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Vol.274 『コードギアス 反逆のルルーシュI 興道』

マスコミ試写にて『コードギアス 反逆のルルーシュI 興道』を鑑賞。TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』1期・2期に新作カットを加えて再構成した劇場総集編3部作の1作目。

神聖ブリタニア帝国に日本が占領され、エリア11と呼ばれるようになって7年。人質として日本に送られていたブリタニアの皇子ルルーシュは、その正体を隠して学生生活を送っていた。ある日、レジスタンスの戦いに巻き込まれたルルーシュは謎の少女C.C.と出会い、絶対遵守の力“ギアス”を手に入れ、反逆者ゼロとしてブリタニアに戦いを挑むことを決意する。

コードギアス 反逆のルルーシュI 興道

昨年11月に開催された『コードギアス 反逆のルルーシュ』10周年イベントで発表された『コードギアス 復活のルルーシュ』に向けて制作された劇場総集編の1作目がいよいよ登場。TVシリーズ全50話をどう再構成するのか、どう3作に分割するのかが気になるところでしょう。

TVシリーズの総集編としては1期の『BLACK REBELLION』、2期の『ZERO REQUIEM』がありますが、これらがTVシリーズの流れに沿った形で編集されているのに対し、今回の3部作は全体を組み立て直す形で作られており、重点的に残す部分にしっかりと尺を取り、全体の流れとしてなくてもつながる部分はバサッとカット。かなり大胆な再構成になっていると感じました。

すべての要素を入れて、ナレーションで補完する総集編が多い中、本作は全編アフレコし直し、新カットや新しいセリフなどを加えて、その流れに不自然さがないどころか、あらかじめ本作用にシナリオが書かれていたのではないかという感じさえします。

ダイジェスト的な要素がない分、冒頭から最後までスムーズなストーリー展開となっており、初めて本作を観る人がなんの前知識もなく観てもまったく問題ないと思いますし、普通に1本の新作として楽しめるでしょう。

コードギアス 反逆のルルーシュI 興道

物語としては、ルルーシュがギアスの力を得て、レジスタンスの扇グループを中心に黒の騎士団を構築していく過程がまとめられていますが、父親であるブリタニア皇帝シャルルとの葛藤や、ルルーシュの幼なじみである枢木スザクが名誉ブリタニア人としてブリタニア軍に所属し、ナイトメア「ランスロット」を駆って黒の騎士団に立ち塞がることなどもしっかりと描かれています。

その分、描かれ方が薄くなってしまった要素や戦いなどもありますが、こればかりは仕方ないかなという感じです。それよりも核となる部分がしっかりとつながって話に破綻がないほうが重要ですし。

今回は黒の騎士団が組織として立ち上がる物語なので、心理描写的な要素も少し薄めです。逆に言うと、負の方向にいきがちなそういった要素がないので、反ブリタニアとして立ち上がったルルーシュ=ゼロの立志編として、その勇姿が存分に味わえる作品です。

コードギアス 反逆のルルーシュI 興道

オープニングとしてFLOWの「COLORS」が使われているのも、ファンとしてはうれしいところではないでしょうか。この曲が流れてきた瞬間、コードギアスが始まる!という雰囲気に包まれます。ビジネス的なことを考えると、新たなタイアップ曲を使うべきなのでしょうが、TVシリーズ1期の主題歌を採用するあたりに、制作スタッフの意気込みを感じた気がしました。

10年以上前の作品とはいえ、絵も古く感じることはありませんし、ファンはもちろん、初めて観る人でも楽しめる作品だと思います。さすがにナイトメアの動きは『亡国のアキト』レベルは無理ですが、それでも動きが悪いという印象はありませんでした。

『コードギアス 反逆のルルーシュI 興道』は、10月21日から公開です。

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