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Vol.138 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉TOHOシネマズ錦糸町にて『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』観賞。3作目で完結といっていた『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの4作目。
ジョニー・デップ演じる海賊ジャック・スパロウの新たなる冒険を描いたこの作品は、2作目・3作目と違い、1話完結に戻ったのと同時に、ウィル・ターナーとエリザベス・スワンを主軸とした物語からジャックを主人公とした1作目と同様の物語に戻っています。


物語は永遠の命を得られるという生命の泉をめぐり、旧敵バルボッサ率いるイギリス軍、伝説の海賊として恐れられている黒ヒゲ、イギリスに対抗心を燃やすスペイン軍、そしてジャック……。
シリーズ物も4作目となると、たいがい原点回帰をうたったり、あるいはまったくの新作という形となる映画が多い中で、なじみのあるキャラクターをうまく使いつつ、新たな登場人物を加え、シリーズとしての連続性を保ちながら新しい物語を作ったという点が評価できますね。これだと前作までのファンも楽しめるし、この作品から観る人もOKですし。
ストーリーとしては海賊映画につきものの財宝として今回聖杯をからめ、さらに人魚や永遠の命といった、冒険の香りのする要素が続々登場し、観客をワクワクさせる展開が目白押し。その謎解きの過程というか、クライマックスへ向けての連鎖を丁寧に描いている分、アクションはちょっとおとなしめになりましたかね。
それを補うためか、この作品は3Dでの上映ですが、奥行き感は確かにあるものの、3Dの効果としては薄いと感じました。2Dで十分な作品だと思います。
今回の話でちょっと物足りないのは、ジャックのキャラクターがはじけてないなぁというところ。第1作のジャックというキャラクターがとてもおもしろかっただけに、シリーズが進むにつれてどんどんまともになっていくなぁという感じがします。
冒頭のロンドンの話はとてもジャックらしいセリフ・アクション・展開だったので、全編この雰囲気でいくのかと思っていたら、元恋人のアンジェリカ(ペネロペ・クルス)が登場したあたりから、どうも大人のジャックというイメージに……。1作目から比較すると、ジャックも年取ったんだなぁと感じましたね。
噂では5作目の準備もされているということで、ジャック・スパロウを主役とした物語はまだまだ観ることができそうですが、もっとやんちゃででたらめなジャックが観たいなぁと思ったりします。
映画としてはおもしろいですし、観て損はないと思いますが、1作目はやはり超えられていないかなというのが素直な感想です。その要因としては、悪役の黒ヒゲが少し弱いところにあると思います。これまでのバルボッサなどに比べて、ジャックとの因縁も薄いですし、なによりジャックにせっぱつまった感がない。
主人公の魅力を引き立てるのはなんといっても対抗する敵のキャラクターですから、このキャラクターが弱いとその分全体の魅力が落ちてしまいますね。海賊が恐れる伝説の海賊という設定にしては、その恐ろしさが伝わってこなかった。こいつは凶悪だぁ~と思わせる何かがほしかったところです。
それにしても、なんだかんだ言って、ジャックとバルボッサって仲がいいですよね(^_^;)
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