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『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』内田真礼さん&石原夏織さん座談会レポート

好評放送中のTVアニメ『社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。』。
本作で倉橋さん役を演じている内田真礼さんと、リリィ役を演じている石原夏織さんのスペシャル座談会が実施され、オフィシャルレポートが届きました。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。

――最初に作品に触れたときは、どんな印象を持ちましたか?

石原さん:とにかく可愛かったです! リリィ役が決まる前に、OPテーマを担当させていただけることが決まっていたのですが、これまで可愛い系の作品にあまり携わったことがあまりなかったので、OPも歌えることがうれしくてたまりませんでした。

内田さん:とにかく「癒し」だなと思いました。原作を読んでいて、誰しもが幽霊ちゃんのような子どもを癒したくなる、母性本能をくすぐられる作品だなと感じました。

石原さん:つい、笑みがこぼれちゃうんですよね。幽霊ちゃんの存在に伏原さんがどれだけ癒されているのかが伝わってきますし、何より本当に幽霊ちゃんが可愛くて。すごくささやかなことでも、ちょっと困った顔で伏原さんの様子をうかがったりして……。幽霊って怖いだけじゃないということにも気づかせてくれるんですよね。

内田さん:そうそう。幽霊側でも人間側でも、どちらの目線で見ても楽しいと思うんです。幽霊ちゃんたちの成長日記を読んでいるような感じもするし、子どもを見つめる温かい目線を持てる部分もあって、本当に癒されました。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。

――内田さんが演じる倉橋さんは、伏原さんとは違った意味でダメ人間なところがありますね。

内田さん:カラッとしているところもあるけれど、伏原さんのように幽霊ちゃんたちの面倒を見られなくて、逆に面倒を見られてしまっていますからね(笑)。現代人の疲れたところ、家ですることがあるのにスマホを持ってゴロゴロしてしまう、あの瞬間を詰め込んだような人です。

石原さん:倉橋さんはリアルにおうちにいる人の姿っていう感じがしますよね。でも、ちゃんと大人だし、優しいところもある。私は個人的にそこがすごく好きなんです。リリィがあるものをおねだりしたときに「よそはよそ、ウチはウチ」って言うのに、最終的には忙しい合間を縫って、リリィのためにそのあるものを用意してくれて。倉橋さんとリリィは、お互いに素直じゃないけれど、ちゃんと相手を思っていることが伝わってくるところがいい関係だなと思います。

――石原さん演じるメイド幽霊のリリィは、幽霊ちゃんと比べるとかなりのしっかり者で、ツンツンしたところも可愛いです。

石原さん:幽霊ちゃんのように“素直可愛い”わけではないけれど、普段、倉橋さんに対して冷たくするときがあっても、一番倉橋さんの心が折れているときは、可愛く優しく手を差し伸べてくれる……そんな存在なんですよね。

内田さん:リリィはまず見た目が可愛いんですよ。性格も声も見た目も全部可愛くて、しかも甘えたがりの倉橋さんを叱ってくれる。それだけで癒されるし、自分はダメダメでもいいんだって思わせてくれるんですよね。私は「叱っていただいてありがとう」ぐらいの気持ちサツキを演じていました(笑)。怒られるために日々ぐうたらして、怒られたらがんばろうという気持ちになっちゃうくらい、魅力的ですね。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。

――演じるときには、どんなことを大切にしましたか?

内田さん:サツキに関しては、「この人、大丈夫かな……」と見てくださる方に感じてもらえたらいいなという気持ちでした。それでいて、仕事がやりたくなくてごねているときに、嫌な感じに見えないようにということは気をつけました。リリィに対するときは、ちゃんと愛を持っていることがわかるように。声を張るよりは、力を抜いて演じることのほうが多かったです。

石原さん:真礼ちゃんが演じると、だらけていてもなんだか可愛くて、ついお世話したくなるような空気感が出てくるんです。リリィとして、そんな愛しい倉橋さんにお掃除をしたりご飯を作ったりするのがめちゃめちゃ楽しくて、お互いを補い合えているいい関係だなと感じました。

内田さん:ありがとう~。2人って最終的には丸く収まっている感じがあるよね。

石原さん:うん。リリィは普段はしっかりしているけれど、時々子供っぽさも出てくるし、それを大人な倉橋さんがうまくフォローしてくれるんだよね。リリィに関しては、幼く可愛くはありつつも、癒しすぎない感じになるように気をつけました。ただ、ちゃんと突き放すという加減が難しかったです。

内田さん:夏織ちゃんとは一緒にアフレコできないときは、先に収録していた夏織ちゃんの音声を聞きながら収録したんです。それが本当に可愛くて。リリィがいてくれたらお仕事がんばれるな、いいな、うらやましいなという気持ちでいっぱいでした。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。

――自分が演じているキャラクターに似ているところはありますか?

内田さん:お仕事を限界までがんばる姿はわかるなぁ……と思います。私も、体力が100あったら99まで使いきっちゃうタイプなんです。だから、サツキが仕事を必死にがんばっている姿は、とても共感できます。

石原さん:リリィがたまに寝坊したりする姿を見ては、ちょっと抜けているところに共感しています。それから、喜ぶときは思い切り喜ぶところが似ているかな。私はどちらかというと感情を隠せないタイプなので、リリィの気持ちがすごくわかります。

――もし、リリィのようなメイド幽霊がいたら、おふたりはどうしますか?

