第140回直木賞受賞作 山本兼一の傑作小説「利休にたずねよ」
利休はなぜ、武士でもないのに切腹しなければならなかったのか、自らの命をかけて守ろうとしたものはなんだったのか、その謎には実は若き日のある女性との秘められた恋があった。
主演は、歌舞伎俳優・市川海老蔵。まったく新しい千利休を全身全霊で演じる。その利休を陰ながら支える妻・宗恩には中谷美紀・利休の審美眼を見初め、表舞台に引き入れた織田信長に伊勢谷友介。利休を寵愛しながらも、切腹を命じるに至る権力者・豊臣秀吉に大森南朋。

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その他、成海璃子、福士誠治、黒谷友香、檀れい、袴田吉彦、伊武雅刀、柄本明、中村嘉葎雄ら豪華出演陣。そして利休の師匠、武野紹鴎役に特別主演の市川團十郎。
監督には『火天の城』に引き続き、再び山本文学の映像化に挑戦する田中光敏。脚本はNHK大河ドラマ「天地人」を手掛けた小松江里子。音楽は『レッドクリフ』で鮮烈なメロディラインを描いた岩代太郎。
撮影は2012年11月5日に東映京都撮影所にて開始され、同年12月23日にクランクアップ。三井寺、大徳寺、神護寺、南禅寺、彦根城といった歴史的な文化遺産でロケーションが行われた他、時価数億円ともされる茶の名器の数々を実際に使用するなど、「本物」にこだわった。
千利休より受け継がれる茶道の名門、三千家の協力も得て、幻の「利休の所作」を再現。極上の茶のごとき「最上級のエンタテインメント」をここに誕生させた。

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●ストーリー
雷鳴がとどろく雨嵐の早朝、3千もの兵に取り囲まれた利休屋敷。太閤・豊臣秀吉(大森南朋)の命により、今まさに希代の茶人・千利休(市川海老蔵)は自らの腹に刃を立てようとしていた。死に向かう夫に対して妻・宗恩(中谷美紀)がたずねる。「あなた様にはずっと想い人がいらっしゃったのでは…」その言葉が、利休の胸中に秘められた、遠い時代の記憶を蘇らせていく。
かつて利休は織田信長(伊勢谷友介)の茶頭として仕えていた。信長にまで「美は私が決めること」と豪語する彼の絶対的な美意識は、やがて信長家臣の秀吉をも虜にする。信長の死後、天下統一を果たした秀吉の庇護のもと、“天下一の宗匠”として名を馳せる利休。しかし、その名声はしだいに秀吉の心に渦巻く“むさぼり”に火をつける。
愛する者を奪われ、立場が危ぶまれていく利休。「残るあやつの大事なもの…」利休がひた隠しにする、彼に美を教えた“何か”。秀吉が執拗に追い求めるその秘密は、青年時代の利休の記憶に隠されていた。

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若かりし頃、利休は色街に入り浸り、放蕩の限りを尽くしていた。そんなある日、高麗からさらわれてきた女と出逢う。その気高き佇まいと美しさに、一目で心を奪われた彼は以来、かいがいしく女の世話を焼き、心を通わせていく。
しかし女は一国の王への貢ぎ物であり、それは叶うはずない恋。やがて別れの時を目前に迎えた夜、利休の情熱が、ある事件を引き起こす。はたして、その先に利休が見たものとは……。
●出演
市川海老蔵 中谷美紀 成海璃子 福士誠治 クララ 袴田吉彦 黒谷友香 /市川團十郎(特別出演)/ 壇れい 大谷直子 柄本明 伊武雅刀 中村嘉葎雄 伊勢谷友介 大森南朋
『利休にたずねよ』
2013年12月7日、全国東映系ロードショー
(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会
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