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Vol.141 『SUPER 8/スーパーエイト』

SUPER 8/スーパーエイトTOHOシネマズ錦糸町にて『SUPER 8/スーパーエイト』観賞。スティーブン・スピルバーグ製作、J.J.エイブラムス監督によるSF映画。
アメリカでの公開までほとんど情報が明かされず、完全極秘で進められてきたこの作品。公開までに発表されたスチールを見るとどうもファンタジーっぽく、『E.T.』『未知との遭遇』のようなイメージの映画と思われました。スピルバーグが製作を務めるそのような映画なら見ないわけにいかないでしょう(^_^)


が、いざ観てみると、その両作品に似た雰囲気はあるものの、ファンタジー色はなく、ミステリアスな作品でした。自主映画を作っていた子供達が偶然撮影した鉄道事故。その貨物として乗せられていたものは? そして事故の後、街では次々と不思議なことが起こり始め……。
この作品は昔でいうジュブナイル的な要素が強く、自主映画を作っている子供達を主役として描いています。ところが、その子供達が街に起こる不思議な現象を解明していくわけでもなく、どこか事件に巻き込まれているだけという印象。事故の隠蔽を謀るアメリカ空軍と、主人公の父親である保安官の話が並行して描かれ、そちらのほうが主題に近いこともあって話が少々散漫になっていたように思います。
もちろん子供達もその謎にたどりつくための行動をしますし、最終的には大活躍をするわけですが、『E.T.』や、あるいは『グーニーズ』のように子供達が主体となっているように見えず、そこがちょっと中途半端な気がしました。映画の中で子供達がやっていたことというと映画を作っていたというイメージしかなく……。
この作品でいちばん気になったのは、アメリカ空軍があまりにも間抜けなことでしょうか。事故の秘密を守りたいし、世間に知られる前に収拾を図りたいというなら、こういう行動ではないだろう?という気がしますし、街を閉鎖するようにし向けたのに、子供達を含む一般人になんなく街に戻られてしまったり……。『未知との遭遇』のデビルスタワーのシーンぐらい徹底してやってもらえないと説得力に欠けますよね。
話の発想はおもしろいですし、そこに親子の家族愛、子供達のいわば青春物語など、いろいろな要素が盛り込まれていて、いい作品だなとは思うのですが、逆に盛り込みすぎでテーマがぼけてしまっている、そんなふうにも取れます。貨物の中身がもっと前面に出てきていたらもっとおもしろかったんじゃないでしょうか。
あまり期待しすぎず、肩の力を抜いて観るにはいい映画だと思います。
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