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Vol.113 『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー 超電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝deエンド・パイレーツ』

超電王トリロジー ORIGINAL SOUNDTRACKTOHOシネマズ市川コルトンプラザにて『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー 超電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝deエンド・パイレーツ』を観賞。『仮面ライダー電王』の劇場版7作目で、3部作(トリロジー)の3本目。
この作品は『仮面ライダーディケイド』に登場した仮面ライダーディエンドが主役ということで、電王とは違う世界のライダーをうまくからめることができるかどうかがポイントだと思っていましたが、なんら違和感がなくなじんでいました。また初登場となるG電王の存在もとてもしっくりきていて、シナリオがよくできているなと感心。


今回の3部作ではゼロノス編、NEW電王編、そしてこのディエンド編ということで、それぞれ別の仮面ライダーが主役になっているため、電王自体が脇役という立ち位置になりますが、このディエンド編は電王がいちばん活躍しています。話自体も、これまでの2作が外伝・番外編という感じだったのに対し、続きでも番外編でもない新しい話として観ることができ、個人的にはこれがいちばんおもしろかったです。
やはり超電王と銘打ってるからには電王に活躍してもらったほうがいいですし、タロスズがそれぞれの個性を発揮してくれたほうが電王の映画らしく感じますね。それに加えてディエンドはそれに対抗できるだけの個性もあるし、今回初披露となるコンプリートフォームも出てくるので全体にまとまっている気がしました。
電王の映画らしく、そこかしこに笑いの要素が含まれており、さらに暖かい気持ちにさせるシーンがあったりするほか、これまでのシリーズでの名キャッチ・おなじみのセリフをうまい形で使い回しているのも、いままでの作品を観てきた人にはいい演出なんじゃないでしょうか。
あっさきほどディエンドが主役と書きましたが、実はこの映画の主役はオーナー&駅長だったりします。前2作におけるオーナーの謎の行動の意味がこの作品でわかるのですが、そのシーンでこの3部作のすべてを一気に持っていった感じです(^_^) ここでゴルフ場が登場しますが、このコースは埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部。『仮面ライダー剣』の人類基盤史研究所としても使われたことがありますが、特撮物の撮影に協力的なんでしょうか?
これで3部作が完結したわけですが、どの作品もそれぞれ1本の作品としてまとまっており、どれを観てもOKで、かつ3作観た人にだけわかるお遊びもあり、企画としてはよくできていたんじゃないでしょうか。3部作と言いながら前を観てないとわからないとか、間が空きすぎてしまって前を忘れてしまうということもなく、2週置きに新作という公開方法もよかったと思います。
まあ3本分の映画代というのはつらいところではありますが……。
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