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『宇宙戦艦ヤマト2199』宮川彬良のヤマトークオフィシャルレポート到着

11月5日夜、新宿ピカデリーにて「宮川彬良のヤマトーク~ヤマトサウンド編其の一」が行われました。登壇したのは、『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズの音楽を担当した宮川彬良さん、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さん。

「ヤマトーク」とは、2012年『宇宙戦艦ヤマト2199』第一章の上映から継続して開催されているスペシャルイベント。今回は12月24日に発売される『宇宙戦艦ヤマト2199 コンサート2015』を上映するフィルムコンサートとなりました。

宮川彬良のヤマトーク~ヤマトサウンド編其の一

この夜上映されたのは『宇宙戦艦ヤマト2199 コンサート2015』から、前半部分にあたる「追憶の航海編」約42分。上映前の挨拶で宮川さんは、自身初のフィルムコンサートであること、いつもなら演奏が終わるとTVなどの出演作品は見返すことはないそうですが「『コンサート2015』はCDで聴き直しても素晴らしかった。自分としてはすごく満足している。(CDとこれから観てもらう映像も合わせ)これで歴史に残る形になった。今どの楽器が演奏しているかちゃんと分かるようになっていて、映像としても素晴らしい」と絶賛。

氷川さんは「(こういったコンサートを)41年間心待ちにしていました。しかも(実際に劇伴を演奏した方による)オリジナルの状態で聴けたことに感謝を述べたいです」と、もっとも長く『ヤマト』を知るファンの一人としての感慨に浸っていました。

上映終了後、次プログラムの「ヤマトーク」で再登壇すると、二人は「5.1chサラウンドシステムによる臨場感はかなり高い」と揃って絶賛。今回の上映素材が12月24日に発売されるBlu-ray Discだと明かされると、その映像美に、客席からは驚きの声が上がっていました。

主にコンサートの構成や、映像になったことでアップで観ることができるようになった演奏者の紹介、宮川さんの音楽に対する姿勢などが語られます。演奏曲は、宮川さんと音響監督の吉田知弘さんが中心となりセレクト。初心者にも楽しめるように映像を加えたが、『ヤマト』には名場面があまりにも多いため挙げ始めるときりがなく、「音楽を聴かせるコンサート」という基本コンセプトから外れないよう、そのバランスに注意したこと。

他にも、1曲目を「銀河航路BG」にした理由、ナレーションを森雪役の桑島法子さんにお願いした結果「図らずも、次世代へ伝えていこうという姿勢が出た」ことで、このコンサートが『宇宙戦艦ヤマト2199』が内包するテーマとシンクロしたことなど、初めて聞く話題も数多くありました。

そんな、トークパート終盤には2つのサプライズが待っていました。氷川さんが用意していたのは秘蔵音源。それは『宇宙戦艦ヤマト』のサウンドトラック、交響組曲さえ発売されていなかった時、氷川さんが制作現場へお邪魔した際に、スタッフにお願いしてダビングさせてもらったマスターテープのコピーでした。

これから何を演奏するのかを告げ、「1、2、3」とカウントする宮川泰さんの声が流されると、息子である宮川彬良さんも「親父と似ているね」と笑い、思わぬ親子共演に来場者の多くが笑顔を浮かべていました。

そして最後の挨拶の直前、宮川さんは鍵盤ハーモニカを手に檀上を降りると「宇宙戦艦ヤマト」を演奏。映画館をまるでコンサート会場のような雰囲気に変え、初のフィルムコンサートは幕を下ろしました。

次回「宮川彬良のヤマトーク~ヤマトサウンド編~其の二」は12月18日夜、丸の内ピカデリーにて開催、2012年に開催された「ヤマト音楽団大式典2012」が上映されます。

※チケット発売情報等詳細は公式HPおよびTwitterにて後日発表されます。

→『宇宙戦艦ヤマト2199 コンサート2015&ヤマト音楽団大式典2012』を購入する

『宇宙戦艦ヤマト2199』公式サイト:http://yamato2199.net/

©2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
©西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

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