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Vol.162 『さようなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』

さようなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅観賞映画振り返りコラムの60回目は1981年に観た『さようなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』。昨年のうちに1981年の作品は終わらせておきたかったのですがまだ夏の作品。先は長いなぁ。この作品は友人と浅草東映パラスで観賞しました。
この作品の2年前に公開された『銀河鉄道999』の続編として制作され、“すべての謎が明らかになる”と銘打たれて公開された映画。しかし、すべての謎といっても前作で疑問に残った部分、あるいはここをもっと知りたいと思った部分はないのでなんのことだろう?という感じで観ました。


案の定というか、わざわざ謎を作って解き明かすといったことがほとんどで、この作品を観て「あぁすっきりした」と思う部分は皆無。前作で完結していたストーリーに無理矢理続きを付け足した感はどうしてもぬぐえません。
よく「前作がすばらしかったからこの作品が見劣りしてしまう」というような意見を聞きますが、前作とプロットがたいして変わらないこの作品をなぜ作らなければならなかったのか?というほうに疑問を持ちます。前作がなければこの作品をすばらしいと感じたか?というと、それもない気がします。
前作にも登場した松本キャラであるハーロックやエメラルダスにしても、この作品に登場する必要があったのか? 前作ではシナリオとしてうまくその登場やからみなどが表現されていましたが、この作品ではかなり無理のある登場というか、出なくてもいいでしょ?と感じてしまうのがとても痛かった。
黒騎士にしてもミャウダーにしても、キャラクターとしては前作の機械伯爵やトチローにかなうべくもなく、まったく魅力が感じられない。少年が一つの旅を通して大人へと成長していく青春ドラマとして完成していた前作を超える要素は見あたりません。それをなぜ作ったのか。せっかくの魅力あるキャラクターがいるのに同じことをさせる意味はなんなのか。続編を作るのなら、もっと違うアプローチがあったのではないかという気がします。
作画などのクォリティは前作同様すばらしいものがありましたが、それだけという感じでしょうか。いろいろな面で、この作品は作らないほうがよかったなと感じた作品でした。
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