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Vol.126 『恋とニュースのつくり方』

完成披露試写にて『恋とニュースのつくり方』を観賞。朝のテレビ番組の人気を回復しようとする女性プロデューサーの奮闘振りを描いたサクセスストーリー。『プラダを着た悪魔』の脚本家と『ノッティングヒルの恋人』の監督による作品。
ベタベタなラブコメなのかなと思って観に行ったのですが、そういった要素もありますが、レイチェル・マクアダムス演じるプロデューサーが、ダイアン・キートンとハリソン・フォードが演じる2人の古参キャスターの間でそれぞれの人間関係を築き、チームを作り上げていく姿をしっかり書き上げているシナリオが秀逸です。


もちろん本筋としてはコメディなので、笑えるシーンも多々あり、最初から最後まで楽しく観ることができる作品です。へこむことはあっても、持ち前のやる気と行動力でそれを乗り切っていく元気な女性プロデューサーの姿は、同世代の女性の共感を得られるのではないでしょうか。
ダイアン・キートンは、私の中ではウッディ・アレン作品のイメージが強いのですが、この手の作品ではほんとに違和感ないですね。以前『電話で抱きしめて』を試写で拝見しましたが、目立ち過ぎず、かといって存在感がないわけでもなく、非常にいいポジションだと思います。この作品も同様で、そのキャラクターの魅力がスクリーンからよく伝わってきます。
ハリソン・フォードは久しぶりのコメディですねぇ。ハン・ソロやインディのイメージが強い方ですが、コメディの才能もすばらしいことはインディシリーズでもわかっていることであり、シリアスな演技、アクション、そしてコメディが演じられる数少ない俳優。今回も、偏屈な古参ニュースキャスターを見事に演じていて、新しい魅力を作り出しています。
他にもいろいろな方が出演されてますが、ジェフ・ゴールドブラムが光ります。出演シーンはそれほど多いわけではありませんが、あの独特の存在感はなんでしょう?(笑) 特に意識して観ているわけではないのですが、彼の映画はけっこう観ていたりします。そのたびにアクが強いなぁと思いつつ、いい役者だなと感じます。
どちらかというと女性向け作品ではありますが、男が観ても楽しめる映画。ちょっと元気が欲しいなというときに観るにはうってつけの作品だと思います。
『恋とニュースのつくり方』は2011年2月25日か丸の内ピカデリーほかにて全国ロードショーです。
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