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『P.S.アイラヴユー』原作者セシリア・アハーン舞台挨拶

ヒラリー・スワンク×
ジェラルド・バトラー
『P.S.アイラヴユー』
原作者セシリア・アハーン 来日舞台挨拶
全世界で500万部を超えるベストセラーとなった純愛小説の完全映画化『P.S.アイラヴユー』(監督:リチャード・ラグラヴェネーズ『マディソン郡の橋』脚本家)が、10月18日(土)より有楽座ほかで全国拡大ロードショーと決定し、公開にさきがけ、8月6日に小学館文庫より発行される原作の著者セシリア・アハーンが来日いたしました。
日時:2008年6月26日(木)
会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2
登壇者:セシリア・アハーン(原作者)
--原作は2004年に最も売れた小説として話題になりました。作者のセシリア・アハーンさんは当時21歳で、現在26歳です。とても若くて素敵な女性です。
『P.S.アイラヴユー』は彼女の処女小説で、愛と喪失、再生、そして希望の物語で、演技力に定評のあるヒラリー・スワンク、ジェラルド・バトラーを迎え、ロマンティックなラブストーリーとして映画化されました。
セシリア・アハーンさんは、今回が生涯で2度目の舞台挨拶ということで、とても緊張していらっしゃいます。先ほども「緊張しすぎて、長い間ここにいられないかもしれない」と仰っていました。みなさん、笑顔と拍手で、あたたかくお迎えください。
それでは、原作者のセシリア・アハーンさんをお迎えしましょう。


アハーン:みなさん、こんにちは。
--初来日ということですが、いかがですか?
アハーン:今回は初めての来日で、本当にうれしくてうれしくて、友達や家族のみんなに「日本に行くのよ!」と言ってまわりました。みんな喜んでくれて、羨ましいと言われました。日本に来て、この場に立ててとても興奮しています。
--日本に来て、何か印象に残っている風景などはありますか?
アハーン:ホテルの部屋に閉じこもってたくさんの取材を受けているのですが、取材にいらっしゃる方々が、とにかく優しくていい人ばかりなので、日本の方は皆いい人ばかり、という思い出を持ち帰ります(笑)
--今回、ご自分が書かれた処女小説が、このような素晴らしいキャストとスタッフによって映画化されたのですが、出来上がった作品をご覧になっていかがでしたか?
アハーン:自分が書いた小説の映画化を見るというのは、人生で一番エキサイティングな体験でした。まず出版されたということ、これが一番でしたが、さらに映画になったということで、ものすごく興奮しました。私はこの映画を最初に見た時、2時間泣きっぱなしでした。ですから、みなさんもティッシュやハンカチを用意してくださいね。
悲しい部分も多いですが、楽しいところや笑えるところがたくさんあります。私が一番望んでいたのは、小説の“心”を描いた部分が反映されていることと、登場人物の性格のエッセンスが入っていることでした。映画ではその両方が全て描かれていました。すばらしいコメディの部分と悲しい部分が完璧なバランスを取って、すばらしい作品に仕上がっています。私もこの映画が大好きです。みなさんにも気に入っていただけるとうれしいです。
--どのような思いを込めて、この小説を書かれたのですか?
アハーン:自分に起こり得る、一番悲しくて怖いことは、愛する人を失う事だと思いました。そのような打ちのめされる経験をしたとき、どうしたらポジティブに、希望を持って生きて行けるだろうか、という視点から書きました。ここで描かれているホリーの人生の旅は、どん底から這い上がってポジティブに生きて行く話です。最悪な時にこそ、内面から力が湧き出てくるものだと思います。ホリーも辛い時期を、なんとかポジティブに乗り越えて行きます。そのような前向きなメッセージを伝えたいという気持ちで書きました。
--日本の観客にメッセージをお願いします。
アハーン:この作品を通して一番伝えたかったことは“愛は永遠だ”ということです。愛する人を失ったとしても、その人の愛、そして自分の愛は失われない、という事です。
ホリーは愛する人を失いますが、彼女のジェリーに対する愛はなくなりません。ジェリーは、彼女を思って、残された彼女が立ち直るのを助けようと、手紙を残すのですが、そこには深い愛情が込められています。
この映画を観た後で、みなさんが希望を持てるようになるとうれしいです。
--セシリア・アハーンさんでした。ありがとうございます。
アハーンさんは、現在7作目を執筆中で、6作目は今年のクリスマスに出版されるということです。テレビドラマを製作し、アイルランドで製作される映画の脚本も執筆中とのことです。
ストーリー
死んでしまった最愛の夫から届けられた最後のプレゼント。
それは、“消印のない”10通の手紙
つましくても幸福な人生を信じて疑わなかったホリー(ヒラリー・スワンク)に突然、襲いかかった最愛の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)の死。彼の死を受け入れられず、絶望に打ちひしがれる彼女のもとに、一通の手紙が届く。その手紙の差出人は亡き夫だった。それから、消印のない夫からの手紙が様々な形で届くようになる。最愛の人を失った悲しみと、最愛の人に出会えた幸せをかみしめながら、徐々に生きる力を取り戻していく……。
2度のオスカーに輝くヒラリー・スワンクとジェラルド・バトラーというハリウッド最高のキャストを迎え、『プラダを着た悪魔』の製作陣、リチャード・ラグラヴェネーズ(監督・脚本)により珠玉の感動作として映画が完成。
著者:セシリア・アハーン(Cecelia Ahern)プロフィール
1981年9月30日アイルランド、ダブリン生まれ。実父は2008年5月7日までアイルランド首相を務めたバーティ・アハーン。21歳で書いた処女小説『P.S.アイラヴユー』は40カ国を超える国で出版、ブリティッシュ・ブック・アワードの最優秀新人賞ノミネートなど数々受賞。日本では小学館より林真理子氏の翻訳により出版。その後の著作もTVドラマ・シリーズ化、映画化が次々と決定している。現在すでに6作目を上梓し、7作目を執筆中。
監督:リチャード・ラグラヴェネーズ(『マディソン郡の橋』脚本、『フリーダム・ライターズ』監督)
出演:ヒラリー・スワンク/ジェラルド・バトラー/キャシー・ベイツ/リサ・クドロー/ジーナ・ガーション/ハリー・コニックJr. ほか
2007年アメリカ/カラー/126分/ビスタ/ドルビーデジタル/SRD/SDDS
日本語字幕:石田泰子
提供:ムービーアイ・エンタテインメント+ジェネオンエンタテインメント+東宝東和+小学館+読売広告社
配給:ムービーアイ+東宝東和
原作:「P.S.アイラヴユー」セシリア・アハーン(小学館刊 8月6日文庫発売、林真理子訳)
オリジナル・サウンドトラック:ワーナーミュージックジャパン
オリジナル・スコア:ジェネオンエンタテインメント/ランブリング・レコーズ
『P.S.アイラヴユー』
2008年10月18日(土)より有楽座ほか全国拡大ロードショー