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Vol.101 『プランゼット』

惑星大怪獣ネガドンお台場・シネマメディアージュで行われた完成披露試写にて『プランゼット』を観賞。『惑星大怪獣ネガドン』の粟津順監督によるフルCG作品。
謎の生命体の攻撃によって滅亡しかかっている人類の反撃作戦はことごとく失敗に終わり、最後の砦となった日本方面軍・富士基地によって、人類存亡をかけた最終作戦「プランゼット」が実行される。はたして人類は生き残ることができるのか?


“新時代特撮”というフレーズで展開されており、作品の雰囲気はまさに特撮をフルCGで作ったという感じ。しかし、特撮の雰囲気は持つものの、これはやはりアニメにカテゴライズされる作品だと思います。宮野真守さん、石原夏織さんらが声をあてたアニメーション作品。そうでないと、フルCGでリアルに作られた作品がみんな特撮ということになってしまいますから……。
CGのクォリティは非常に高く、人、メカ、風景といった質感はとてもよくできています。しいて難を言うとすると人でしょうか。肌の質感などはすごいのですが、やはりCGはCG。実写とはまったく違います。むしろ、普通に俳優を使ってグリーンバックで撮って、CGを合成したら本当に特撮映画になるんじゃないですかね。
ストーリーとしては登場人物たちの人間模様を中心とした作りになっており、戦闘シーンなどのアクションもさることながら、人間ドラマという部分を楽しむことができます。ただ、全体の尺が1時間ほどしかないので、どうしても掘り下げが足りないなぁという感じは否めません。
主人公と同僚の仲間意識、主人公の上司や同僚たちのバックグラウンドにあるドラマ、主人公と父親、そういった人間関係がからみあって一つの軸を作っているのに、そこが掘り下げられていない分、若干薄い感じ。主軸となる主人公と妹のつながりといった部分も、この映画の中ではいちばん時間を割いているにも関わらず、ちょっとドライな感じがして、惜しいなぁという感じです。
メカにしてもかっこいいデザインですし、よく動くのですが、登場する時間がやはり短くて、ロボットそれぞれの特性がちょっとわかりづらかったです。迫力もあるし、クライマックスもかなりよくできていたので、もう少し観たいなぁと。
これだけのパワーを投入して、新しいものを作ろうとしている気概が感じられるだけに非常にもったいない気がします。普通の映画ぐらいの長さが欲しかったですね。
『プランゼット』は5月22日から池袋テアトルダイヤ、テアトル新宿ほか、全国順次公開です。
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