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『コララインとボタンの魔女 3D』上杉忠弘が日本人初、アニー賞最優秀美術賞受賞

日本人として初の最優秀美術賞受賞の快挙!!
アニメ界のアカデミー賞・アニー賞にて上杉忠弘さん 最優秀美術賞受賞!
2月7日に国際アニメーション協会(ASIFA)より発表された第37回アニー賞において、『コララインとボタンの魔女 3D』(原題:Coraline/監督:ヘンリー・セリック)の、コンセプト・アートを担当した日本人上杉忠弘さんが、最優秀美術賞を受賞しました!
キャラクターから建物、すべてのコンセプトを具体的なビジュアルに落とし込んだ上杉さんのイラストをもとに、監督が映像のイマジネーションを膨らましていったという点で、上杉さんはとても重要な役割を担っています。
また本映画賞で『コララインとボタンの魔女 3D』は、『プリンセスと魔法のキス』にならび、最多3部門で受賞(最優秀美術賞、最優秀音楽賞、最優秀キャラクター・デザイン賞)を果たしました。


また現在、アニー賞授賞式に出席中の上杉忠弘さんは、2月8日(月)に帰国。
2月10日(水)19時よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われる『コララインとボタンの魔女 3D』プレミア試写会に登壇予定です。
●上杉忠弘さん受賞コメント
まさか自分が受賞すると思っていなく、今日はスタートレックのカーク船長が司会というのもありお客さん気分で楽しんでいたので、名前を呼ばれた瞬間は、頭が真っ白になりました。
スピーチについては本当に準備をしていなかったので、「ありがとうございました、非常にハッピーです」とだけ英語で言って「自分はアメリカの50-60年代のアニメーションに影響を受けてこの仕事をしています。なのでここアメリカでこういった名誉ある賞を受けられて光栄です。」
と日本語で言いました。
監督からもおめでとう、おめでとうと何度も言ってもらえ、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
●上杉忠弘(コンセプトアーティスト)プロフィール
1966年生まれ。日本在住のイラストレーター。風景やキャラクター、そして都会の風景などを、独特の色彩と質感で直感的に描くことで有名。エレガントなイラストには、自由さと古典的な感覚が同居する。
海外では、立体物をデザイン的視点で再構成する手法が評価されている。セツ・モードセミナー卒業。
80年代にフランスのバンドデシネ、90年代に50~60年代のアメリカのイラストレーションやUPA等のアニメーションのスタイルに影響を受ける。アンアン、JJ等の女性誌でイラストレーターとして活躍。
現在では、企業広告、パッケージ、映画ポスター、CDジャケット等、その活動の場は多岐にわたる。
●『コララインとボタンの魔女 3D』
扉のむこうは理想の世界。でも気をつけて。かなえてはいけない願いごとがある。
オレゴン州に引っ越したばかりの少女コラライン。両親は仕事ばかり、友達もいないし、毎日が退屈で最悪だ。そんなある日、コララインは新しい家に秘密の小さな扉を見つける。
それは、驚くべき“もう1つの世界”への入口だった――。
扉の向こうでコララインが見つけたのは、心躍るサーカスや独創的なミュージカルのショー、花が溢れんばかりに咲き誇る美しい庭、そして優しくて、暖かくて、コララインをとても可愛がってくれる“別の”両親。
ただ1つだけ奇妙なのは、ママもパパも、目がボタン・・・。
「こっちの世界の方が、全然素敵!」コララインは、すっかり扉の向こうの世界に心を奪われるが、元の世界に戻ってみると、本物の家族は姿を消してしまっていた・・・。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セリック監督が贈る、想像を超えた新しいファンタジー。
その独特な世界観・動き・質感を愛さずにいられないストップモーション・アニメの最高峰傑作がいよいよ上陸!
日本語吹替えキャスト:榮倉奈々、劇団ひとり、戸田恵子
監督・脚本:ヘンリー・セリック『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
原作:ニール・ゲイマン著「コララインとボタンの魔女」(角川書店)
音楽:ブリュノ・クーレ『コーラス』
撮影監督:ピート・コザチク『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』
コンセプト・アート:上杉忠弘
日本語吹替版翻訳:小寺陽子
演出:木村絵理子
字幕翻訳:稲田嵯裕里
配給:ギャガ powered by ヒューマックスシネマ
原題:Coraline/2009年/アメリカ/カラー/ビスタ/5.1Ch/100分
© Focus features and other respective production studios and
distributors. coraline.gaga.ne.jp
『コララインとボタンの魔女 3D』
2月19日(金)、より TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて全国 3D公開!
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