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Vol.133 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』

『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』とライダー40年の歩み 40YEARS CHRONICLETOHOシネマズ錦糸町にて『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』観賞。仮面ライダー40周年記念作品として製作された、初代の仮面ライダーから最新の仮面ライダーオーズまでが総出演する映画。
1971年のテレビ放送開始から40年間、途中インターバルはあるものの、日本の特撮作品を牽引してきたヒーロー・仮面ライダー。仮面ライダー電王の時間旅行という設定をうまく取り込み、1971年と2011年の世界をからめたシナリオが秀逸です。


今回はオーズ、電王と並び、仮面ライダー1号・2号がとても重要なファクターとして登場。テレビで1号・2号を演じた藤岡弘、さんと佐々木剛さん、それからV3の宮内洋さんが声の出演をしているのも、かつてのファンとしてはうれしいところ。
平成仮面ライダーになってから、複雑なシナリオが多く、大人が観ても非常におもしろい作品が多くなりましたが、昔の仮面ライダーにあった熱さが少々足りないと感じていました。この作品を観て、当時の熱気が蘇りましたね。特に、大勢のエキストラを動員したオーズ、NEW電王処刑シーンが熱い。
1号・2号の登場はもちろん、その後1人ずつ登場する歴代仮面ライダーの名前を叫ぶエキストラの方々。V3の登場シーンではもう涙が出そうな感じでした。最近涙もろくていかんです。
最新のライダーということでオーズを中心としたストーリー展開ですし、この映画だけのフォームも登場するのですが、そのへんは少々かすんで見える感じ。歴代ライダー、特に初期のライダーが持つオーラはやはり強いです。
あと、1971年の世界で登場する少年仮面ライダー隊の絡ませ方がすごくうまかったと思います。当時、どうしたら少年仮面ライダー隊に入れるのだろう?と考えていたことを思い出しました。それが当時の雰囲気そのままで登場し、しかもライダーを援護する役割もあって、本当にうれしい気分でした。
40周年のお祭りという雰囲気もあり、ライダー以外にキカイダー、キカイダー01、イナズマン、ズバットも登場するのですが、これはちょっと要らなかったかなぁ。昔テレビで観ていた者として、その映像はうれしいことはうれしいのですが、なんら脈絡もなく、ライダーでもないのであまりにも唐突すぎるというか……彼らを出すならFIRST・NEXTの1号・2号・V3をなんとかして出して欲しかったです。キャラがかぶってしまうので難しいとは思うのですが。
平成仮面ライダーで少し揺らぎつつあった「仮面ライダーは正義の味方」というメッセージをダイレクトに打ち出し、昔のファンから今のファンまで楽しめる、ヒーロー物の王道を行くこの映画。日本が生んだ素晴らしいヒーローを再確認できる映画です。
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