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Vol.60 『アサルトガールズ』

押井 守 INTRODUCTION-BOXマスコミ試写にて『アサルトガールズ』観賞。押井守監督の実写SFファンタジーアクション映画で、『アヴァロン』の世界の別フィールドを舞台した作品。
押井監督の作品というと『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『機動警察パトレイバー 劇場版』といったアニメ作品は観ていますが、実写は『ケータイ捜査官7』の監督エピソードくらいしか観てません。どの作品を観ても独特の世界観があり、これが実写となるとどのように表現されるのかがちょっと楽しみでした。


ゲームの中の荒涼とした砂漠のような仮想空間の中で繰り広げられるモンスターとの戦い。そのモンスターのデザインも手伝ってか、『デューン/砂の惑星』を彷彿とさせますが、CGのなかった25年前とはその存在感もスピード感もやはり違いますね。もちろん『デューン/砂の惑星』にもその映像の良さがあり、どちらが上ということではありませんが。
この映画では「女優を美しく撮る」ということが一つのコンセプトとしてあったようですが、その砂漠に立つ女戦士たち(黒木メイサさん、菊地凛子さん、佐伯日菜子さん)がとにかくかっこいい。映画ですから当然動いているわけですが、1カット1カットを止め絵として考えたのではないかと思われるくらい、フレーム内で画そのものが決まってるんですよね。どこを切ってもスチールとして通用するんじゃないかと。
また、一人一人を美しく撮りたいがために、それぞれ別に撮影したとのこと。要するに撮影現場で3人が顔を合わせたことはなかったらしいのですが、そこにまったく違和感が感じられないというのが監督の手腕ですね。
銃火器や衣装といったディテールへのこだわりも押井作品ならでは。そうしたこだわりがあるからこそ、画として成り立つ映画を撮ることができるのだと思います。20mm対戦車砲を肩に乗せて歩く姿とか、普通の映画じゃまずないでしょう。個人的にはそうした画がすばらしい映画は好きですね。
ただ、押井監督のその独特の世界観は万人に受けるというものではないので、この映画も人を選んでしまうかなぁという気はします。あの世界観に共鳴できる人はいいですが、そうでない人には少々つらいかも知れません。
あ、あと……樋口真嗣さんの作ったポスター、かっこよすぎ(^_^;)
最近こういったかっこいいポスター少ないですよねぇ。生頼さんのイラストみたいでとてもいいです。
『アサルトガールズ』は12月19日からテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国順次ロードーショーです。
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おすすめ平均
starsやっぱ押井さん天才ですわ
starsA very good movie that looks great on Blu-ray
stars高すぎる

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