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木村多江、窪塚洋介、福士誠治登壇『東京島』公開初日舞台挨拶

『東京島』公開初日舞台挨拶のご報告
映画『東京島』がいよいよ公開になり、初日舞台挨拶を行いました。
●イベント概要
日時:8月28日(土)
登壇者:木村多江(39)、窪塚洋介(31)、福士誠治(26)、篠崎誠監督(46)
全国120スクリーンで好調な出足を切った『東京島』。キャスト、監督が登場すると満員の場内からは大歓声が上がりました。質疑応答では普段なかなか聞くことのできない裏話が飛び出しお客さんも大盛り上がり!!
最後は“無人島に取り残された”という本作の設定にひっかけ、海(お客さんの持っている青いボンボン)と島(キャストの持っているボード)を再現し、「東京島」「脱出成功!!」と唱和しました!


●登壇者コメント
木村多江:去年の10月に撮影をしていたのでやっと初日が迎えられて感慨深いです。
撮影がとにかく大変で、現場に行って車を降りて「あちらが現場です」って言われた現場がとても遠かったり、どうやって行くか分からなかったり(笑)
現場に行くのに垂れ下っているロープや梯子をつたって行ったり…トイレ行くにも20分ぐらいかかりました。
毎日足がつったり肉体的にも過酷な現場でした。おまけに窪塚さんにセリフで罵倒されていたので撮影が終わってからもイライラしていました。リハ中に窪塚さんにビンタしちゃったこともありました(笑)
「そうそう、ビンタやられましたねー(笑)<窪塚>」
それでもおさまらなくてマネージャーに「今日、肉食べに行こう、肉!!」とか言ってたんですよ(笑)。
劇中でも清子はムシャムシャ肉を食べているので注目して見てください。「何がハッピーエンドかは自分で決めるわ」という主人公のセリフが好きで、今も落ち込んだときは思いだして前向きな気持ちになるようにしています。自然が美しくて人間ドラマも面白い映画です。自分が無人島に行ったらこの中の誰になるんだろうと思って楽しんで見てください。
窪塚洋介:撮影していたのが1年まえぐらいなので忘れている部分もあるのですが、映画を見ると島の空気を思い出します。
沖永良部と徳之島で撮影していたのですが島に軟禁状態だったのでだんだん島と一体化してくるんですよ。「鳥が低く飛んでいるから雨が降るな」とかこっちで生活していると気づかないことに気づくようになりました。劇中で歌う自分で作った「何にもないけど~♪」という歌にインスピレーションをくれましたね。
さっき軟禁っていいましたけど、撮影中東京に仕事で戻って来たとき島にすぐに戻りたくなるぐらいよかったです。島のおかげで僕の役の変態っぷりに拍車がかかったと思うんで見てください(笑) 台本になくて勝手に考えた「何にもないけど~♪」の歌がめちゃくちゃ気に入っています!!
福士誠治:撮影中もですが初日を迎えてからも大事な時間だと思っています。(MCから
の「男ばっかりの島で何か流行ったことがあるとお聞きしましたが?」という質問に)何? 何のことですか?(「オネエ言葉が流行ったんですよね」) なんでマスコミさんの取材が入っているところでそういうこと言うんですか(笑) 朝の(取材が入っていない)舞台挨拶ではそんなこと全然聞いてこなかったじゃないですか~!!
男ばっかりだったんで、女性の雰囲気が欲しくなって、 みんなが「俺がやらなきゃいけないのか」みたいなことになって小さな(おかまだらけの)スナックが開かれました。あまり『東京島』に影響なかったです(笑)
僕もオネエ言葉をちょっと使いました(笑)多江さんの「ケンタッキー」「ショーロンポー」と叫ぶシーンが好きです。映画見る前だと「何言ってんだ??」という感じだと思いますが、映画を見たら皆さん共感してくれると思います!
篠崎誠監督:去年の今頃スタッフと島を歩いてロケ場所を探していました。初日を迎えてとても感慨深いです。
映画はいろいろな人が集まってつくるものです。今日ここにいないすべての俳優・スタッフなどこの映画に尽力してくれたすべての人に感謝しています。
そして観客のみなさんと沖永良部・徳之島のみなさんにも改めて感謝したいです。自然を相手にしての撮影だったのでとても大変でした。波や海を利用しての撮影が多かったので、あと1時間で満潮だからそれまでに撮影しないといけない、とか。早くしないと帰りの道が水没しちゃうということが結構ありました。あと、沖永良部ではみんなで同じホテルに泊まっていたので、撮影後の洗濯機争奪戦が大変でした(笑)洗濯と絵コンテ考えるのどっちが先か、みたいな葛藤が結構ありました…
●ストーリー
私は生きる。男たちはどうする?——-
助けの来ない無人島に、男23人とたったひとりの女。
“ココロ”も“カラダ”も解放されるサバイバル・エンタテイメント!
夫婦ふたりの旅の途中で嵐に遭い、清子(42歳)と隆は無人島に漂着。若い男23人に、女は清子ただ一人という奇妙な共同生活が始まった。争いを避け、島に安住しようとする男子たち。一方、本能にしたがい、何があろうと脱出しようと決意する女・清子。
<どんな手段を使っても生き抜くアラフォー女VS現状維持で満足する23人の草食男子たち>という現代社会の縮図=<東京島>で、一体何が起こるのか!?
過酷ながらも、どこかユーモアの漂う人間ドラマで描く桐野夏生原作のこの夏の話題作!時代を生きぬく現代人たちに清子の台詞を贈りたい―。「何がハッピーエンドかは、自分で決めるわ!」
監督:篠崎誠
原作:桐野夏生「東京島」(新潮社刊)
脚本:相沢友子
出演:木村多江、窪塚洋介、福士誠治、柄本佑、木村了、染谷将太
主題歌:Superfly 「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」(Warner Music Japan)
特別協力:エルメス
配給:ギャガ
©2010「東京島」フィルムパートナーズ
『東京島』
シネスイッチ銀座ほか全国絶賛公開中!
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