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Vol.13 『ワンピース THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』

ワンピース THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜昨年の『ワンピース エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』に引き続き、『ワンピース THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』観賞。その昔、まだ『ワンピース』が夜放送されていた時代に、たまたま早く帰宅し、何気なくテレビで観た話がこの映画で登場するヒルルクのエピソードでした。それを観たとき、こりゃあ全部読まねば!と思い、次の日からコミックを買って、一気に揃えた……いわば『ワンピース』を読むきっかけになったエピソードであり、今でもいちばん好きな話です。


前作の『アラバスタ』がかなり無理のあるまとめ方をしていたので、この冬島編もどうだろうと思いながら観に行ったのですが、原作者が監修していることもあってか、よくまとまった作品になっていたと思います。テレビで1クールを費やしたエピソードを110分にまとめるにあたって、主軸に影響の出ないところをそぎ落としてスリムになったという感じでしょうか。
個人的にはヒルルクとチョッパーの話だけでいいぐらいなので、長い戦い部分を極力減らし、ヒルルクとチョッパー、それからDr.クレハの話に主軸を置いた今回のまとめ方は非常によかったと思います。欲を言うと、ヒルルクが死ぬシーンとチョッパーが仲間になるシーン、この2つ、少しでいいから余韻に浸れる余裕があるとよかったなというところでしょうか。どうしても駆け足になってしまうのはわかるんですが、1、2カット、そういう時間を作ってくれたらいい演出なんですけどね。あと、Dr.クレハのドクターストップ!がなかったのがちと残念です。
原作の時系列とは異なり、ニコ・ロビンやフランキーが先に仲間になっている必要が果たしてあったのかどうかというのはちょっと気になりました。いなければもっとスリムにできたかなぁと。あと新キャラのムッシュールですが、これは戦い部分を要約するための登場キャラと考えれば問題ないですね。みのもんたさんが声を担当したわけですが、トラックバック先のブログにも書かれているようにけっこういけてたと思います。ゲストのタレント声優にありがちな台無し感もなく、いい感じでした。
残念だったのは、前半部分の作画でしょうか。『アラバスタ』のコラムではところどころひどかったと書きましたが、今回は前半がまるっとダメですね。こう書いては言い過ぎかも知れませんが、お金を取って見せる絵ではないです。テレビシリーズでもたまにひどい回がありますが、有料で見せる映画でこれはちょっとひどいかなと思います。ストーリーも、まとめ方も及第点なので、その分、非常にもったいない気がしました。


このコラムは2008/3/6にゴルフブログ「振り向けばカジュアルウォーターIII」に掲載されたものです。


でっかいトニートニー・チョッパー
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