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Vol.28 『007/慰めの報酬』

Quantum of Solaceサロンパス ルーブル丸の内での完成披露試写会にて『007/慰めの報酬』を観賞。前作『007/カジノ・ロワイヤル』のラストシーンの1時間後から始まる、シリーズ初の連続作品。ジェームズ・ボンド役は前作に引き続きダニエル・クレイグ。
007シリーズは劇場、テレビ、DVDで全作品観ていますが、個人的には『007/カジノ・ロワイヤル』からはまったくの新シリーズだと受け止めています。初代ショーン・コネリーから脈々と踏襲してきたボンドの設定にとらわれず、とても人間くさいボンドが描かれています。
そもそも1960年代とは国際的な構造が違うし、技術の発展や価値観なども大きく異なるわけで、それをずっと続けるのはどこかで無理が生じますよね。


冷戦時代のように、明確に敵対する国があるわけではなく、対立構造も変わっている。驚異となる武器も違えば、情報取得の方法も違う。当然MI6の役割も変わっているはずなのに同じキャラクターでひっぱるのはやはり無理がある。
それを解消するために生まれたのが『カジノロワイヤル』からの新しいジェームズ・ボンドなのではないでしょうか。いわば21世紀のボンドが前作から生まれたと。仮面ライダーが改造人間でなくなったり、ウルトラマンが宇宙人でなくなったりしたのと同じイメージ……ちょっと違うかな(^_^;)
さて作品のほうですが、いきなりのカーチェイスから始まり、最後まで迫力あるアクションが展開されます。ダニエル・クレイグより前のボンドのアクションとは根本的に撮り方が違います。なんていうか、ボンドらしいスマートな戦い方ではなく泥臭い感じになったというか。どの作品を観ても007の戦い方のセオリーみたいなものがありましたが、前作からは昨今のアクション映画に近くなった気がします。
それがいいことか悪いことかは、観た人の受け止め方になると思いますが、これまでの007のイメージから離れられない人には不向きかも知れません。私は、これはこれでありだと考えています。『スパイ大作戦』『ミッション:インポッシブル』に生まれ変わったとき、両者を比較することはあまりなかったように、007もそういう変貌を遂げ、これからのジェームズ・ボンドを作ったと思うからです。まあだからといって、海外の報道のように、ダニエル・クレイグ以外ジェームズ・ボンドはありえない!とは言い切りたくないですけどね。
少し残念なのは、これまでの作品と違って1話完結型ではないため、前作を観ていないとつらいなというところでしょうか。もちろん単独で観ても楽しめるとは思うのですが、前作の登場人物が引き続き出てくるので、そのバックグラウンドがわからないと「これ誰?」状態になると思います。今作を観ようと思っている方は『007/カジノ・ロワイヤル』を観てからの観賞をオススメします。
『007/慰めの報酬』は2009年1月よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国ロードショーです。


BD 007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション(2枚組)
BD 007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション(2枚組) ダニエル・クレイグ, エヴァ・グリーン, マッツ・ミケルセン, マーティン・キャンベル

おすすめ平均
stars新作までの楽しみに!
stars自分は購入です。
starsなぜ、カタカナでタイトルを入れるのか?
stars当然買います
starsこすいやっちゃな~。

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