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1月22日は飛行船の日!『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』

1月22日は飛行船の日!!
今再び注目を集める飛行船の教訓となった映画が公開!!
タイタニック号沈没事故(1912)、スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故(1986)と並び20世紀の世界を揺るがせた、巨大飛行船ヒンデンブルグ爆発事故(1937)に隠された真相を描いた超スペクタクル巨編『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』が2月16日よりいよいよ公開となる。

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1937年5月6日、ドイツ硬式飛行船ヒンデンブルグ号は、アメリカ・ニュージャージー州マンチェスター、レークハースト海軍航空基地で着陸寸前に火災が発生。瞬時に爆発炎上し、97人の乗員乗客の内35人が死亡、地上作業員も1名が死亡した。その原因については色々な推測、憶測が飛び交った。この事故により、飛行船自体の安全性が問われ、旅行輸送用巨大硬式飛行船の製造は行われなくなった。事故の原因は未だに特定できていない。
この事故以降、兵器として開発された飛行船の信頼性は失墜し、大空を優雅に見る観光用として活躍をした。日本でも数年前まで遊覧用の飛行船が空を飛ぶ姿を見ることができた。しかし、日本で唯一だった運行会社が破産したことで、客船としての使用は終了し、現在は広告宣伝用として1機だけが日本の上空を飛んでいるだけである。
しかし近年、過去のものとなりつつあった飛行船に注目が集まっている。それは、地上局、人工衛星に次ぐ第三の情報通信網として、「成層圏プラットフォーム」での飛行船の利用が考えられているというのだ。
それは、地上20kmの成層圏に大型の無人飛行船を停留させ、無線通信の基地局として用いるというもの。基地局として必要な電力は飛行船上面に取り付けられた太陽電池でまかなうことができ、地上局に比べ広範囲をカバーでき、人工衛星に比べてデータの遅延時間が短く、運用コストが低いという利点がある。近いうちに、飛行船を経由した電波を受信ということが起こるかもしれない。
1月22日は、飛行船の日。1916年(大正5年)1月22日、初の国産飛行船「雄飛号」(陸軍)が所沢~大阪間で実験飛行を行ったことに由来する。今改めて重要な役割を担うことが考えられている飛行船にとって、最大の教訓とされる“ヒンデンブルグ号爆破事故”を描いた映画を観て、改めて安全性をについて、考えるのもいいのかもしれない。

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●ストーリー
1937年、ドイツ巨大飛行船ヒンデンブルグ号の設計技師マーテンとアメリカ人実業家エドワード・ヴァンザントの娘ジェニファーは、マーテンのグライダー処女飛行事故をきっかけで恋に落ちる。しかし、ジェニファーには許婚、フリッツが既にいた。
領事館でのパーティ当日にジェニファーと母ヘレンは父の病の報を受ける。二人は急遽、ヒンデンブルグ号でアメリカに帰国する事に。飛行当日、マーテンはヒンデンブルグ号に“爆弾”が仕掛けられている事を知り、ヴァンザント母娘の乗船を阻もうとするが、何故かフリッツに邪魔をされ、格闘の末、図らずもフリッツを殺してしまう。それでも離陸寸前のヒンデンブルグ号に乗り込むマーテン。
しかし、フリッツ殺害容疑で指名手配を受け、船内に潜伏している事も地上から通報され乗務員から追われる身に!
果たして、ヒンデンブルグ号に爆弾は仕掛けられているのか?
そして、誰が何の為に爆弾を仕掛け様としたのか?
政治的な陰謀とそれぞれの思惑を乗せたヒンデンブルグ号は無事アメリカに辿り着く事ができるのか?
監督:フィリップ・カーデルバッハ
脚本:ヨハネス・W・ベッツ、マーティン・プリスル、フィリップ・ラズプニック
出演:マクシミリアン・ジモニシック、ローレン・リー・スミス、グレタ・スカッキ、ステイシー・キーチ
提供:東映エージエンシー、テレビ朝日、東映ビデオ
配給:東映

http://hindenburg.toeiad.co.jp

2011年/ドイツ/英語/110分/カラー/ヴィスタサイズ/デジタル上映/原題:Hindenburg
©teamWorx2011
『ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』
2013年2月16日、丸の内TOEI他全国公開予定
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