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日本×台湾 合作映画『一分間だけ(仮題)』製作発表

日本原作×台湾新鋭女性監督×アジアンビューティー
新たなアジアコラボレーション映画! 台北にて製作発表記者会見!
日本が生んだ感涙の物語とともに、新たな台湾ブームが巻き起こる!
7月5日、台北にて、日本と台湾の合作映画『一分間だけ(仮題)』の製作発表が行われました。

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原作は日本の小説、原田マハ著書「一分間だけ」。多くの女性たちの共感と感動をよんだベストセラー小説! 原作は日本の小説で原田マハの「一分間だけ」。原田マハ作品の映画化は『カフーを待ちわびて』(2009年公開)、『ランウェイビート』(2011年公開)に続いて3作目であり初の国外映画化となる。
本作は、忙しい日々の中で働く女性と、愛犬の生涯を描いた感動の物語である。編集者
として第一線で働きながら、愛犬が癌になり仕事と恋愛と闘病生活の日々を送る。様々な葛藤や試練とぶつかりながら、本当に大切なものは何かを見つけ成長していく女性の姿を描いた「一分間だけ」は、小説発売以降、日本のみならず台湾でも多くの女性に共感と感動をよびベストセラーとなった小説である。
映画化に向けては、『ブロークバック・マウンテン』 (2005)や、『ラスト、コーション』(2007)など台湾を代表する映画監督アン・リーの弟である、映画プロデューサーのガン・リーが本作のストーリーに惚れ込み映画化となった。日本と台湾の合作映画である。
●大注目の新鋭女性監督チェン・フイリン、映画監督デビュー作!
女性監督ならではの目線で描く、“カワイイ”台湾!
監督は台湾の新鋭女性監督チェン・フイリン。2008年、台湾でのテレビドラマ作品で数々の国内賞を受賞し一躍注目を集め、その後も大人気アイドルグループのドラマや、国内で最高視聴率となったテレビドラマを撮るなど、今最も勢いがあり国内外から注目が集まるなか、本作で映画監督デビューを果たす。
原作にある働く女性の“女子力”や、愛犬との感動のドラマはそのままに、“カワイイ”台湾アンティークや、台湾の情緒ある風景などが描かれる。
●出演はアジアンビューティーとして大注目のチャン・チュンニン、台湾を代表する俳優、ピーター・ホー、日本からは池端レイナが参加!
雑誌出版社の第一線で働き、編集担当から編集長にのし上がっていくキャリアウーマンの主人公を演じるのは、2008年台北映画祭にて『ビバ!監督人生!!』で最優秀女優賞受賞したチャン・チュンニン。
日本では現在、花王「アジエンス」のCMに出演しており、これから増々アジア全土での注目度が加速していく女優である。クランクインに向けては、実際の雑誌出版社で同行営業を行ったり、映画撮影を共にする犬と実際に共同生活を行うなど徹底した役作りで撮影に挑む。
そして、仕事に忙しい彼女のために料理や家事をする彼氏役には、台湾を代表する肉体派アジアスター、ピーター・ホーが自身初めてとなる家庭的な男性役を演じる。
さらに、国際派女優として活躍の場を広げる池端レイナが、日本の有名デザイナーの娘でありモデル役として出演し、雑誌の一大プロジェクトという物語の重要な役所に関わっていく。
撮影は台湾にて8月末までに行い、日本公開は2014年を予定。
●製作発表記者会見のコメント
チャン・チュンニン:4年ぶりに台湾の映画に出演し、非常に緊張しております。監督及びスタッフの皆様に心より感謝しております。去年は色々なことを経験しましたが、愛というものについて、永遠に勉強し続ける必要があると思い、本作にぜひ出演させていただきたいと思いました。
ピーター・ホー:デビューしてから随分歳月を重ねましたが、やっと洋服を脱がなくてもいい脚本と巡り合い、まさに嬉しいです。石の上にも三年、ついに肉体をセールスポイントとする俳優からアップグレードできました。家庭的な男性の役柄ですので、小麦色の皮膚がダメと言われて、美白の化粧品を使っています。クランクアップしたら、女々しい男になるかもしれません。(笑)
池端レイナ:「みなさま、こんにちは。池端レイナです。今日はとても嬉しいです。みなさまのことを心より感謝しております。よろしくお願いいたします。」と中国語でスピーチ。
チェン・フイリン監督:私はこれまでにテレビドラマやミュージックビデオをいくつも撮ってきました。しかし、今回ははじめて映画を撮影することになり、とても緊張しています。
ガン・リーから一年前に原作の小説を読ませていただいたとき、私は中国での映画撮影真っ最中でした。私がこの物語に感動する気持ちを持っているだろうと、ガン・リーは思っていたようです。しかし、そのとき私は一度お断りさせていただいたのです。
私は一度も犬などのペットを飼ったことがなく、原作にある犬を飼っている人の気持ちがあまり理解できなかったからです。しかし私は、この小説を読みおわってから、更にそれからの一年の間に、私をはじめ数々の友達が何かを失った経験や別離を経験し、ひとつ悟ったことがありました。
我々はいつも別れを経験した後に、それを大切にする気持ちを学ぶのです。
どうして我々は、ものごとに対して大切にする気持ちを、別れる前に学べないものなのか。私は、この映画のなかの主役の男女の気持ちを、自分のことのように理解することができるようになり監督を引き受けさせていただくことにしました。そして、このような愛と命の経験を映画を通して見る人に伝えたいと思います。
製作総指揮・ガン・リー:今回の映画は準備段階から今まで3年かかりました。原作は「一分間だけ」という日本のベストセラーで、雑誌編集者の女性と犬を描かれた物語です。台湾では皇冠出版社が出版を手がけていました。私は、台湾ではこのような題材が好まれると感じ映画化に踏み出しましたが、日本のプロデューサーとの出会いなくして映画化へは到達できなかったと思い、この機会に恵まれたことに感謝しています。
ペットを題材にする映画は台湾ではじめてなので、これをきっかけに台湾映画市場を開拓することが期待できると思います。この作品は日本でも配給します。日本の題材を台湾風に書き直して、日本の要素もうまく取り入れたこの作品に、日本の役者さんにも出演してもらって、いろんな面で新しいチャレンジをしています。この作品が映画業界に新しい風として吹き込まれることを心から祈っております。
原作:「一分間だけ」原田マハ(宝島社)
監督:チェン・フイリン
製作総指揮:ガン・リー、吉田正大
出演:チャン・チュンニン、ピーター・ホー、池端レイナ、ほか
日本配給:ティ・ジョイ
日本公開表記:2014年全国公開