石原さん:洗濯とかやってもらいたいです。

内田さん:めっちゃわかる!

石原さん:私よりも上手にやってくれるのが目に浮かぶんですよね。私は差し入れにおいしいお菓子を用意して、おうちのことお手伝いしてもらいつつ、ちゃんと可愛がりたいです。

内田さん:私も家事中の後ろ姿を見ていたいな~。台に乗っている姿を。

石原さん:キッチンにいるときとか!

内田さん:そうそう。写真を撮っちゃうかもしれないなぁ。

石原さん:台しか写らないよ?(笑)

内田さん:それは悲しいなぁ……。あとは、「大変なの?」って聞きまくって「大変に決まってるじゃないですか」って言われて、「そうだよね、ありがとう」みたいなやりとりを楽しみたいです!

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。

――倉橋さんは家事全般が苦手ですが、お2人が苦手にしていることは?

内田さん:私は睡眠不足と空腹がダメなんです。例えば、今日4時間しか寝られませんでした、となると1日中ヘロヘロになってしまうし、お腹がすいたと思ったらもうずっとご飯のことしか考えられなくなってしまって。集中力もなくなってしまうので、本当によくないなと思います。

石原さん:私は整理整頓が苦手です! 片づけはするんですが、一気に崩す天才みたいで、秒で元に戻っちゃうんです(苦笑)。片づけのプロみたいな方のインスタや動画を見てマネをしようとするんですが、一向にできないままです……。

――作品タイトルにちなんで、お2人が癒されることは?

内田さん:寝ることかな。実は、今日すごく寝たんですよ。昨日、いつもより早くお風呂に入って、髪もちゃんと乾かして、髪の毛をシルクのキャップに入れて……。もう完璧だったので、幸せな気持ちで癒されました。ダメなときは、髪の毛を乾かさないし、何なら起きたときにメガネをかけたままですから(笑)。完璧なスタイルでお布団には入れるときは、癒されますね。

石原さん:私は朝起きて、すごく晴れているとめちゃめちゃテンションが上がって癒されます。カーテンを開けたときに日差しが差し込んでいるとうれしくたまらないんです。あと、愛犬が私をお迎えしてくれるときですね。悩みごとがあっても、愛犬がきてくれるだけで、全部吹っ飛んじゃうんです。愛犬パワーは最強だと思います。

――石原さんはOP、内田さんはEDを担当していますが、それぞれの曲やレコーディングについて教えてください。

石原さん:OPはアップテンポで可愛らしく、元気な曲です。それに、自分がいることで、悲しみや苦しみを取り除いてあげたいという、相手を思いやる優しい気持ちが描かれた歌詞がのって、心がジーンと感動するような曲になっています。曲のテンポが速い分、リズムにのって歌うのは難しかったですが、どんどん変化していく部分は歌っていて楽しかったですし、幽霊ちゃんたちの伏原さんの気持ちを、想像しながら歌うことができました。

内田さん:EDは、そこからまた物語が開けていくような雰囲気の曲なんです。主人公の伏原さんの気持ちを歌っているようでもあり、大変なことがたくさんあっても、心の支えになってくれる人がいる。自分が大変で、もがき苦しんでいても、優しい存在が近くにいると感じさせてくれる。聞く人に勇気を与えてくれる曲になっているんじゃないかなと思います。メロディーは、クラシカルさもありつつ、羽が生えて次のステップに進んで行けるような、天使が出てきそうな雰囲気なんですね。ラストには鐘の音も入っていて、入眠にもピッタリかなと思います。メロディーの高低差が激しくて歌うのは大変でしたが、クセになるような曲なので、ぜひチェックしてほしいです。

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。

――作品の推しポイントを教えてください。

石原さん:時々幽霊ちゃんたちが手紙を書いたりするんですが、その文字のつたなさと労いの言葉に胸がキュンとします。伏原さんとお話ししている姿も可愛いですし、日々の暮らしの中に出てくる細かい日常の描写が素敵なんですね。優しさにあふれていて、癒しポイントがたくさんあると思います。

内田さん:アニメが進むにつれてキャラクターが増えていくんですが、増えれば増えるほど癒しがどんどん増すんです。複雑なことを考えずに見られるし、見ているとよかったねとか、がんばったねとか、思わずそういう目線になってしまう。幽霊ちゃんたちくらいの年齢の子を見たときに微笑みかけたくなるような、そんな良さをふんだんに含まれていると思います。

石原さん:お子さんが見てもきっと楽しい作品ですよね。

内田さん:うん、優しい世界だもんね。それから、原作でCV表記がされている、伏原さんの「可愛い」に被るナレーション的な「可愛い」は、かなり豪華な方々がご参加されているので、しっかりチェックしていただきたいです。

公式サイト:https://shachikusan.com/
公式Twitter:@shachisaretai

©有田イマリ/SQUARE ENIX・製作委員会も癒されたい。

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