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Vol.143 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 .

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンTOHOシネマズ錦糸町にて『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』観賞。最近、前売りより安いので、新作映画はレイトショーで観ることが多くなりました。今回はキャメロンが絶賛ということで3Dにて観賞。
『トランスフォーマー』シリーズの最終章となる第3作。1作目に比べて大幅にパワーアップした2作目を経てのこの3作目。毎回、驚異の変形シーンで楽しませてくれるこのシリーズが3D映像となったときどうなるのか? ストーリーもさることながら、個人的な興味はそちらのほうが大きかったというのが本音です。


2作目までの変形シーンはあまりにも動きすぎて、複数のロボットが高速で動きながら変形するために何がなんだかわからないシーンがわりとありましたが、本作ではそういった印象をあまり受けませんでした。3作目ということで慣れてしまったのか?とも思ったのですが、今回はわりとスローで見せてくれるシーンが多かったように思います。まあそれでも変形ギミックが理解できたかというとそんなことはないんですけど(^_^;)
それともう一つ大きかったのは3Dだったということではないでしょうか。通常の2D映像では空間的遠近法を用いても、所詮同じ画面上で展開している。これが3Dになったとき、その奥行き感によって映像の中に何段階かのレイヤーが生じます。そのため、目がロボットのレイヤーだけを切り出すことができ、周囲の映像の干渉を受けにくく、変形だけがすっきり見えるというのが大きいと思います。
だからといって3Dを意識しすぎた画になっていないのもいいですね。3Dだからといって、その効果を無理矢理出そうとするレイアウトやアングルで攻める映画が多い中、この映画ではそういった無理くり感を感じる画はほとんどなかったように思います。たぶん2Dで観ても違和感ない映像になってるんじゃないでしょうか。
内容のほうは、ちょっとスケールダウンしたかなぁという気がします。アポロの月着陸に秘められた秘密、オプティマスの元上司であるセンチネルの登場、チェルノブイリに潜んでいたメガトロンのライバルと呼べる存在であるショックウェーブ……見どころは多いのですが、あれだけ派手に展開した『トランスフォーマー:リベンジ』に比べてパワーアップしたというふうには感じませんでした。
オートボットとディセプティコンの戦いと、登場人物たちのドラマがからみあいつつクライマックスの戦闘シーンに突入した前2作に対し、今回、どうも登場人物たちがからむ要素に必然性が感じられなかった気がします。シャイア・ラブーフが演じるサムにしても、オプティマスたちと戦ってきたジョシュやタイリースたちにしろ、彼らでなければいけない理由がないというか。究極の力であるオールスパークの鍵を握った人物というような設定が今回はないというのが大きいかな。
あと、コミカルなテイストが薄いのも少し残念。前2作では笑わせてくれるシーンが随所に入っていて、それがまた楽しかったのですが、本作ではほとんどなかった感じ。サムとバンブルビーの掛け合い、もっと観たかったです。
クライマックスは今回シカゴが舞台になるのですが、ここのシーンはかなりすごかったですね。特にすごいのが米軍がウィングスーツを着て降下するシーン。CGなどがいかに進化しても、こうしたリアルに撮られた映像にはやはりかないません。
シカゴがディセプティコンによって占領されていくシーンは人が一瞬にして白骨化したりという映像が観られるのですが、このシーンを観て、『ターミネーター』の未来のシーンをいま作ったらこんな感じになるのかなぁなどと思いました。
あと特筆すべき点では、センチネルの声ですかね。エンドロールを観るまで知らなかったのですがレナード・ニモイがやっていました。声だけの出演ですが、なかなかいい味出してました。
今回も2時間半という長さでしたが、時間を感じることなく楽しめました。
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