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Vol.69 『コララインとボタンの魔女』

コララインとボタンの魔女TOHOシネマズ六本木での完成披露試写にて『コララインとボタンの魔女』観賞。公開時には3D映画『コララインとボタンの魔女 3D』として上映される予定の作品ですが、今回の試写会では通常版を原語で上映。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の監督によるストップモーションアニメなのですが、それを3Dにしたのは世界初だとか。本編上映前に3D版の予告編を観ましたが、奥行き感や飛び出し方など、けっこうおもしろい感じでした。


ただ3D映画の欠点として、フレームにかかっているものは飛び出さないということがあり、その3Dの効果を高めるためにどうしてもフレーム内に入れ込もうとするので、被写体が通常のフレーミングより引き気味で撮らないといけないということがあります。それを通常版である2Dで観たので、どうも画として俯瞰するようなショットが多いように感じました。3D版を観たらまったく違う感想になるのかも知れませんが……。
ストップモーションといえば、古くはキングコングなど、架空の生物などを動かすために用いられた手法であり、怪獣物やギリシャ神話などをモチーフにした映画などでレイ・ハリーハウゼンが有名ですね。ダイナメーションと名付けられた手法。アルゴ探検隊の骸骨戦士など、よく動かしたなぁという映画が印象的でした。
しかし、やはりコマ撮りでの撮影では自ずと限界があり、どうしても多少カクカクした動きになってしまいます。ハリーハウゼン最後の映画となっている『タイタンの戦い』は映画館で観ましたが、メドゥーサの蛇の髪の毛やペガサスなどはかなりリアルな動きをしているにも関わらず、やはりどこかカクカク感があって、こればかりはいかんともしがたいのかなぁと思っていました。
ところが『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』ではそのような違和感がまったくといっていいほど払拭されていて驚いた記憶があります。で、今作はというと……その技術にさらに磨きがかかり、とても滑らかな動きとなっています。
主人公たちの顔の表情などは何十万通りものものを用意したとか……。それをコマ撮りで撮影というのは途方もない時間と労力がかかっているわけで、その努力には本当に脱帽です。このCG全盛の時代にそこまで手間暇かけて作った映画だからこその質感が画面からにじみ出ていました。
今回の試写はダコタ・ファニングによる原語での上映でしたが、基本的には榮倉奈々さんが声をあてた日本語吹き替え版になるそうなので、小さなお子さん連れでも楽しめると思います。個人的には『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』同様、根底にある話の暗さとキャラクターデザインがなじめない部分があるのですが……。
『コララインとボタンの魔女 3D』は2010年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて全国ロードショーです。
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