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『SHAME-シェイム-』くらたま×岩井志麻子が“男のセックス”を一刀両断!

『SHAME-シェイム-』ヴェネチア国際映画祭 主演男優賞受賞
ゴールデン・グローブ賞主演男優賞ノミネート!
公開記念トークショーのご報告
本年度受賞レースを席巻したにも関わらず、激しいセックス描写により、アメリカでは最も厳しい上映規制NC-17(17歳以下の鑑賞が全面的に禁止)というレーティングがつけられ、日本では多くの修正を入れなければ<R-18+>(18歳未満は鑑賞禁止)ですら上映が許可されなかったという、内容映像ともに衝撃の問題作『SHAME-シェイム-』。
本作の公開を記念して漫画家の倉田真由美さん(40)と小説家岩井志麻子さん(47)による女性限定試写会つきトークショーを実施しました。女性だけの試写ということもあり、とても和気あいあいとした雰囲気で、自分についてもセキララに話す二人のあけっぴろげなトークに場内は爆笑が起こっていました。


●『SHAME-シェイム-』トークショー
日時:3月1日(木) 14:20[映画上映後]
場所:シネマート六本木
登壇者:倉田真由美さん(40)、岩井志麻子さん(47)
<トークショーの様子>
MC:一言ずつご挨拶をお願いいたします。
岩井:エロおばさんとしてのほうが有名かもしれませんが、小説家の岩井志麻子です。この場に呼んでいただいて、張り切らないとなと思っております。
倉田:40歳を迎え、再婚もしセックスも恋愛もすっかり遠ざかってしまった感のある倉田真由美です。最近すっかり抜けてしまったあぶらっ気を取り戻したいなと思っております。
MC:映画はいかがでしたか??
岩井:ものすごいエロい映画で、「今晩どうしよう」とか思って観たのですが、すごくまじめな作品で、それは失望とか、がっかりとかいうわけではなく、ものすごくいい映画みせてもらったわーと思いました。ひとつ思ったのがとんでもない殺人鬼とか、犯罪者とか、ものすごいトラウマとか持っていると思われているけど、意外に過去に何もなくて私たちと同じように平凡に生きてきてる普通の人ということが良くあって、この映画はそういうことも描いているのかなと思いました。
倉田:ヤリチンって私の漫画によく出してて、取材で何人にもあったことがあるんですけど、その人たちが過去に女にすごくひどい事された経験があったとか、女にトラウマがあるとか、そういうわけではないんです。たぶん、もともとそういう人なんですね。
岩井:ナチュラル・ボーンヤリチンということですね。
倉田:だからたぶん、それがリアルなんでしょうね。
岩井:私春から大学生の息子がいるんですが、順調にヤリチンの道を歩んでおりまして、でもうちの息子は母親が岩井志麻子というトラウマを抱えておりまして、なにかあったら母親のせいにするかもしれません。
倉田:あと、ヤリチンにはコレクターという側面もありますよね。
岩井:熟女ともしたい若い子ともしたい、スチュワーデスともしたい。
MC:二人はこの作品の主人公ブランドンのような男性に会ったことがありますか?
岩井:(倉田さんに向かって)だんなさんがそうじゃない!
倉田:今は枯れ果てちゃってますけど。過去の話を聞くとそうですね。でもこの映画をみて、自分を振り返って行きずりのセックスってしたことないので、しておけばよかったなと思いました。加齢とともになかなかできなくなっていくじゃないですか。
岩井:たしかに旦那が18歳年下なんですけれど、出会ったときは私41歳だったんですね。わずか数年ですけど、あの時私若かったなーと思います。今、18歳年下の男なんて、よういきませんもん(笑)そんな目で18歳年下の男をそういう目で見られないですもん。
倉田:本当に、ここ2、3年で本当に枯れたというか、男に対して野心がなくなりましたね。10キロくらいふとったし。
倉田:それはあると思いますよ! 私の夫ってたしかに何百人て経験しているんですけれど、性病にかかったことが一度もないんですよ。
岩井:たいしたもんだ。それはセンサーがついているね! でも、セックスのうまい下手ってわからないからね。検定とかないんですかね。ソープ嬢とかに教室開いてほしいよね。結構来るとおもうんだよ。
MC:女性もセックスの技というのは、磨くべきものなんでしょうか??
