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『真幸くあらば』公開決定

2010年1月9日(土)より、新宿バルト9 他
全国順次ロードショー決定!!!
死刑囚と、その被害者の婚約者だった女のあいだの、互いに決して触れえない、死刑という期限付きの禁断の純愛を描いた映画『真幸くあらば』(製作:「真幸くあらば」製作委員会、制作:東北新社クリエイツ)の配給を、株式会社ティ・ジョイ(本社:東京都中央区銀座、代表取締役社長:岡田裕介)が行うことが決定しました。本映画は2009年1月9日(土)より、新宿バルト9ほか全国劇場にて順次ロードショーの予定です。
●ストーリー
遊ぶ金欲しさに空き巣に入った家で、居合わせたカップルを衝動的に殺害してしまった青年、南木野淳。一審で死刑を宣告された彼だったが、検察と争うことを是とせず、弁護士が提出した控訴を自ら取り下げ、そのまま死刑囚として投獄される。
独房に佇む彼に突如、美しいクリスチャンの女性が面会に訪れる。川原薫と名乗るその女は、淳が殺した男性の婚約者だった。淳が忍び込み、殺人を犯したのは、その男性と、薫とは別の女性との逢引の現場だったのである。


婚約者を殺害した憎むべき男であるとともに、婚約者の不実を暴き、それを裁いた男。薫は何故か、そんな両義的な存在である淳に徐々に惹かれはじめていく。そして、幼いときから愛を知らずに育った淳も、薫によって生きる喜びを知り、ひとを愛する喜びに目覚めてゆく。厳重な監視が付く面会室で、アクリル板越しでしか会うことができない状況のなか、互いに求めあう二人は、薫が差し入れる聖書に小さな文字で書き込みをし、互いの思いを伝えあう「秘密の通信」を開始する。
謀反の咎で捕えられ、刑死を間近に控えた有間皇子が祈りのように詠んだと伝えられる歌のごとく、哀切な調子と淡々としたリズムをもった、まるで音楽のように織りなされた映像詩。「死刑」という絶対の期限の付いた、肌と肌との直接的な接触が絶望的に断たれた状況下での究極の純愛映画。
●作品解説
主演を務めるのは、カンヌ映画祭でグランプリを受賞した『殯(もがり)の森』(2007年、河瀬直美監督)で主演を務め、その後も『クライマーズ・ハイ』(2007年、原田眞人監督)、『ヤーチャイカ』(2008年、覚和歌子・谷川俊太郎監督)等、上質の映画でその存在感を発揮している尾野真千子と、モデルとして「Men’s non-no」、「POPEYE」、「VOGUE international」等の誌面を飾ってきた、今作が映画初主演となる久保田将至。二人のほか、弁護士役の佐野史郎、死刑囚役のミッキー・カーチス、テリー伊藤といった個性派・ベテランのキャストが脇を固めている。
製作は北野武、竹中直人、行定勲等、これまで多くの才能を見出し、監督に抜擢してきた奥山和由。本作も、奥山の抜擢により詩人・御徒町凧が初監督を務め、その才能を開花させている。御徒町は森山直太朗のほとんどの楽曲の歌詞を共作してきた、森山の盟友ともいえる存在だが、森山も今作、テーマ曲やエンディング曲を提供するだけでなく、自身初の音楽監督として、静謐さを湛えた映像を彩る、効果的な音世界を作り上げている。
●キャスト・スタッフ
尾野真千子 久保田将至 山中聡 YOU THE ROCK★ 大河内浩 鶴田忍 ミッキー・カーチス テリー伊藤 佐野史郎
製作:奥山和由
音楽監督:森山直太朗
監督:御徒町凧
原作:小嵐九八郎『真幸くあらば』(講談社 刊)
脚本:山由紀子
エンディング曲:森山直太朗「僕らは死んでゆくのだけれど」(ユニバーサル ミュージック)
テーマ曲:森山直太朗「真幸くあらば」(ユニバーサル ミュージック)
制作:東北新社クリエイツ
宣伝協力:ホットソース
配給:ティ・ジョイ
「真幸くあらば」製作委員会(東北新社 オムニバス・ジャパン 東映ビデオ Mikhail&Continental バンダイビジュアル エイベックス・エンタテインメント 角川基金)
©2009 「真幸くあらば」製作委員会
『真幸くあらば』
2010年1月9日(土)より、新宿バルト9 他 全国順次ロードショー
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