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フィリップ・シーモア・ホフマン最後の主演作『誰よりも狙われた男』初日決定

名優 フィリップ・シーモア・ホフマンが遺した最後の主演作
『誰よりも狙われた男』
10月17日(金)初日決定!
先日7月25日に北米公開し、小規模公開ながらオープニングTOP10にランクイン、また故フィリップ・シーモア・ホフマン最後の主演作としても話題の『誰よりも狙われた男』の日本の公開日が、10月17日(金)に決定しました。

誰よりも狙われた男


本作の原作は、映画化作品『裏切りのサーカス』のヒットが記憶に新しい、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ。舞台となるドイツ・ハンブルクには、ル・カレが領事時代に暮らしていた馴染みの街であり、また“9.11”のテロリストたちが潜伏し、作戦を練っていたのがハンブルクだったという報告もある。
“9.11”以降、政治は小さな脅威の芽から摘んでしまう懐疑的な風潮が増し、グレーの者は黒にされてしまう時代になった。しかし、ホフマン演じるバッハマンは、根本となる悪を潰そうと長期的な視野で行動。自分の信じる正義のためなら手段は選ばず、嘘や裏切りも厭わない。任務のために人を傷つけてしまう、そんなスパイ稼業の切なさ。さらに“泳がせ調査”や、自分のスパイとさせるべく仲間へ引きこむ心理戦のスリリングな緊迫感が本作の大きな見どころとなる。
なお、本作で重要な役どころとなる密入国者イッサ・カルポフにはモデルが存在する。アメリカ軍にテロ容疑の濡れ衣を着せられて拘束された、ドイツ在住トルコ人のムラット・クルナズ氏だ。ル・カレは彼と交流があり、原作の巻末では彼の弁護士に謝意を捧げている。9.11以降のテロ対策というプロットが従来のスパイ映画と一線を画す本作において彼の存在は作品の信頼性を確かなものにさせている。

誰よりも狙われた男

さらにル・カレは故ホフマンについて「フィリップと初めて出会った時の衝撃を超える俳優にはまだ出会っていない。リチャード・バートンやバート・ランカスター、アレック・ギネスでも無い。フィリップはまるで彼の人生で会うのを待ちわびていたかのように迎えてくれ、彼はいつも人々にそう振舞っているのだと思う。」と語る一方で、この世を去ってしまった今「私たちはもう一人のフィリップを長い間待つこととなるだろう。」とその存在を惜しんでいる。
その他、ウィレム・デフォー、ロビン・ライト、レイチェル・マクアダムス、ダニエル・ブリュールなどハリウッドを代表する俳優陣たちが共演。『コントロール』『ラスト・ターゲット』に続き、長編3作品目となるアントン・コービンが、スタイリッシュな映像感覚と、伏線に伏線を重ねた繊細なストーリーテリングでル・カレの世界を独自に昇華し、知的で高品質のエンターテイメントに仕立てあげた。監督はホフマンに対し、「彼は200%人間だった。苦闘し欠点をもつ人間。だが、そこから偉大なる芸術が生まれるのだと、僕は信じたい。」と語った。
最速公開された場面写真ではスパイ家業に命を懸けるかのように情報の山をバックに携帯電話を持つバッハマン役のホフマン、対抗意識をお互い持っているCIAと並ぶ画、何者かに追われている人権弁護士アナベル・リヒター(レイチェル・マクアダムス)とイッサ・カルポフ(グレゴリー・ドブリギン)、盗聴・盗撮で真相に迫る車中、密談を交わす「バッハマンと英国人銀行家トミー・ブルー(ウィレム・デフォー)と、そのどれもが緊迫したものばかりだ。

誰よりも狙われた男

全米公開時の成績はリュック・ベッソン監督の『LUCY/ルーシー』(3173館)や『ヘラクレス』(3595館)が同日に公開し、夏の超大作『猿の惑星:新世紀ライジング』(3668館)や『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2476館)などがまだまだランキングが賑わせているなか、『誰よりも狙われた男』が361館での小規模公開にして10位と好スタートし、興収2億8千万円を稼いだ。1館あたりの興収は、『LUCY/ルーシー』『ヘラクレス』につぎ、3番目に大きなものとなった。
『ウィンターズ・ボーン』『BIUTIFUL ビューティフル』『オール・イズ・ロスト』『MUD』など、良質な作品を提供している北米の配給会社Roadside Attractionsの過去11年間で、オープニングTOP10入りしたのは、本作が初めてとなる。世界の映画評サイト、ロッテントマトでも、同じ原作者で多数の賞にノミネート・受賞を果たした『裏切りのサーカス』の公開直後の84%を大幅に上回る、90%が絶賛と高評価となった。
また、ホフマンの演技は評論家の評判を集めており、各賞への期待も高まっている。Roadside Attractionsの社長ハワード・コーエンは、「賞レースの伝統を考えて秋の公開も検討したが、この映画は知的であり、一般の観客の心にも響くと考えており、アートハウス系の観客だけをターゲットにしているわけではないので、今公開した」と話す。ウディ・アレン監督の『ブルージャスミン』は昨年Sony Pictures Classicsにより、今作と同じ時期(7月26日)に全米公開されたにも関わらず、結果、主演のケイト・ブランシェットが最優秀女優賞でオスカーを獲得した。さらに、ル・カレ原作の『裏切りのサーカス』(最大886館で公開)の流れも研究した、というコーエン社長は、今週末には本作も710館までに拡大することを決定した。

誰よりも狙われた男

海外レビュー:
「フィリップ・シーモア・ホフマンの演技が光る。非常に空気の張り詰めた一流のスパイスリラーだ。」(LA Times)
「ホフマン最後の素晴らしい演技が見られる。ひねりのきいた一級の作品だ。」(Rolling Stone)
「本作のイタチごっこは、興味深くもあり、身近に感じる。ホフマンの魂のこもった演技が作品のレベルを押し上げた。」(Newsday)
「見事に練られた作品は、観客を惹きつけるだろう。」(Hollywood Reporter)
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Twitter:@nerawaretaotoko
『誰よりも狙われた男』
10月17日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー!
(C)A Most Wanted Man Limited / Amusement Park Film GmbH (C)Kerry Brown
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