倉田:男ばかりが磨けと言われるセックスのテクニックですが、女も磨いている人は磨いているんですよ。私も取材で会って知っています。
岩井:そういえば、知り合いが言っていたんですが、すごい女にあったことがあると。どうも、セックスの最中に(手を使わずに)コンドームを剥がすらしいんですよ。でも訓練でできるようになるんですよ。
倉田:それはすごいですね!!
岩井:私たち、物書きと漫画家ですが、本に書いた知識よりも、やはり体験した人の話はすごいものがありますね。やっぱり勝てんわ。と思いますね。本の知識もそりゃ大事ですが。仲良しのAV女優さんが言っていたのは「若い子でAV女優志願はお金。熟女はセックスしたい。長年続けられる人は、露出狂。露出するのが好きな人が結局最後までのこるんですよ」これは体験していなければなかなか到達できない考えですね。
~~以下、観客からの質問~~
Q:出産後にセックスレスになってしまいました。出産後お二人は旦那さんとの関係で何か変わったことはありますか?
倉田:うちもセックスレスですよ。
岩井:「家族」になってしまうと、特に日本人は家族になってしまうとなかなかしづらくなりますよね。でも、セックスレスでも別にいいんですよ。
「夫婦はしなければいけん!」というような風潮ができて、気にするかもしれないけれど、それは全然いいんです。私の夫も私のことを「かあちゃん」って言ってますからね。
倉田:岩井さんのところはどうなんですか?
岩井:うちは夫が若いからね。レスってことはないけれど、回数はぐっと減りましたね。ほんと、何が何でもいちゃいちゃしていなければいけないということはないんだよ。
倉田:そう思います。
Q:お二人が隠しているシェイム(恥)なことって何かありますか?
倉田:若いころ絶対人に言えなかったようなことって今結構漫画に描いたり、言ったりしていて、ネタにしています。恥ずかしいことがなくなるっておばちゃんになったなと思います。
岩井:私価値観がおかしいのか、自分のはめ撮りが流出するよりも、中学性のころのポエムをつづった日記が流出するほうが恥ずかしい。死ぬかもしれん(笑)
過去関係を持った男よりも、初恋の男が出てきたほうが恥ずかしいかもしれない。。。
倉田:でも一番恥ずかしいことは人には言わないですよね。
私昔付き合っていた男の人がAVを棚に並べているような人だったんですが、隠していたAVがあってそれが顔射ものでした(笑)一番は隠しておきたいんですね。
それから、この映画『SHAME-シェイム-』の主人公は一番の恥はかくしてセックスしまくるということだと思うんだけど、確かに一番恥ずかしいものというのは隠すよね。よく、理想の異性の条件を3つ上げてもらって、あともう一つあえて挙げるとすれば?という心理テストがあるけれど、最後に挙げたものが一番の条件だというのはよく言いますね。
Q:私は25歳ですが、まったく性欲がありません。
倉田:そういう人もいますよね。
岩井:何が何でも性欲持たなくてはいけないし、一生処女童貞でもいいんですよ。
欲望がない人に向かって欲望を持てというほうがおかしな話なのでは?と思います。
なきゃないでいいんじゃないかな?でも恋愛ものの映画とかみると、「ないといけないのかな?」と思ってしまうのかな? この間性同一性障害の人に「女になって男とセックスしたいのか?」と聞いたら「女になりたいだけでそこから先に興味はない」と言っていました。むりくり性欲を持たなきゃいけないことはないんですよ。
●ストーリー
描かれているのはセックスだけ。しかしあなたは彼の人生そのものを覗き見る。
せずにはいれない。しても埋まらない。セックスは時々悲しい。
NYに住み、仕事もスマートでソツのない独身男ブランドン(マイケル・ファスベンダー)。彼は、仕事以外のすべての時間を〈セックス〉に注ぎ込んでいる。
繰り返される空疎な会話、うわべを繕うだけの感情表現。無意味に消費するだけの性交に溺れる男の日常を見続けているうちに、あなたは皮膚感覚で、得体のしれない不穏な空気を感じるだろう。それは「何故これほどまでにセックスを求め、それに依存することで何から逃れようとしているのか」といった重大な事由が、一切語られていないことにある。そこに、転がり込んだ妹が男の人生のギリギリの均衡を崩していく。
監督:スティーヴ・マックイーン『Hunger』(未)
出演:マイケル・ファスベンダー『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』/キャリー・マリガン『17歳の肖像』
(C)2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute R-18+
『SHAME-シェイム-』
3月10日 シネクイント、シネマスクエアとうきゅう 他 全国順次公開
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