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Vol.275 『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』

マスコミ試写にて『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』を鑑賞。スーパーロボットの代名詞とも言えるマジンガーZの続編。

Dr.ヘルの野望をWマジンガーが打ち砕いてから10年。地球は光子力の平和利用によって再建が進んでいた。科学者となった兜甲児が富士山の地中から発見された古代文明の巨大遺跡の調査を行っていた頃、アメリカの光子力プラントが復活したDr.ヘルの機械獣軍団に襲撃される。そしてフジプラントもまた機械獣軍団に襲われ、博物館に展示されていたマジンガーZも破壊されてしまう…‥。

劇場版 マジンガーZ / INFINITY

最初に書いておきます。本作は『マジンガーZ』、そして『グレートマジンガー』のまごうことなき続編であり、それ以上でもそれ以下でもありません。かつての名作のリブートやリメイクが一種のブームとなっている中、本作は旧作を踏まえた続編という形で作られています。

10年の間に、弓弦之助は総理大臣になり、弓さやかは新光子力研究所の所長に、兜甲児は科学者となり、剣鉄也はパイロットのままですが炎ジュンと結婚していたり、その月日の流れはあります。しかし、どの登場人物も納得のいく年の取り方をしている感じでしょうか。

劇場版 マジンガーZ / INFINITY

もちろん、実際には40年以上経過しているわけで、アニメの技術は格段に進歩していますから、マジンガーや機械獣といったロボットはディテールまでこだわった描写をされていますし、プロポーションや動きも70年代の旧作とは比べ物にならないくらい進化しています。特に、マジンガーZの関節の描写はすごいです。

人間の脳というのは、昔のことを美化してしまうところがあり、実際よりも素晴らしい絵であったり動きだったという形で記憶が美化されていたりしますが、本作ではそれを超えたクオリティで描かれているので、違和感なく受け入れられますし、旧作もこのくらいのクオリティだったのではないかと脳内修正されてしまう感じ。まあ、リファインしても、機械獣はやはり機械獣でしたけど。

劇場版 マジンガーZ / INFINITY

旧作のリメイクや続編となると、現代向けにしたとか、成長した視聴者の年齢に合わせたということで、ややこしい概念や設定を入れがちですが、本作ではそういった部分は多くなく、あのマジンガーZとグレートマジンガーが帰ってきた!と言っていいでしょう。

逆に言うと、昨今の複雑な物語に慣れた人には物足りなさもあるかも知れません。しかし、それを補ってあまりある勢いで、最初から最後までぐいぐい引っ張っていく展開。余計なことを考えずに、人類の味方であるスーパーロボットが敵をなぎ倒して大活躍する、ロボットアニメの王道が本作です。

マジンガーZが空を飛び、ロケットパンチやブレストファイアーで敵を粉砕する。いや、光子力ビーム、ルストハリケーン、ドリルミサイル、大車輪ロケットパンチ……サザンクロスナイフまで登場し、マジンガーの武器の大博覧会という感じでしょうか。強いぞZ!

劇場版 マジンガーZ / INFINITY

作品中では、子どもたちのトラウマとなった『マジンガーZ』最終回を彷彿とさせるようなシーンもあったりしますが、基本的には無敵の力を誇るマジンガーZの活躍が存分に味わえる作品です。

まだ公式サイトにもストーリーが掲載されていないので、あまり細かくは書けませんが、マジンガーZが再度人類の存亡をかけて、因縁のDr.ヘルと死闘を繰り広げるアクションロボットアニメである本作。放送当時、テレビにかじりついて観ていた世代はもちろん、スーパーロボット大戦でマジンガーを知った世代にもうってつけです。複雑でわかりにくいアニメが多い中、本作であれば子どもたちにも安心して見せられる作品になっていると思います。

劇場版 マジンガーZ / INFINITY

フランスやスペインで大人気のマジンガーZ。ヨーロッパで日本より先に公開されますが、どのように受け入れられるのかが楽しみです。

『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』は、2018年1月13日から公開です。

(C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会

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