MOVIEW SNS:Bluesky Threads Twitter Instagram YouTube

SF映画

映画館や試写室で観たSF映画のレビューです。ネタバレはいたしません。映画鑑賞や映画選びの参考にどうぞ。

Vol.173 『メン・イン・ブラック3』

メン・イン・ブラック3マスコミ試写にて『メン・イン・ブラック3』観賞。大ヒットした『メン・イン・ブラック』シリーズの10年振りとなる最新作。今回は3D映画として登場。
黒いスーツにサングラスでおなじみのMIBのKとJが三度スクリーンに登場。演じるのはもちろんトミー・リー・ジョーンズ&ウィル・スミス。製作スタッフもソネンフェルド監督に、スピルバーグ製作総指揮、ダニー・エルフマンの曲にリック・ベイカーの特殊効果と、シリーズを作ってきたメンバーが再集結。それにしても『メン・イン・ブラック2』からもう10年も経つんですねぇ。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.169 『バトルシップ』

完成披露試写にて『バトルシップ』観賞。TOHOシネマズ六本木。ユニバーサル映画100周年の記念作品として製作されたSF大作。
新たに発見された地球型の惑星にNASAが送ったメッセージ。それに応えてやってきた宇宙からの訪問者は、科学者たちの意図と違い、侵略が目的だった。世界合同軍事演習が行われているハワイに飛来した宇宙船はその周囲にドーム上のバリアーを張り、外部からの攻撃・侵入を寄せ付けない。人類の命運はそのバリアーの中に残された3隻の駆逐艦に託された……。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.167 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 3D』

スター・ウォーズ プリクエル・トリロジー ブルーレイBOXTOHOシネマズ錦糸町にて『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 3D』観賞。『スター・ウォーズ』シリーズの3D化第1弾。
『スター・ウォーズ』シリーズについては観賞映画振り返りコラムで書いていく予定ですが遅々として進んでおらず、まだ1981年あたりの作品を書いている状況。第1作・第2作(エピソード4、5)だけしか書いてませんでした。エピソード1は1999年の映画ですからいったいいつになることやら……。ということで話などについては振り返りコラムで書く予定なので、今回は映像表現を中心にしたことを書きます。
まずは予告編を掲載しますが、Blu-ray化に伴うリファインで映像がかなりクォリティアップが図られていることはわかると思います。今回の3D化はこのBlu-ray版をベースにして行われたようです。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.155 『カウボーイ&エイリアン』

カウボーイ&エイリアンTOHOシネマズ錦糸町にて『カウボーイ&エイリアン』観賞。豪華なスタッフ・キャストによるSF映画で、初めて予告編を観たときから観に行こうと決めていた作品。
タイトルを一見すると、劇場公開もされないようなB級映画のようなイメージを受けますが、内容はきちんとSF映画であり、西部劇である、しっかりとした作り。スピルバーグが製作総指揮、ロン・ハワードが製作、そして『アイアンマン』のジョン・ファブローが監督。そこにジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグと、インディアナ・ジョーンズのハリソン・フォードの共演が実現。これだけを並べても贅沢感あふれる感じがしますよね。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.151 『ニューヨーク1997』

ニューヨーク1997観賞映画振り返りコラムの56回目は1981年に観た『ニューヨーク1997』。友人2人と日比谷映画で観賞。ジョン・カーペンター監督の近未来SF。
島全体を高い壁で囲い、重犯罪者のみを収容する刑務所となっているマンハッタン島に大統領専用機が墜落してしまう。乗っていた大統領を救うために白羽の矢を立てられたのは元軍人の犯罪者スネーク。小型爆弾を体内に注入されてしまったスネークが大統領救出にかけられるタイムリミットは24時間。力こそがすべての刑務所からはたして大統領を救い出すことができるのか?

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.150 『世界侵略:ロサンゼルス決戦』

世界侵略:ロサンゼルス決戦TOHOシネマズ錦糸町にて『世界侵略:ロサンゼルス決戦』観賞。東日本大震災の影響で4月の公開から延期されていたSF作品。
突然、前触れもなく現れた流星群。それは地球を侵略しようとする異星人の襲来であった。侵略の目的も、その正体もわからない異星人たちの攻撃により、世界中の都市が壊滅状態に陥る。そんな中、ロサンゼルスで市民救出の命を受けた海兵隊員たちは生存者とともに、敵の猛攻にさらされながらサンタモニカの前線基地を目指すのだった……。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.143 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 .

