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サイコサスペンス「ザ・フォロイング」名越康文×松嶋初音トークイベント

WOWOWでまもなく放送が開始される、全米を震撼させた話題のサイコサスペンス「ザ・フォロイング」の女性ブロガーを招待しての特別試写会が7月3日(水)に開催。上映後には精神科医の名越康文さんとタレントの松嶋初音さんによるトークセッションが開催された。
日時:7月3日(水)18:00~18:40
会場:WOWOW試写室(15名ほどのブロガーが観客です)
登壇者:名越康文、松嶋初音

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ホラー映画が大好きということで招待された松嶋さんは「なぜ呼ばれたのか、作品を見て合点がいきました!」と納得の表情。殺人鬼・キャロルが巧みに大衆の心に入り込み“信奉者”を増やしていき、ケヴィン・ベーコン演じるFBI捜査官が翻弄されていく様子に「現実に起こってもおかしくないんですよね。話が進むにつれてケヴィン・ベーコンと同じ視点で「これ、大丈夫なの?」と思いながらあっという間に虜になってました。サスペンス好きにはたまらない作品です」と興奮気味に感想を語る。
元々、ケヴィン・ベーコンのファンだという名越先生も松嶋さんの言葉にうなずきつつ「誰が敵か? 味方か? 分からなくなる」とその魅力を語る。特に言葉巧みに人を操り、殺人さえもコントロールしてしまうキャロルの人物像について「外から人をコントロールするという、これまでにあまりいないタイプの殺人鬼。いろんな殺人鬼を混ぜ合わせて作ったのでは? ある意味で殺人者の理想形と言えるかも。実在の人物ではないけど、ハンニバル・レクターもモデルの1人になっているのかも」と興味深そうに分析する。
松嶋さんは本作だけにとどまらない“殺人鬼”映画の魅力を熱弁! 人生に大きな影響を与えたというお気に入り作品として『悪魔のいけにえ』『13日の金曜日』『ハロウィン』という濃い3作を挙げ、名越先生と共にその魅力や見どころのポイントについて熱く語り合うも、女性ばかりの客席は若干、引き気味……?
名越先生は「怖いけれど見ずにはいられない」というホラーやサスペンス好きの人間の心理について「人間の深い闇が隠されている。自分は安全な場所で善男善女が殺されていくのを見る――つまり、安全な人間は残酷なものを好む本質を持っている。“食べる”という行為が命をもらっているのと同じように、命を奪うことで元気になるという人間の本質がある」と人間の存在の本質的な行為であると解説する。
殺人鬼であるキャロルが持つ不思議な魅力、カリスマ性が恐ろしくもあり、本作の見どころとも言えるが、松嶋さんは「私はキャロルのように陰のある人に惹かれがち」と告白。「もしキャロルに言葉を掛けられたら、まんまとハマってしまう可能性があると思います」とも明かす。
名越先生は「1対1の関係にめっぽう強いタイプ」とキャロルのカリスマ性を分類。「はたから見ていると演技っぽく見えるけど、見つめられているたった1人の相手が溶けちゃうような毒を持っている」とその危険性について警鐘を鳴らすが、松嶋さんはすでにその毒にやられてしまったよう…? 「自分がその立場になるかも…と思いつつも、共感したり、いつの間にか感情移入しちゃってるんです」とすっかりキャロルの“フォロワー”になったかのようなウットリとした表情で本作の持つ危ない魅力をアピールしていた。
「ザ・フォロイング」は7月9日(火)23:00よりWOWOWにて放送開始(全15話/第1話無料放送)。
「ザ・フォロイング」番組オフィシャルサイト:http://www.wowow.co.jp/drama/following/
© Warner Bros. Entertainment Inc.