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フランス映画祭 2015開幕。オープニング『エール』トークショー

フランス中を笑いと涙で包んだ話題作「フランス映画祭 2015」のオープニング作品『エール!』(原題:「La famille Belier」)

主演女優ルアンヌ・エメラ、エリック・ラルティゴ監督2人揃って「フランス映画祭2015」オープニングセレモニーに登場!
言葉の壁を超えた感動に、涙に包まれた会場から大喝采!!

エール

今回で23回目を迎えるフランス映画祭。
本日、フランス映画祭2015(会期:6月26日(金)~6月29日(月))が開幕しました。
オープニングセレモニーでは、12名の豪華来日ゲストを迎え、本映画祭の開幕を祝いました。

オープニング作品の10月31日(土)公開となる映画『エール!』(クロックワークス/アルバトロス・フィルム配給)で主演を務めたルアンヌ・エメラ、エリック・ラルティゴ監督も登壇し、セレモニーに花を添えました。

また『エール!』本編上映後、ルアンヌ・エメラ、エリック・ラルティゴ監督をお招きし、トークショーを実施しました。

●「フランス映画祭2015」 映画『エール!』トークショー
日時:6月26日(金)
場所:有楽町朝日ホール
登壇者:ルアンヌ・エメラ、エリック・ラルティゴ監督

本編上映が終わり感動の涙と割れんばかりの大喝采に包まれた会場にルアンヌと監督が姿を現すと、拍手はさらに大きくなり、会場の温度は急上昇!
撮影裏話が明かされたり、監督のジュークにフランス語がわかるお客さんが多いせいもあり時折笑いが起こるなど、和やかにトークショーが進む中、お客さんからの質問Q&Aがスタート。

たくさんの手が挙がり、1つ1つの質問に対し丁寧に答える2人でしたが、ルアンヌからお客さんに「フランスと日本の手話は違いますか?」と逆質問が飛び出し、聴覚に障害のあるお客さんが手話で応える一幕も。

そして、監督が「言葉が通じなくても、手話なら外国でもコミュニケーションを取ることのできます、これは本当に素晴らしいことです!」と心に響く発言をするなど、観客と監督、ルアンヌの交流が印象的なとても温かいトークショーイベントとなりました。

Q:このストーリーをどのようにして思いついたですか?

監督:まず始めは、ヴィクトリア・ドゥヴォスというフランスの有名なコメディエンヌがいるんですが、彼女の父のアシスタントにルアンヌが演じたポーラと同じ境遇の子がいたんです。そして10ヶ月かけてシナリオを作りました。

Q:作品を制作するにあたり、難しくなかったですか?

監督:もちろん思いましたよ。映画をつくるにあたり困難な要素もたくさんありました。その1つは手話です。ルアンヌは手話をしながら歌わなくてはいけまんせんでした。

彼女と出会った時、思春期というかまだ若くて集中力もあまりなくて……いつも僕は映画を撮る時、ドキドキさせられるんだけど、今回もルアンヌにドキドキさせられました。(笑)

Q:映画に出たきっかけは?

ルアンヌ:私はフランスでThe Voiceという番組に出ていたんですが、その番組を監督が見ていたみたいで、私を採用してくれました。スクリーンテストを受けた時、最悪で今でも何でこんな私の才能を推して採用してくれたんだろうと思ってしまうくらいです。本当にシンデレラストーリーみたいです!

Q:スクリーンテストで最悪だったルアンヌを1度落とそうと思った?

監督:いいえ(笑) 1、2、3回のスクリーンテストは全て悪かったんです。
なんで彼女を採用してしまったのか、、それは化学反応というか、無意識だったと思います。彼女はみずみずしくて、利発的なんです。3秒くらい素晴らしい瞬間があったんですが、それを1時間半続けなくてはいけない。でも僕はそれに成功したんです!

Q:普通の台詞と手話の台詞はどちらの方が難しかったですか?どんな準備をしましたか?

ルアンヌ:4ヵ月前から1日4時間、手話の勉強をしていました。
元々、言葉を覚えることは得意なんです。
新たしいことに挑戦することも好きなので、簡単ではなかったですが、そこまで難しくはなったです。

Q:一番難しかったことは?

ルアンヌ:手話を覚えることですね。
それに私は歌手なので、映画出ることも演じることも初めてだったので、演じることは難しかったです。

Q:フランスを代表する俳優、フランソワ・ダミアンとカリン・ヴィアールとの共演はいかがでしたか?

ルアンヌ:始めは感動したしドキドキもしました。でも彼らは私にすぐにアドバイスをくれました。

Q:次に演じるならどんな役をやってみたいですか? やはり歌う役がいいですか?

ルアンヌ:今のところわからないです。でも次は歌わなくていいと思っています。いろんな役に挑戦してみたいです。

エール

※ここで監督がお客さんに向かって「今日、ここに聴覚障害がある方はいますか?」と質問し、会場からちらほらと手が挙がる。

Q:(ルアンヌが観客に向かって)フランスと日本の手話は違いますか?

※1人の聴覚に障害のある男性が手話で応える。ルアンヌも手話でそれに応える。

男性:(手話で)素晴らしかった! ブラボー! 全て理解することができました。

監督:フランスの聴覚障害者のコミュニティはすごいんです!
彼は「日本とフランスの手話は少し違うけど、日本の人にこの映画を見せたらある程度はわかるのでは。」と言っていました。

もし健聴者が日本語を覚えようと思ったらきっと15年くらいはかかってしまうと思います。でも手話を使ったら、外国に行っても1日、2日でコミュニケーションを取ることができるんです。これは本当すばらしいことだと思います!

●『エール』
夢と希望、そして家族への愛を乗せた少女の歌声は、“聴こえない”父や母の心にきっと届く-
フランスからまた一つ、笑って、泣ける、最高に愛おしい映画がやってくる-

フランスの田舎町。農家を営むベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外、父も母も弟も聴覚障害者。ミスコンで優勝したこともある美しい母、口(手話)は悪いが熱血漢な父とゲーム好きの弟。オープンで明るく、仲のいい家族だ。

エール!

ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教 師トマソンはその才能を見出し、彼女にパリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女の才能を信じることもできず、もちろん大反対。一家の「通訳」でもあるポーラは悩んだ末に、夢をあきらめる決意をする。

しかしその歌声が、耳の聴こえない家族に届く出来事が起こる―

監督:エリック・ラルティゴ『プレイヤー』
出演:ルアンヌ・エメラ(新人)、カリン・ヴィアール『しあわせの雨傘』、フランソワ・ダミアン『タンゴ・リブレ君を想う』、エリック・エリモスニーノ『ゲンズブールと女たち』ほか
配給・提供:クロックワークス、アルバトロス・フィルム
原題:「La famille Belier」/2014年/フランス映画/アメリカン・ビスタ/DCP5.1ch/105分

『エール!』
10月31日(土)新宿バルト9他全国ロードショー

La Famille Bélier (C)2014-Jerico-Mars Films-France 2 Cinéma-Quarante 12 Films-VendÔme Production-Nexus Factory-Umedia

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