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンTOHOシネマズ錦糸町にて『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』観賞。最近、前売りより安いので、新作映画はレイトショーで観ることが多くなりました。今回はキャメロンが絶賛ということで3Dにて観賞。
『トランスフォーマー』シリーズの最終章となる第3作。1作目に比べて大幅にパワーアップした2作目を経てのこの3作目。毎回、驚異の変形シーンで楽しませてくれるこのシリーズが3D映像となったときどうなるのか? ストーリーもさることながら、個人的な興味はそちらのほうが大きかったというのが本音です。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.141 『SUPER 8/スーパーエイト』

SUPER 8/スーパーエイトTOHOシネマズ錦糸町にて『SUPER 8/スーパーエイト』観賞。スティーブン・スピルバーグ製作、J.J.エイブラムス監督によるSF映画。
アメリカでの公開までほとんど情報が明かされず、完全極秘で進められてきたこの作品。公開までに発表されたスチールを見るとどうもファンタジーっぽく、『E.T.』『未知との遭遇』のようなイメージの映画と思われました。スピルバーグが製作を務めるそのような映画なら見ないわけにいかないでしょう(^_^)

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.127 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」ORIGINAL SOUNDTRACKTOHOシネマズ日劇にて『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を観賞。アニメ『宇宙戦艦ヤマト』を原作として実写映画化した作品。ヤマトシリーズは去年試写で観た『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』以外はすべて初日に観賞してるので、この作品も当然初日に。
この作品のように、昔の作品、しかも大ヒットした作品をリメイクする場合、どうしたって旧作と比較されるため、作り方が難しいですよね。旧作とまったく同じように作るか、あるいは現代風にアレンジするかのどちらかしかない。これを中途半端にすると旧作のファンからは違うと言われ、初めて観る世代には古いと言われてしまいます。今回の作品はというと、その、やってはいけない中途半端などっちつかずの作り方をしてしまっているなというのが私の印象です。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.120 『パンドラム』

マスコミ試写にて『パンドラム』を観賞。デニス・クエイド主演のSFホラー。製作は『バイオハザード』シリーズの監督として知られるポール・W・S・アンダーソン。
膨れあがった人口、資源の枯渇、滅亡に向かう地球……西暦2174年、地球上の生物のサンプル2000万種と6万人を乗せた宇宙船エリジウムは地球とよく似た環境の惑星タニスへと旅立つ。ほとんどの人はその長旅のために冷凍睡眠装置で眠っており、船は数人によるいくつかのチームが交代で航行していた。やがて、チーム5のペイトン(デニス・クエイド)とバウアー(ベン・フォスター)が目を覚ますが前のチームはおらず、2人以外誰もいなかった。しかし、船の中には、恐ろしい“何か”が暗躍していた……。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.116 『未知との遭遇 特別編』

未知との遭遇 製作30周年アニバーサリー アルティメット・エディション観賞映画振り返りコラムの45回目は1980年に日比谷有楽座で観た『未知との遭遇 特別編』。左の画像はオリジナル版のデザインですが、特別編のキービジュアルを使ったBD・DVDは存在しないみたいですね。いまやファイナルカット版と合わせて3バージョンを1アイテムで観られる時代ですからねぇ。
オリジナル版は言わずと知れた名作で、「Vol.38 『未知との遭遇』」にも書きました。このオリジナル版がヒットしたため、映画会社としては続編を作りたかったのですがスピルバーグは乗り気ではなく、新カットの追加・再編集リニューアルバージョンの製作ということで折り合いをつけ、この特別編ができました。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.112 『レポゼッション・メン』

ブロマイド写真★ジュード・ロウ/白黒・写真家名付きマスコミ試写にて『レポゼッション・メン』を観賞。ジュード・ロウ主演の近未来SF作品。
今から20年後。ユニオン社の人工臓器が広く普及し、人々は長寿を得ていたが、高額なローンが払えない人々も現れる。それらの人から人工臓器を回収するのが主人公たち回収人(レポメン)。ジュード・ロウが演じるレミーはトップクラスの回収人だったが、事故により人工臓器をつけることになり……。追う立場が追われる立場になり、レミーはある決断を下すのだった……。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.100 『第9地区』

第9地区TOHOシネマズにて『第9地区』を観賞。ピーター・ジャクソン制作ながら、監督も役者もほぼ無名のSF映画で、アカデミー賞4部門にノミネートされた作品。

南アフリカに飛来したUFOに乗っていたのは宇宙の難民。政府は何百万という宇宙人たちを第9地区に収容する。それから28年の月日が経ち、宇宙人と地元住民の衝突など、様々な問題を解決するため、ヨハネスブルグから200km離れた新しい収容施設に宇宙人たちを移すことを決定する。そのプロジェクトは超国家組織MNUが請け負っていた……。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.99 『ザ・ウォーカー』

