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被爆直後の広島で被災者支援にあたったスイス人医師『ジュノ―』

アニメ『ジュノ―』
Eテレ 平成24年8月6日(月) 午前9:00~10:05

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被爆直後の1945年9月に広島に入り、連合国軍から交渉で勝ち得た医療品で被災者支援にあたったスイス人医師がいたことはあまり知られていない。その医師の名前はマルセル・ジュノー(1904-1961)。赤十字国際委員会(ICRC)の駐日代表としてシベリア、満州を経て8月9日に東京に着任していた。


原子爆弾による被害を聞くや、同僚を広島に送り込み状況を報告させた。そして、その凄まじい破壊の報に接するや連合国軍司令部に乗り込み、マッカーサーから医療物資15トンの供出を認めさせた。当時の日本では入手が困難な貴重な医薬品も含まれていて、1万人の患者が1ヵ月間治療するだけの量だったと言われる。
アニメ『ジュノ―』は、広島平和記念公園にある石碑を訪ねた女子中学生二人が、ジュノーが生きた時代に突然タイムスリップすることから始まる。そして、エチオピア戦争、スペイン内戦、そして広島など、戦地に赴くジュノーに寄り添いながら物語が展開される。戦争と暴力が支配した時代の中、人道支援に奔走した一人の医師の軌跡をたどっていく。

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●~放送によせて~ NHK編成局コンテンツ開発センター 高井孝彰
この作品は、イランなど海外で医療支援活動を行っている広島在住の医療関係者たちの手で制作が始まりました。暴力と殺りくが国家の手で行われた20世紀にあって、「誰かのために、役に立とう」と活動することは簡単なことではなかったと思います。それでもジュノー医師がそれを貫いたのは、教会で慈善活動を続けた父の姿が原点としてあったのだと思います。
被爆地・広島に入ったジュノーは、長崎では医療支援が許されなかったことを亡くなるまで悔やんでいました。いまだに内戦、紛争が世界では絶えませんが、「利他主義」に生きた一人の医師の軌跡を見て、戦争と人間を考えるきっかけになればと思います。

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●キャスト
マルセル・ジュノー:家中 宏
美依:豊崎愛生
優子:高垣彩陽
ダグラス・マッカーサー:小川真司
●スタッフ
統括指揮:津谷静子
プロデューサー:岩崎 誠、光延青児
監督・絵コンテ・演出:木村真一郎
アニメーションプロデューサー:山崎成人
アニメーション制作:スタジオ雲雀
(C)アニメ・ジュノー制作委員会
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