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佐藤江梨子×柳楽優弥主演『すべては海になる』初日舞台挨拶

『すべては海になる』
佐藤江梨子×柳楽優弥主演!!
“2010年、愛のわからないすべての人へ”
初日舞台挨拶のご報告
『すべては海になる』は、夏樹には、『腑抜けども、悲しみの愛をみせろ』で話題を呼んだ佐藤江梨子。光治には、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞に輝いた柳楽優弥によるダブル主演作品です。また原作・脚本・監督は、小説やドキュメンタリーの演出、「やっぱり猫が好き」「時効警察」などの脚本の山田あかね。本作で映画監督デビューを果たしました。
さらに、2010年は“国民読書”。一冊の本、一本の映画で人生が変わってしまう経験を持つすべての人へ、この映画を贈ります。


●舞台挨拶レポート
1月23日(土) 新宿バルト9
登壇:佐藤江梨子、柳楽優弥、山田あかね監督
佐藤:昨日初めて流れ星を見たんです。今日沢山の人に来てもらえる様にお願いしなきゃと思ったら・・・虫でした(笑)。それでも今日はたくさんの人に来てもらえて本当にうれしいです。
柳楽:この作品に出会えて本当に良かったです。いろいろな人にこの映画を観てもらいたいです。よろしくお願いします。
監督:映画が完成して公開するまでに、本当に多くの出来事があったので、今日公開を迎えることができて本当にうれしいです。
佐藤:姉弟が本屋さんで働いた事があり、子供の頃から本屋さんで働いてみたいと思っていたのでこの映画で夢が叶いました。撮影している時は本読み放題だったので、撮影の合間にいろいろな種類の本を読んだりする事が出来たとても楽しい現場でした。
書店員の夏樹役、高校生の光治役を演じられてみて、
佐藤:トラウマの無い人間なんていないと思うんです。自分を変えたいと思う主人公に、私も通じるものがありました。
柳楽:2年ぶりくらいの芝居だったので、緊張していたけど、監督と二人で本読みをしたりして少しずつ感覚を取り戻していきました。
監督:柳楽くんは彼女とかいない雰囲気の光治役になりきってくれたので、結婚した時は本当にびっくりしました。
佐藤:私もすごいびっくりしました。光治は触れたら壊れそうな、うぶな感じの役だったので、私は気を使っていたのに、柳楽くんが結婚したと聞いた時は本当にびっくりしました。
客席からは「柳楽くん結婚おめでとう!!」という声援があがると、柳楽さんはうれしくも恥ずかしそうにしていた。
どんな方に映画を観てもらいたいですかと聞かれると、
佐藤:私の弟が去年社会人になって仕事の悩みを聞いたりするのですが、映画の登場人物もみんながいろいろな悩みを抱えています。そんなみなさんに観ていただいて元気になってほしいです。
柳楽:んー誰だろうな。嫁。一緒に観に行きたいです。
山田:不況であまり上手くいかない事が多い時代ですけど、小さな悩みとかで立ち止まっている方に観てもらいたいです。大きな解決とかは無いけど、少しほっと一息してもらえると思います。
映画の話や柳楽さんの結婚話などに盛り上がった舞台挨拶となった。
●ストーリー
無謀な恋愛を繰り返し、傷ついてばかりの書店員、夏樹。夏樹がセレクトした『愛のわからない人へ』という本棚は人気を呼ぶが、中年女性が万引き事件を起こす。それをきっかけに、夏樹は、彼女の息子、光治と出会う。高校生の光治は、イジメに耐え、一人で崩壊する家庭を立て直そうとしていた。本を介してつながった二人はお互いを支えに自分を取り戻そうとするのだが…。
出演:佐藤江梨子 柳楽優弥 要潤 安藤サクラ 猫背椿 藤井美菜 森岡龍 吉高由里子 村上淳 渡辺真起子 白井晃 松重豊
監督・脚本:山田あかね
原作:「すべては海になる」山田あかね著(小学館刊)
ブックディレクション:幅允孝
製作:メディアミックス・ジャパン
配給:東京テアトル
協賛:Microsoft
主題歌:『不器用な情景』SPANK PAGE(UNIVERSAL MUSIC)
助成:文化芸術進行費補助金
『すべては海になる』
新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国公開中
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