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Vol.166 『ウルトラマンサーガ』

プレミアム バンダイマスコミ試写にて『ウルトラマンサーガ』観賞。ウルトラシリーズ最新作で、シリーズ初の3D映画。
前作・前々作で主役を務めたウルトラマンゼロが今回も主役。次元は違いますが、ゼロが初めて地球を舞台に活躍します。今回ウルティメットフォースゼロは登場せず、ウルトラマンゼロとウルトラマンダイナ、ウルトラマンコスモスが登場。それぞれのTVシリーズ後のエピソードなども描かれます。また、新しいウルトラ戦士としてウルトラマンサーガも登場します。
バット星人の侵略により、滅亡の危機にある地球を舞台に描かれる本作は、映画の冒頭から無人の東京というショッキングな映像から始まります。また、前半のグビラと戦うコスモスのシーンでは、ミラー状のビルに映り込むコスモスの姿など、これまでのウルトラシリーズではあまり観られなかった映像が登場し、新しいウルトラマンムービーの登場を予感させてくれます。


こうした新機軸ともいうべき映像は映画の随所に観られ、これからのウルトラシリーズへの期待が膨らむのも事実なのですが、後半、特にクライマックスになるとそういった要素がほとんどなくなって、これまでのシリーズとあまり変わらないイメージになってしまうのが少々残念。
もちろん、いまの技術で作られたミニチュアは以前に比べて格段にクォリティが高くなっているわけですが、ハリウッドのティザスタームービーなどに見慣れてしまった身としては少し物足りない感じがあります。前半、ウルトラマンの大きさが強調される画が多かっただけに、後半も同様の映像でいってくれたらよかったのにと思いました。
今回登場するウルトラマンの中で特筆すべきなのはやはりダイナでしょうか。昔の仲間であるスーパーGUTSのメンバーも登場しますし、ダイナファンにはうれしい物語になっていると思います。行方不明になっているアスカに対する仲間の想い、逆に仲間に対するアスカの想いもきちんと描かれていて、ようやくこれで決着ついたかなぁという感じ。
コスモスに関してはゼロに対するよき先輩という雰囲気の立ち位置になっています。TVシリーズのころに比べてすっかり落ち着いた感じがしました。ゼロの人間体であるタイガ・ノゾムを暖かく見守り、そして導いていく姿は、心優しいムサシにぴったりはまってました。
ウルトラシリーズといえばもう一つの主役は怪獣になるわけですが、今回はグビラ、アーストロン、ゴメス、それからハイパーゼットンが登場。ここ何作か、これでもかと言わんばかりに大量の怪獣たちが登場していたのに比べて物足りないと思う方もいるかも知れませんが、私はこのぐらいで十分だなぁと思います。
怪獣とはいえ生物という設定なのですから、何百体もの怪獣たちが合体するというような話はちょっと受け入れがたいところもあったので、そういうことがなく、それぞれの怪獣に合わせた登場の仕方と活躍の場が与えられている今作のような作りのほうが私は好きです。
あと、今回のウルトラマンは……笑えます(笑) いまだかつてこんなにギャグを演じたウルトラマンはいなかったのではないでしょうか? 唯一覚えているのは『ウルトラマンマックス』の「わたしはだあれ?」くらいでしょうか。ゼロの声を担当した宮野真守さんの演技も相まって、かなり楽しいシーンが登場します。
ほかのウルトラ戦士としては、ダンディ4と呼ばれていた4人に加え、今回はウルトラマンレオことおゝとりゲンも登場。ちまたではレジェンド5と呼ぶとか呼ばないとか。ウルトラの星のシーンで5人は登場しますが、サービス的な感じでの登場で活躍シーンがないのがちょっと残念でした。
これまでのシリーズや、ダイナ、コスモスのTVシリーズを観ていなくて、この作品だけで十分理解できる作りになっており、レジェンド5や懐かしの怪獣の登場もありますし、親から子供まで楽しめる作品だと思います。
『ウルトラマンサーガ』は、3月24日(土)から全国2D・3Dロードショーです。
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