目の前に迫るゴジラと対峙してきた。「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」本日12月17日より開始！
東京ドームシティにて本日12月17日から一般公開される屋外型ARアトラクション「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」。現実の風景の中に現れるゴジラの大きさを体感できるこのアトラクションの記者発表会／メディア先行体験会が開催されました。
記者発表会には東京ドーム 代表取締役社長COOの長岡 勤さん、新規事業室の下山大輔さん、「ゴジラAR」の開発を担当したGraffity 代表取締役CEOの森本俊亨さんが登壇し、その開発背景などが語られました。
「ゴジラAR」は約3年前にスタートしたという長岡さんは「ようやくこの瞬間が訪れた」と語り、「様々なアイデアを具現化するハードルを乗り越えてお披露目できる日がきたことがうれしい」とコメント。「迫力ある大きなゴジラを体感できるのが特徴ですが、大きい、すごいと言ってもなかなか伝わらないのでぜひ体験していただきたい」とアピールしました。
「合理性や正解ばかりが求められる時代に、人々の感情を揺さぶるものとして、熱狂体験というのが今後すごく価値を持つものになる」という下山さんは、熱狂体験を作る3つの要素としてライブ感、ワクワク感、ドキドキ感を定義。そして、目の前で起きる絶望的な状況を拡張現実として実現できる技術としてAR技術を活用したと語り、「テクノロジーの力を用いて、これまでの常識を覆す熱狂体験が実現でき、ゴジラを使うことで熱狂体験を表現できた」と本アトラクションに自信を覗かせます。
森本さんからは「デカい！ 恐い！」が、すぐそこに。」を開発コンセプトに1年間開発してきたことが明かされ、圧倒的な臨場感を作ることに挑戦し、「そこにゴジラがいる」という空気感を作ることを目指したと語りました。「ARでは実際に見えている建造物とゴジラを比較することでゴジラの大きさを直感的に感じられる」だけでなく、「ゴジラが徐々に近づき、直接敵意を向けられることによって、大きさの認知から恐怖感へと感情が移り、臨場感のピークとなるように作った」と解説しました。
●ハプティクスデバイスで近づいてくるゴジラを体感
記者発表会の後はメディア先行体験会を開催。東京ドームシティ アトラクションズ バイキングゾーンにて実際に「ゴジラAR」を体験しました。このアトラクションではARを映し出すヘッドマウントディスプレイ「Meta Quest 3」を装着するほか、首からぶら下げて使うハプティクスデバイス（振動センサー）を使用。ヘッドフォンからの音声と連動して臨場感を高めています。
ヘッドマウントディスプレイにはその場で撮り込んでいる実際の風景にARを合成した映像が表示されます。色調は彩度を落とした映像となっており、外の空気を感じながらもどこか別の空間にいるかのよう。
ヘッドフォンから音声が流れ始め、指令が下されるといよいよアトラクションスタート。ゴジラの接近に合わせて足音が徐々に大きくなり、ハプティクスデバイスの振動が徐々に大きくなります。そして目の前に現れるゴジラ。その大きさに思わず空を見上げます。
これまでのゴジラアトラクションは基本的に巻き込まれ型で、本人の意思と関係なくゴジラが暴れますが、「ゴジラAR」は明確な意思を持ってゴジラと対峙し、そしてゴジラからも明確に敵視されて襲われるのが大きく違うところ。白組の上西琢也さんが制作した『ゴジラVSメガロ』『ゴジラVSガイガンレクス』に登場するゴジラが使用されているので、まさに本物のゴジラが目の前にそびえ立ちます。
眼前にある巨大なゴジラの顔、がれきが積み上がる道路、頭の上を通り過ぎる尻尾。現実にゴジラが現れたらこのような光景に出くわすのか……などと思いながらもミッションコンプリート。あっという間の10分間でした。
少し残念だったのはゴジラのいる位置との遠近感がつかみづらかったところでしょうか。実際にゴジラを見たことがないので、その巨大さと実際に見える建物とが頭の中で比較できず、どのくらい離れているのかが少しわかりづらかったです。また、尻尾も頭の上を通過しているにしては細く感じました。たぶんこれらはその人が持っているゴジラのイメージが寄与する部分だと思うので、人によって感じ方は違うかも知れません。
「ゴジラAR」は本日より一般公開。東京ドームシティへ行く際にはぜひ体験してみてください。
●「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」
営業開始日：12月17日（水）
場所：東京ドームシティ アトラクションズ内 バイキングゾーン（屋外）
料金：1,300円（税込）
※ワンデーパスポート・ライド5・アトラクション1回券・イルミライド3・東京ドームシティ まるごとパスポート対象
体験時間：約10分
利用規定：10歳以上（10～12歳は保護者の同意と同行が必要）
利用人数：同時参加最大10名
公式サイト：https://www.at-raku.com/event/tdc-godzilla-ar/
TM & © TOHO CO., LTD.
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