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臼田あさ美、『桜並木の満開の下に』ワールドプレミア上映に登壇

世界の映画関係者から賞賛の声、続出!
拍手喝采!
東日本大震災後の“いまを生きる”物語に観客からは感動と感謝の声!
『桜並木の満開の下に』ワールドプレミア上映

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10月10日(水)19時、釜山国際映画祭会場「ロッテ・シネマ・センタム・シティ4」にて舩橋淳監督最新作『桜並木の満開の下に』のワールド・プレミア上映が行われ、舩橋監督、主演の臼田あさ美が上映前に舞台挨拶を行いました。


最初に臼田が司会者から挨拶を促され、「釜山は初めてで、さっき来たばかりです。ホテルの周囲を少し散歩したのですが、海が非常にきれいだという印象を受けました。今日はこんなにたくさんの方に来ていただき、ありがとうございます。最後まで楽しんでください」と挨拶を行いました。
また、舩橋監督は「映画の前に長く話すのは好きではありません。上映後にQ&Aを行いますので、ぜひともご参加ください」と挨拶しました。
上映終了後には満場の拍手喝采が起こり、舩橋監督が再びステージへ登壇し、観客との質疑応答を行いました。質問は、この映画の背景になっている東日本大震災に関わるもの、撮影技術的な側面に関わるものなど、様々な質問が客席から寄せられ、制限時間いっぱいまで質疑応答が行われました。
中には「感動して泣きました。すばらしい映画です。釜山の記念にプレゼントを受け取ってください」と舩橋監督にプレゼントを渡す女性が現れ、場内から拍手喝采が起こるという一幕も。
Q&Aの終了後、舩橋監督はたちまちのうちに観客に取り囲まれ、感謝を述べる多くの観客に対してサインや写真撮影に応じました。
●質疑応答内容
Q:映画の中で震災後の風景が出てきますが、その風景を描いた理由は?
A:この映画は東日本大震災以前に撮影する予定だったのですが、東日本大震災が起こったために撮影を中止せざるを得なくなりました。その1年後に様々な変遷を経てもう一度撮影することになったのですが、東日本大震災以後は日本の空気が変わってしまい、震災後の風景を入れないわけにはいかなくなりました。ただ、その中で描かれるヒロインの心の変化は、いつの時代でも変わらないものだと思います。
Q:東日本大震災を経たことでシナリオに変化はありましたか?
A:東日本震災以後の日本には湿りがちな空気、つまり、当分は上向きの状況にはならないだろうという感覚が共有されていると思います。ただ、そのような空気の中でも発見できる生き方が人間にはあると思います。
Q:全体的にうす曇りや雨の天気が多く感じました。葛藤するヒロインの心理を象徴しているように思いましたが?
A:この映画には四季が出てきますが、実は10日間で撮られました。天候を心象風景として観てもらえるのは監督としてはうれしいのですが、本当のことを言うと、この天気は偶然でした。
Q:音楽は普通の映画に比べるとそれほど多くはないと思いましたが、時折効果的に使われる音楽がスリラー、あるいはミステリーのようなタッチを感じました。その意図は?
A:ヒロインの心境の変化と寄り添うようなヒリヒリとした音楽を考えていたので、その結果、サスペンス調の音楽になったのだと思います。昔から心理劇を撮ってみたいと思っていたのですが、心理劇には派手なアクションなどがないので、自信がありませんでした。今回は製作費が少なかったので、逆にこれをきっかけに心理劇に挑戦してみようと思いました。
Q:フェードイン、フェードアウトが多様されているように思いましたが。
A:時間を描きたい、余韻を残したいと思ったので、フェードインフェードアウトを使用しました。2007年にアメリカから日本に戻って以来、人間は感情の動物であることをしばしば実感します。利害が一致しているのに、感情で対立が起こります。また、日本では謝ればことが済むことが往々にしてありますが、アメリカではそうはいきません。今は、あり得ない男女の関係をシリーズで描きたいと思っています。自分の夫を殺した男を愛する、というのがそうです。一見あり得ない関係ですが、180度変わってそういうことが起こるのもありうると思います。
Q:好きな韓国映画、監督、女優はいますか?
A:いちばん好きな監督は『下女』のキム・ギヨンです。またイ・チャンドンは尊敬しています。ローバジェットで独自の世界を作り続けているという点で、ホン・サンスも好きです。女優ではパク・チャヌクの『渇き』に主演したキム・オクビンがすばらしいと思いました。また、『息もできない』に監督・主演したヤン・イクチュンもいいと思います。
今村昌平監督の『カンゾー先生』、『赤い橋の下のぬるい水』の製作プロデューサーとしても知られるカトリーヌ・デュサールは本作品を鑑賞後、釜山国際映画祭主催の晩餐会に出席した臼田あさ美の元までかけつけ、演技を褒め称える姿もあった。
本作品の公開は2013年春を予定しており、公開までに複数の海外映画祭に招待される見込み。
出演:松本まりか、三浦 力、小澤雄志、テイ龍進、張 天翔、林田麻里、加藤四朗、石垣光代、柳 憂怜、諏訪太朗
プロデューサー:市山尚三
監督・脚本:舩橋 淳
製 作:バンダイビジュアル、衛星劇場/オフィス北野
製作年:2012年/119分/シネスコ/カラー
配 給:東京テアトル/オフィス北野
(C)2012『桜並木の満開の下に』製作委員会
『桜並木の満開の下に』
2013年春全国ロードショー
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