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『ドットハック セカイの向こうに』出演者・監督登壇 初日舞台挨拶

2002年よりゲームにアニメ、漫画など様々なメディアで展開され、話題を呼んできた『.hack』シリーズ初のオリジナル劇場版アニメとなる『ドットハック セカイの向こうに』が1月21日(土)についに公開!
古き伝統が生きる街・柳川とゲームの中という2つの世界で展開される本作の若き登場人物たちの声を担当した桜庭ななみさん、松坂桃李さん、田中圭さんと松山洋監督が、東京・テアトル新宿で行われた舞台挨拶に登壇しました。


2つの全く異なる空間の中で成長していく主人公・そらを演じた桜庭さん。アニメーションのヒロインを務めるのは2度目の経験となるが「何度やっても難しく感じます。特に今回は動きが細かく、口の動きもリアルだったので大変でした」と振り返った。
松坂さんはそらのクラスメイト・翔を演じたが「いつもと違い声だけで表現するのは難しかったです。ボソボソと喋るので…」と苦笑交じりに初挑戦を述懐。松山監督は「(松坂さんがかつて演じた)シンケンレッドよりもテンション落として!と言いました」と明かした。
一方、3人の中で最もアフレコがスムーズに進んだのが、松坂さんと同じく声優初挑戦でそらの友人の智彦を演じた田中さん。「難しいと思うこともありましたが楽しかったです」と笑顔を見せた。監督は「収録にいらした瞬間からイメージ通り。ディレクタールームで『智彦がいる!』と言ってました」と絶賛したが、田中さんは「14歳の役ですが大丈夫ですか…?」とちょっぴり複雑そうな表情を見せ、会場は笑いに包まれた。
ちなみに、そらや翔と同じ14歳の頃に夢中になってたことは?という問いに桜庭さんは「毎日、部活のテニスをやってて真っ黒でした」とニッコリ。田中さんは「バスケに夢中でした」と明かした。松坂さんは「実は僕は漫画家になりたくて、読んでいた漫画のキャラクターを描いてました。今年の正月に実家でのそのときのノートを見たら、下手くそでした(笑)」と若い頃の意外な夢を告白し会場をわかせていた。
さらに司会者から「翔と智彦、どちらが好み?」と問われた桜庭さんは少し困ったような笑顔を浮かべつつ「2人とも魅力的で…選べません」と“大人の回答”。一方、ゲームの世界で告白する登場人物たちにちなんで「告白するなら直接相手に伝える? それともメールや電話?」と尋ねられた松坂さんは「直接言います! メールだと返事を待っている間にドキドキしちゃいます」と男らしい一面をのぞかせる。田中さんは「僕も言います」と力強く語るも「でも僕は『言おう』と相手を呼び出してから3時間言えなかったことがあります(苦笑)」と苦い恋の思い出を明かし、再び会場は笑いに包まれた。
松山監督は「脚本を書き始めてから完成まで丸4年。『.hack』プロジェクト10年の夢がかないました」と公開を迎え感慨深げ。キャスト陣からは「次は人間ではない役がやりたい」(桜庭さん)、「大魔王や動物がやってみたい」(松坂さん)など次回作へのリクエストも…。監督は「桜庭さんに『ドットハック』でアカデミー賞を獲ってほしい!」と大きな野望を掲げ、桜庭さんも「頑張ります」と乗り気。会場は期待の拍手が鳴り響いた。
配給:アスミック・エース
(C)2012.hack Conglomerate
『ドットハック セカイの向こうに』
1月21日よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国3D公開
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