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柳楽優弥、約2年半ぶり映画復帰『すべては海になる』

『すべては海になる』
柳楽優弥 約2年半ぶり映画復帰作
映画『すべては海になる』は、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を日本人初史上最年少で受賞した柳楽優弥の約2年半ぶりの映画主演作であり、また『腑抜けども、悲しみの愛をみせろ』でカンヌ国際映画祭批評家週間を沸かせた佐藤江梨子のダブル主演映画です。原作・脚本は、本作が劇場用映画として初監督作品になります、山田あかね。
柳楽優弥は、荒廃した家庭環境で生きながらも、かろうじて読書を支えにし、書店員である夏樹(佐藤江梨子)とかけがえのない関係を築いていく男子高校生・大高光治(おおたかこうじ)を演じています。映画の撮影は4月いっぱいで無事に終了し、現在は編集作業中です。公開は2010年新春頃を予定しています。


●コメント
柳楽優弥(大高光治役):
久しぶりの映画撮影で初日は確かに緊張したけれど、僕は現場にいること自体が大好きなのでそれだけで十分楽しめています。今回は一見普通のようで個性的な役なので、通り一遍の役作りはいらないと思い、特にはしていません。
佐藤江梨子(千野夏樹役):
私自身、本の評を書かせて頂いたり、本も出させて頂いているし、読書も大好きなので今回の書店員という役柄はとても取り組みやすかったです。柳楽くんは普段は大人っぽいんですけど、今回はうんと純真な高校生役を演じていて、こういう若い役をきちんとできる柳楽さんに感動というか、素敵だなと思いました。
山田あかね監督・原作者:
柳楽くんに関しては、『誰も知らない』を観て知っていました。堤監督の『包帯クラブ』を観て、はじけた演技というか、普通にかっこいいだけの10代じゃなくてすごく特殊な人、変わった人間を演じるのが上手だなと思っていました。そういうところが、いまどきの子と少しずれている光治役にぴったりだなと思い、今回起用させて頂き、とても満足しています。撮影を進めるにつれてどんどん役者の顔に変わっていって、すごい速さで進化していく様子に驚きました。
遠田プロデューサー:
生きることに不器用な高校生、光治。そんな大人になる直前の少年最後の瞬間を託せるのは、柳楽君しかいないと御本人と会って確信しました。また、柳楽君もこの役にとても共感して、絶対演じたい、そしてそれは今しかない、と思ってくれたからです。まさに二度とない、柳楽優弥10代のラストページを飾れるのは制作者としては最高に光栄なことです。
●ストーリー
夏樹(佐藤江梨子)は大型書店に勤める書店員。10代の頃、愛というものを理解できず、生きづらさを感じていたが、本によって救われた経験があり、そのこともあって今彼女は独自の本棚を作り、自分のコーナーとしている。夏樹の作る本棚に魅せられた客がその書店には集まってくる。そのなかのひとり、中年の女性が事件を起こす。それがきっかけで夏樹は、彼女の息子、光治(柳楽優弥)と出会う。光治の家庭は荒廃しており、光治もまた本を支えに生きていることを知り、二人はかけがえのない関係を築いていく。本を通してつながる書店員と少年との物語。
出演:佐藤江梨子/柳楽優弥/要潤/松重豊/安藤サクラ/吉高由里子/村上淳
制作:メディアミックス・ジャパン
配給:東京テアトル
原作:「すべては海になる」山田あかね著(小学館)
協賛:オンラインパートナー マイクロソフト株式会社
協力:株式会社有隣堂
監督・脚本:山田あかね
©「すべては海になる」パートナーズ
『すべては海になる』
2010年新春 新宿バルト9、梅田ブルク7ほか 全国ロードショー予定
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