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東野圭吾原作『白夜行』東京国際映画祭 特別招待上映 堀北真希ほか舞台挨拶

東野圭吾文学の最高峰、ついに映画化!
東野圭吾原作の最高峰で、累計約200万部を売り上げた、長編ミステリー『白夜行』。来年2011年1月29日にいよいよ映画として公開しますが、この度第23回東京国際映画祭に出品され、オープニングのグリーンカーペットに主演の堀北真希さんほか豪華キャスト陣が登壇し、その2日後の25日、映画祭の特別招待上映のステージに、改めて登壇しました!
オープニングのグリーンカーペットで堀北さんは黒色のシックなドレスで登場。
時折高良さんに話しかけ笑い合うなど、仲むつまじい雰囲気で、約3200人の沿道の観客に手を振って応えていました。しかし写真撮影のときは役柄の悪女らしく、キリッとした表情で臨んでいました。
そして25日、東京国際映画祭特別招待作品として舞台挨拶を行い、堀北真希さん・高良健吾さん・船越英一郎さん・深川栄洋監督が登壇し、一般の観客に初のお披露目となりました。満席の観客の前で、キャスト全員感慨深いコメントをしました。


●第23回東京国際映画祭・舞台挨拶イベント コメント
日時:10月25日 17:15~17:30
場所:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7
登壇者:堀北真希、高良健吾、船越英一郎、深川栄洋監督
堀北真希さん:
初めてのお披露目で、しかも好きな本の登場人物を具現化するというのは、緊張します。雪穂は一見、好感が持てる、悪いことをしない悪い人なので、どうやって近づいたらいいか悩みましたが、挑戦だと思ってがんばり、とても素晴らしい映画になりました。人が普通は目をそむけるような暗い・汚い部分と、私たちキャストとスタッフ皆が向き合い、たくさん描かれています。人ごとと思わずに観て頂けたらと思います。
高良健吾さん:
観て安心する映画もあるべきで、自分も好きだけど、観て打ちのめされて傷つくような映画もあっていいと思います。なので、自由に観て、自由に感じて家に持って帰ってもらえたらうれしいです。撮影中は本当に満たされなくてきつかったです。だますときは相手も自分も観る人もだまそうとして演じるので、人として死んでなきゃいけないと思っていたのを、監督に「人間として悩もう」といわれて、本当にきつかったけど、これだけきつかったんだから次の現場は必ず乗り越えられるかなと思います。
船越英一郎さん:
この映画には救いがありません! 最後に味わうのは慟哭と絶望です! でも必ず観終えた後、何かの光を見出してもらえるはずです。これは観る映画ではなく感じる映画です。この映画は僕の役「笹垣」の視点で描かれていますが、それは監督の視線でもあるんです。なので僕は笹垣・監督・自分の3つの気持ちを抱えて演じました。なにせ役者のキャリアの半分は犯人を追っている役で、人生をサスペンスにささげている自分としては、サスペンスをわかりやすく伝えたいと思って演じているけど、今回は監督に全部削れと言われてかなり自分を排除されてしまいました。(笑)
深川栄洋監督:
映画を撮っているときは、お客さまが観る瞬間を夢見て撮っています。2時間半後にその表情がどう変化するのか考えると緊張する。どんなことを感じたか、胸に手を当てて考えてほしい。色々な人がこの作品を手掛けた中で、自分はどう挑戦しようかと思ったときに、船越さんがおっしゃったように、自分の視点を笹垣のまなざしとして描くことで、新しい切り口を表現しました。
『白夜行』
2011年1月29日(土)全国ロードショー
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