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「岩波ホール」の45年の歴史に迫る 支配人・岩波律子氏オフィシャルメッセージ

1974年から世界の埋もれた名作映画を上映!!
~ミニシアターの元祖、映画館「岩波ホール」の45年の歴史に迫る~
支配人・岩波律子氏 オフィシャルメッセージが到着

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この度、映画史上伝説的名作『八月の鯨』が、岩波ホール創立45周年を記念し、2月16日よりニュープリント上映される運びとなりました。
東京神田・神保町に建つ岩波ホールは、1974年より“世界の埋もれた名作映画の発掘上映”を目的としたミニシアターの元祖とも言うべき映画館。映画ファンから厚い信望を得ているそのラインナップで、『宗家の三姉妹』(1998)、『山の郵便配達』(2001)、『眠る男』(1996)など数々の大ヒット作を世に送り出してきました。
そんな岩波ホールの記念すべき45周年に上映される作品は、無声映画~ハリウッド黄金時代に活躍した映画史にその名を残す2人の女優、リリアン・ギッシュとベティ・デイヴィスの奇跡ともいえる共演が話題となり、1988年の公開当時、31週間という異例のロングラン大ヒット、岩波ホールでは観客動員数、歴代3位を記録、全国の劇場でも連日満員が続出し社会現象にまでなった『八月の鯨』。記念すべき45周年に最もふさわしい作品といえます。
世界中が大きな転回点を迎えている中で、映画を通して社会と向き合っていくという、創立以来の志を貫いている劇場・岩波ホールと、岩波ホールの支配人・岩波律子氏のコメントが到着しました。
●岩波ホール支配人・岩波律子氏コメント
お蔭さまで、岩波ホールは来年2月に創立45周年を迎えます。これを記念し、2月16日より1988年に公開して大きな反響を得ました『八月の鯨』を再上映いたします。
この作品は、さまざまな点で私共にとって象徴的な、大切な映画です。味わい深くても、地味な作品でしたので、ここまで大きく育ってゆくとは思っておりませんでした。入場者数としては岩波ホールで公開した映画の中では3位の記録を保っております。当時、ロードショーの他に、2回のアンコール上映も合わせて31週という、今では考えられないような長期間の上映でした。岩波ホールになじみがなくても、『八月の鯨』は見ました、あるいは、題名だけは知っていますという方々も増えてゆき、名作という評価を頂くに至りました。
この2年前には、羽田澄子監督の「痴呆性老人の世界」を公開してたいへん注目され、日本の方々が「老い」についてご関心があるのということに、すでに気がついておりましたが、『八月の鯨』の大ヒットで私たちは改めてそれを実感いたしました。
実は、この作品は本国アメリカ、またイギリスでもそれほど評判にならなかったようで、日本での大きな反響に、主演のリリアン・ギッシュ、監督のリンゼイ・アンダーソン、そしてプロデューサーのマイク・カプランからそれぞれお礼状を頂きました。
これ以降も、私共では「老い」をテーマとした作品を色々取り上げる機会がありましたが、このテーマは岩波ホールにとっては重要なものとなっております。
今回の上映は、公開当時の字幕、スクリーンサイズを用い、ニュープリントのフィルムで上映いたします。スクリーンサイズは、スタンダードですが、このサイズで上映できる映画館は日本では非常に数少なくなっております。現在、デジタル化が急激に進んでいる映画界の中で、皆さまにはフィルムの良さをじっくりと味わって頂ければと存じます。
岩波ホール支配人・岩波律子氏
●『八月の鯨』

監督:リンゼイ・アンダーソン
脚本・台詞:デヴィッド・ベリー
撮影監督:マイク・ファッシュ
音楽:アラン・プライス
出演:ベティ・デイヴィス、リリアン・ギッシュ、ヴィンセント・プライス、アン・サザーン、ハリ―・ケリー・ジュニア
1987年/アメリカ/英語/91分/スタンダード/原題:The Whales of August
(C)1988 Alive Films,Inc.and Orion Pictures Corporation.All Right Reserved.
『八月の鯨』
2月16日(土)岩波ホール他 全国順次公開
岩波ホール公式サイト:http://www.iwanami-hall.com/
→『八月の鯨』の記事を探す