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『四十九日のレシピ』プライベートな人生観まで赤裸々トーク!

『四十九日のレシピ』
タナダユキ監督×品田英雄 × 雨宮まみ
プライベートな人生観まで赤裸々トーク!
永作博美主演最新作『四十九日のレシピ』が新宿バルト9・有楽町スバル座他にて、全国絶賛公開中となっています。主役を務める永作博美は、2011年日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など映画各賞を総ナメにした『八日目の蝉』以降初の映画主演。その他キャストに石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子など個性豊かなキャストが集結してお届けする心温まる感動作として話題です。
亡くなった母が遺した「幸せに生きるためのレシピ」に書き記されていた、母の希望“四十九日の大宴会”を盛大に行うため、残された家族が様々な心の傷を抱えながらも、再生に向かっていく物語。本作の観賞後、「涙が止まらなかった」「私も人生の終わりに何か残したい」等、感動の口コミが続々、話題が絶えず続いている状況となっております!

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11月23日(土)新宿バルト9にて、本作のメガホンをとったタナダユキ監督、エンターテインメントを熟知し、映画にも造詣が深く、本作をとても評価している、日経エンタテインメント!編集委員の品田英雄さん、そして本年度流行語大賞にノミネートされている「こじらせ女子」生みの親、ライターの雨宮まみさんの3名による、『四十九日のレシピ』ティーチインイベントを開催しました。
●『四十九日のレシピ』ティーチインイベント
品田英雄さん(以下、敬称略):まずは雨宮さん、映画をご覧になっていかがでしたか?
雨宮まみさん(以下敬称略):“子供を産まない女の人生”というテーマが全面に出ていると思っていなかったので、私に関係ある話だったことに驚きましたね。でも、これが正解ということを押し付けないところがよかった。
タナダ監督(以下敬称略):父と娘、親との接し方などいろんな要素が入った話ですが、前作に続き、子供を産む産まないに関して悩む女性の話が続き、これはやらなくてはいけないなと思ったんです。女性としては考えようとしなくても身につまされる時期は来るので、同じ歳の人たちにも見ていただきたいですね。
品田:永作さん演じる百合子は子供がほしいと思っていますが、女性としては普通のことなのでしょうか?
雨宮:私は、30歳までは今産まれたら仕事ができなくなるからほしくないと思っていました。その後、将来どうするかを考えると答えがでないんです。
タナダ:縁があればほしいと思っていましたが、私も答えが出せないまま今に至ってしまって。百合子は気がはっきりしている分、すごく強い女性ですよね。
雨宮:結婚していなくて自然の流れに任せることは結構難しい。うっかりしてないとできないですよね。私しっかりしているんで、そういうことはなくて(笑)。
タナダ:私もうっかりはなかったんで(笑)。

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品田:2010年新宿区単身世代は63%、そのうち生涯未婚は男33%、女性27%、全国での単身世帯は32%で3世帯に1世帯が独身なんですよ。僕らは、個人のやりたいように生きればいいという価値観で共通しているんですが、少子化などで社会としては問題になっていますよね。そんな時代にこういう映画が生み出されて、それを見て泣いたり笑ったりする人がでて、いろんな価値観を認めあえるのがよかったなと思います。
雨宮:百合子が淡路恵子さん演じる珠子に「子供を産まない幸せもある。それを追求したい」ということを話す場面に感動しました。なかなか映画でもこの言葉は言えないですよね。
タナダ:百合子は喜びもあるし、悲しみもある。それを学んでいきたいということを言う言葉は脚本にあったんですが、そこはやっと百合子が自分を肯定できたシーンなんです。
品田:単なるエンターテインメント、感動作というのはもったいない気がしました。観た後、すぐ感想を言えず、簡単に一言でいい表しちゃいけないと思って。
雨宮:日常の生活をしていく中で、登場人物たちの気持ちが変わっていくのを、私自身が実感できるのも良かったです。
品田:映画としてという視点から、自分の価値観・生活に落ちていきますよね。
タナダ:自分だったらどうするのかを考えてしまう要素がたくさんあると思います。
品田:今後、お二人は結婚や出産についてはどう考えているのですか?
雨宮:自分で決めることだという感覚がないかもしれません。結婚・出産という目的に向かって相手を決めるのではなく、気の合う男性がいればいいですね。結婚は知らない世界なので経験はしたいとは思いますけど。みなさん、若いうちにしてみるぐらいがいいんじゃないですか。
タナダ:未婚はバツイチより位が低い風潮があるんで、私今底辺にいるんです(笑)。これが今後仕事に影響するようであれば偽装でもいいから結婚して!という気になりますよ(笑)。
雨宮:産んでる、産んでないよってキャラクター付けされますしね。結婚・出産と女性の生き方に対する周りの圧力はあると思いますが、自分がどういう選択をしても自分の価値が下がることはないので、生きていってほしいです。どんな立場で言ってんだってね(笑)。
タナダ:「子供のいない人生は空白か?」は自分自身を突き詰めたときに答えがでないんです。死ぬ間際に分かりかけるかなと私自身は思っています。子供を産まなかった後悔、産んだ後悔、どちちもあると思うんです。どちらの後悔の方が自分の人生において納得ができるのか、考えるきっかけになれば嬉しいです。

出演:永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子ほか
監督:タナダユキ
脚本:黒沢久子
原作:伊吹有喜「四十九日のレシピ」(ポプラ社刊)
主題歌:安藤裕子「Aloha‘Oe」(cuttingedge)
製作幹事:WOWOW ポニーキャニオン
配給:ギャガ
製作:2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
『四十九日のレシピ』
新宿バルト9・有楽町スバル座 他 絶賛上映中
(C)2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
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