Book of Eli [Soundtrack] 完成披露試写にて『ザ・ウォーカー』を観賞。ジョエル・シルバー製作、デンゼル・ワシントンとゲーリー・オールドマン主演の近未来映画。
戦争によって文明が滅びてから30年もの時が過ぎたアメリカ大陸。焼き尽くされ、荒廃した世界を歩く一人の男・イーライ。彼はひたすら西を目指す。1冊の本を携えて……。そしてその本を探し続けている男・カーネギー。汚染されていない水を独占し、街を牛耳る彼は、その本をイーライが持っていることを知り……。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.97 『復活の日』

復活の日 DTSプレミアムBOX観賞映画振り返りコラムの39回目は1980年に観た『復活の日』。小松左京さん原作の近未来SF映画。
この頃、書籍販売などのメディアミックスを大きく展開していた角川映画作品の1つで、その製作費、映画のスケールともに、それまでの邦画とは一線を画しており、よくも悪くも日本映画そのもののあり方に影響を与えた作品だと思いますし、日本でもこうした作品を作ることができるということを示してくれた映画です。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.96 『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』

スター・ウォーズ 帝国の逆襲観賞映画振り返りコラムの38回目は1980年に観た『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』。大ヒットを記録し、SFブームを巻き起こした『スター・ウォーズ』シリーズ第2作で5番目のエピソード。日劇(現在のではなく旧日劇)で友人と観ました。
前作で大敗した帝国軍が氷の惑星ホスで反乱軍を追いつめているシーンから始まるこの作品は、そのシーンだけでも前作以上のSFXを駆使していることがわかるほど、その技術の進歩に驚かされます。特にこのホスではAT-ATスノーウォーカーの大きさと重量感、その周りで攻撃をする戦闘機の動きなどが秀逸です。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.91 『2001年宇宙の旅』

2001年宇宙の旅観賞映画振り返りコラムの35回目は1980年に観た『2001年宇宙の旅』。映画自体は1968年初公開の作品ですが、SF映画の話となると必ず名作としてタイトルが上がる作品だったので機会があればと考えていたところ、リバイバル上映をしていたので観に行きました。映画館はテアトル東京。
アーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリック監督によるストーリーをクラークは小説にし、キューブリックが映画にした作品。クラークはこの後、3本の続編を執筆しており、そのうち『2010年』は1984年に映画化されています。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.86 『エイリアン』

エイリアン 新生アルティメット・エディション観賞映画振り返りコラムの33回目は『エイリアン』。この作品は1979年に公開されたのですがその時は見逃しており、1980年に大塚名画座で弟と従兄弟と3人で観ました。
宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない--というコピーが示す通り、宇宙を舞台にしたモンスターホラーというべきでしょうか。それまでのSF映画やホラー映画とは一線を画したストーリーが秀逸でしたね。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.85 『アバター』

アバター遅ればせながら『アバター』をTOHOシネマズ日劇にて観賞。『タイタニック』を抜き、興行収入歴代1位となるなど全世界で大ヒットを記録している作品。しかし、どうも食指が動かず、観に行くのをためらっていました。“観る者を新しい次元の映画体験へと誘う”という売り文句にしては、予告編やパナソニックとのコラボレーションCMを観る限りがっかりしそうだなぁという感じがしていまして……。
映画としてはSF映画ではありますが、どちらかというとファンタジー映画ですね。パンドラという星の鉱物資源を狙う地球人と、パンドラの原住民であるナヴィの物語。アバターと呼ばれる遺伝子操作で作り出された肉体に地球人の精神をリンクさせ、ナヴィの村に潜り込むジェイクがナヴィの女性ネイティリと過ごすうち、その考え方に変化が訪れる……。

→続きを読む

SF映画, コラム          

Vol.76 『戦国自衛隊』

戦国自衛隊 DTSコレクターズ・エディション観賞映画振り返りコラムの26回目は1979年公開の『戦国自衛隊』。キンゲキで観賞。
『犬神家の一族』から始まった角川映画はミステリーを中心とした映画を製作していましたが、このころのSFブームもあってか、SF映画として初めてこの『戦国自衛隊』が作られました。連日放映されるテレビCM、戦国時代に現代兵器が登場するという奇抜なアイデア、とても印象的だった「歴史は俺たちに何をさせようとしているのか?」というキャッチコピーもあり、公開前からこれは観たい!と思わせる要素が盛りだくさんでしたね。

→続きを読む

SF映画, コラム