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真田広之から特別メッセージ『レイルウェイ 運命の旅路』TIFF舞台挨拶

コリン・ファース x 二コール・キッドマン x 真田広之
英国人将校と日本兵通訳が辿る奇跡の物語
『レイルウェイ 運命の旅路』
真田広之からの特別メッセージに会場は感動!
ジョナサン・テプリツキー監督、石田淡朗他、第26回東京国際映画祭 舞台挨拶
『レイルウェイ 運命の旅路』。この度、第26回東京国際映画祭の特別招待作品として出品、上映後にジョナサン・テプリツキー監督、真田広之が演じる元日本人通訳・永瀬の若き頃を演じた石田淡朗、コンペティション国際審査委員も務めているクリス・ブラウン(プロデューサー)、アンディ・パターソン(プロデューサー/脚本)が舞台挨拶を行いました。
当日、この度スケジュールの都合により映画祭に参加できなかった真田広之からも真摯な特別メッセージが届き、会場静かな感動に包まれました。

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日時:10月19日 (土) 18:46~19:10 (16:50からの上映終了後)
会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2
登壇者:ジョナサン・テプリツキー監督、石田淡朗、クリス・ブラウン(プロデューサー)、アンディ・パターソン(プロデューサー/脚本)
●登壇者挨拶
・ジョナサン・テプリツキー監督:日本でこうやって作品を上映することができて大変光栄に思っております。TIFFに招待して頂きありがとうございます。
本当に楽しみにワクワクしてやってきました。
・石田淡朗:(※英語で)撮影からずいぶん経ちましたが、まだ消化しきれていないところがあります。この映画は歴史的なことも、ほんとうにたくさんのメッセージなどが含まれている映画だと思いますので多くの方に観て頂きたいと思って僕も参加させて頂きました。
・アンディ・パターソン:日本に来ることをずっと待ち望んでいました、大変光栄です。今回若き日の永瀬役を演じた石田淡朗さん、本当に素晴らしい演技をして頂きました。ご家族の方も誇りに思ってください。
・クリス・ブラウン:この映画は完成するまでに長い旅路を歩んできました。こうして皆さんに観て頂けることを大変光栄に思っております。

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●真田広之さんからのメッセージ、ジョナサン・テプリツキー監督による代読
会場にお集まりの皆様、今晩は。この度、『レイルウェイ 運命の旅路』に出演させて頂きました、真田広之です。この作品が、東京国際映画祭で上映されることは、とても意義のある事と、感謝しております。あいにく、ただ今、海外にて撮影中のため、どうしても帰国が叶わず、皆様に直接ご挨拶出来ないことを、心よりお詫び申し上げます。
本作は、イギリス、オーストラリア、そして日本のスタッフ、キャストが一丸となって、創り上げました。そこにまた大きな意義を感じますとともに、まさに今、世界中に必要なテーマが描かれているのではないかと想います。
この実話に基いた物語は、これから映画という形をとって、観客の皆様の手に委ねられ、あらたな旅路に着きます。世代や立場によって、様々なご感想がお有りかと想われます。それらも全て含めて、感じたままに語り合い、また、後々まで語り継いで頂ければ幸いです。本日は、ご覧頂きまして、ありがとうございました。 真田広之
●Q&A
<1問目>(石田淡朗さんに)大変難しい役どころだったと思いますが、演じるにあたっての苦労を教えてください。
石田:若い永瀬というだけでなく、若き日の真田さんを演じるということにプレッシャーや難しさがありました。一人の人間の持つ様々な面を広く見せられたらと心がけました。残念ながら、(実在した)永瀬さんに、お目ににかかることはできませんでしたが、ご本人を演じるというよりも、当時の軍人であるということが、どういうことであるのかを考えて臨みました。
<2問目>(監督に)戦時中の酷い事実を、平和的な結末になっていたがその意図を教えてください。
監:これは難しい事ではありませんでした。なぜなら、これは本当にあった出来事だったからです。
私たちの課題はこの本当の話をいかにして伝えるかということでした。とても酷いことが行われていましたが、これは復讐のストーリーではなく、将来に向けたストーリーだと思っています。
<3問目>オーストラリアのチームがどうしてこの作品を作ることになったのかその経緯を教えてください。また、キャスティングはどれくらい大変だったのでしょうか。
監督:このプロジェクトは約15年前に英国で始まったものでしたので、オーストラリアのチームで、ということではありません。キャスティングは常に非常に難しいですが、今回は幸運にも、主演のコリン・ファースに最初に脚本を送ったところ、彼がこの映画はやらなければならないものだ、とすぐに決めてくれました。それからはスムーズに進み、この事実を伝えなければということでキャスト、スタッフが集まってくれました。
『レイルウェイ 運命の旅路』
2014年4月、角川シネマ有楽町他全国ロードショー
©2013 Railway Man Pty Ltd, Railway Man Limited, Screen Queensland Pty Limited, Screen NSW and Screen Australia
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