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Vol.129 『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』

仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE オリジナルサウンドトラックTOHOシネマズ市川コルトンプラザにて『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)』を観賞。昨年の『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』と同様、前作TVシリーズ(『仮面ライダーW』)、現行TVシリーズ(『仮面ライダーオーズ』)、それから両者が登場する「MOVIE大戦」の3部構成。
『仮面ライダーW』は昨年の映画で登場した仮面ライダースカルの話。吉川晃司さんが再び鳴海荘吉を演じているわけですが、まさにハードボイルド。アクションもがんばってますし、この映画全体の顔ともいうべき存在感。去年もWの主役2人がかすんでましたが、今年もかっさらっていったという感じでしょうか。


鳴海荘吉主役で1クールぐらいのTVドラマがあったらおもしろいと思いますけどねぇ。仮面ライダーでない、彼を主役にした探偵もの、ぜひ観てみたいです。
続く『仮面ライダーオーズ』はテレビシリーズの1本としてやっても違和感がない話。逆にいうと映画っぽくないというか、特別感はあまりありませんでした。昨年のWは新フォームの登場と2号ライダーの存在示唆だったのに対し、今回のオーズは未登場のフォームと2号ライダーの先行登場、それから新しい敵幹部の存在示唆と、TVシリーズの今後を楽しみにさせる内容が詰まっています。
2号ライダー(バース)に関してはすでにポスターなどにも登場しているので驚きはありませんでしたが、新フォームはまったく話題に出てなかったのでちょっと驚きました。頭と体と足の組み合わせでいままで以上のフォーム数となっているオーズ。このままだと放送終了までにいったいいくつの組み合わせが出てくるんでしょう?
MOVIE大戦部分は昨年に比べてきちんとつながっていたように思います。それぞれの登場人物が独立した動きで、人間同士のからみがなかった昨年と違い、1部、2部に張られていた伏線を集約した形で話が始まるので、そういう印象になったのかと。昨年のMOVIE大戦部分は蛇足という感じでしたからねぇ。
全体的な話をすると、いかんせん尺が足りない感は否めず、3部すべてが少し物足りない気はしました。テレビ放送が2話完結で進んでいるので、一つの話に45、6分使っているわけで、映画にするのにそれより短いというのは明らかに足りないかなぁという気がします。
このまま夏にオリジナル映画、冬に新旧ライダー登場の映画というのが恒例になるのであれば、冬の映画はもう少し尺をとったものにするか、最初から両者がしっかりからむオリジナルムービーにするかにしたほうがいいのではないでしょうか。テレビシリーズの進行など、いろいろな戦略があるとは思いますが、どうせなら登場ライダーの魅力がしっかり伝わる作品にしてもらえたらなと。
今回Wといっても、主役の翔太郎・フィリップはほとんど活躍しない感じでしたし、あのテレビシリーズの後、二人がどういう活躍をしているのかが観たかったという部分もあり、そのあたりがもう少しあったらよかったんですけどねぇ。
話としてはそれぞれの世界観を崩すことなく、新しい話を観ることができるので、TVシリーズを楽しんでいるファンには1つの違うエピソードとして楽しめる映画だと思います。
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